PLUTOからの便り

PLUTOからの便り

2017/12/20
XML
テーマ: 創作童話(818)
カテゴリ: カテゴリ未分類


「ここではマントル熱を利用して電気を作るのが主流だが、地上と同じで

電気を貯蔵する技術は完成されていません。常に充電しないと光線銃の

ように使えなくなります。私たちが考えたのはマントルに似せた物質を

生産し高熱を保ち、小さなカプセルの中で核融合と同じ理屈で発電させる

<自己発電推進装置>を開発することでした。これがあればどこにいても

エネルギーを作り出せます」

「地上にいる人間たちが大掛かりな施設と装置で核融合を行っているのを

あなたは手の平サイズ、小型化に成功したわけですね」

「私一人ではありません。死んだ仲間の力があったこそです。ついでに

いうと人類が電気を作る方法を知っていますか」

「原子力の他に火力、水力、地熱、風力です」

「そのエネルギーはなにをするために使われるのかわかりますか」

「大部分は、タービンを回し発電装置を動かして電気を作ると、理解して

いますが」

「そのとおりです。一部を除き歯車、すなわちタービンを回すための

エネルギーです。水を沸騰させその蒸気でタービンを回し水力や風力も

同じで原理は変わりません。人類は200万年前から進化を繰り返しています。

そして動力のもとを電気に頼り、現代の文明を維持する方法に唯一のエネルギー

として作りだしたのです。人間の愚かさは電気以外のものに目を向けなかった

ことです。私たちは電気の持つ力よりも、もっと効率性が高く手軽な量子電気を

作りました」

 デルフミュームの講義が続きそうなので、ザビエスはやんわりと声を

かけます。

「デルフミュームさま、その続きはブッチャーとの闘いが終わったら

聞かせてください。そろそろヒスイ宮殿に向かいませんか」

「・・申し訳ない。最近、話し相手がいないので、ついウンチクを傾けて

しまった。この波動砲は私が肩にかつぎます」

「いや、私が持ちましょう」

「見かけよりも軽量なので、大丈夫です」

 巨人二人はヒスイ宮殿に向かって疾風迅雷のごとく走り去りました。

         つづく





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017/12/20 11:44:01 AM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

pluto2103

pluto2103

お気に入りブログ

9月3日 あの種の… 知春♪さん

自宅教室スタートし… yumemi227さん

二十歳 じんこωさん

アイム♥ビヨンヌ ビヨンヌさん
超短編小説・ひ蜂his… ひ蜂さん
ようこそ 小雪牡丹… 小雪牡丹さん
小説 こにゃん日記 しましまこにゃんさん
波と戯れるように … 黄色春色さん
緑と清流 神秘家の庵さん
ひっこりんの冒険 ひっこりんさん

コメント新着

pluto2103 @ Re[1]:「カメぱっぱ」スタンプ・デビュー(10/23) ビヨンヌさんへ こんにちは  優秀な方…
pluto2103 @ Re[1]:「カメぱっぱ」スタンプ・デビュー(10/23) せいやんせいやんさんへ こんにちは  …
ビヨンヌ @ Re:「カメぱっぱ」スタンプ・デビュー(10/23) こんばんは。 カメぱっぱのLINEスタンプで…
せいやんせいやん @ Re:「カメぱっぱ」スタンプ・デビュー(10/23) こんにちは。 ラインスタンプ、みました。…
pluto2103 @ Re[1]:「カメぱっぱ」海底人との闘い(589)(08/19) せいやんせいやんさんへ アルタレス星へ…
pluto2103 @ Re[1]:「カメぱっぱ」海底人との闘い(589)(08/19) ビヨンヌさんへ  以前、地底王国でブッ…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: