PLUTOからの便り

PLUTOからの便り

2017/07/16
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テーマ: 創作童話(818)
カテゴリ: カテゴリ未分類


それにこのむせかえる匂いは、なんなのだ。頭がクラクラする」ギンコが

モグンバの肩を軽く叩きます。「少しだけ休むかニャー、まだ地上に体が

慣れていないから疲れるだろう」歩くスピードをゆるめずにモグンバが応え

ました。「いや、地下では体験したことのない複雑な匂いで、決して嫌な

匂いではないのだ。それに風が運ぶ色々な音、地下とは違って・・音と匂いは、

いつまで経っても、飽きがこないな、このまま寝そべって空を見ていたい」

「もうすぐだニャー、ほら、あそこに大きくて濁った池があるだろう、ガマの

ビッグがいるところだ。あの池は雨水を溜めたままにして、二本足は水道水

を注入しないで、わざときれいにしない池なのさ、自然な池が売りだけど、

季節によってはモの繁殖やプランクトンが大量発生してアタイたちにはとんだ

迷惑なのニャン、臭いもひどいからね」「あんたたちが、よくいう二本足って

人間だろう。なぜそんな言い方をするのだ」「人間って動物は、アタイたちを

下に見ているからね、だから、あんたたちもたかだか二本足だろうって、いうの

だニャン、同じ動物だから対等って意味もあるよ」そこへオナガのビヨンヌが

高い木の上から舞い下りてきます。「ヨシコとギンコ、ビッグは池の真後ろの

雑木林の中にいるピー、わたしビヨンヌが要領よくかいつまんで地下での大冒険

を話したから、あんたたちは報告が楽だろうさピーピー」

 池のほとりに着いた一行は、草むらの中を右側に旋回して裏側にある林に

入って行きます。真ん中あたりに大きな石があって、上部は平らでその上に

ガマのビッグが鎮座して一行を迎えました。ビッグの左右には9㎝程度の青ガエル

が二匹いてにこやかに見降ろしています。「ヨシコにギンコお帰り、長い時間、

戻らなかったから心配していたよゲロゲロゲーロ、緑地では考えられない冒険話

はビヨンヌからあらかた聞いた。いずれもビヨンヌの活躍で解決したのもな」

       つづく





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最終更新日  2017/07/16 02:13:15 PM
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