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人生朝露
なぜ、日本人は進化論を信じられるのか?
昭和初期に牧逸馬という人が書いた「白日の幽霊」という話があります。講談社の文庫コレクション 大衆文学館「世界怪奇実話」に収録されています。昭和6(1931)年の中央公論で連載されたものなので、ちょうど、満州事変の年ですな。
題材は、進化論裁判、いわゆるモンキートライアルとして知られる1925年の「スコープス裁判」についてであります。「進化論は聖書の記述に反するウソだ」ということが争われるアメリカの実情について、牧逸馬はこう述べています。
(反進化論法について)
>何のことだか、常識のある人間にはちょっと判るまい。しかし、二、三度読み返してみるがいい。つまりこういうのだ。
>「テネシイ州では、大学をはじめ各学校で、進化論を教えてはいけないぞ。聖書の創世記に書いてあることと違うからだ。教壇で、進化論などということを口にしようもんなら、承知しないからそう思え!」
>繰り返して言うが、これは、一七二五年や一八二五年の話ではない。立派に一九二五年のアメリカ合衆国のテネシイ州の法律なのだ。
(中略)
>矢鱈卑俗な法律を濫造することの好きな、単純なアメリカ人の心理を告白していて、甚だ面白い。こういうあたまが寄り集まって、あの中央憲法に第十八条の修正として全国禁酒の一項を齎したのだろう。一体、アメリカの禁酒なるものに関する怪奇な実話は山ほどあるが、ここでは、テネシイ州の「禁進化論」を奇怪実話の一つとして扱ってみようと思う。そして、それだけの怪奇価値は十分にあると信ずる。すくなくとも、奇怪千万である。正に、近代に於けるナンセンスの最大傑作だろう。(以上、上記「白日の幽霊」より抜粋)
太平洋戦争が始まる10年前、昭和6年の段階で日本人がアメリカの「進化論否定」を笑うという面白い内容であります。もともと、アメリカ人に教わったはずの進化論を、日本人は受け入れて、アメリカ人の大半は受け入れられなかったんですな。そして、21世紀になっても4割程度しかアメリカ人は進化論を信じないという状態は変わらないのです。はい。
「白日の幽霊」は、
昔、偶然入手したイザヤ・ベンダ・・・じゃなかった山本七平さんと小室直樹さんの対談「日本教の社会学」に紹介されてます。「空気」が支配する日本においてはファンダメンタリズム(キリスト教根本主義)のような思想は芽生えなかったというような話でして、他にもこういうやりとりがあります。
>小室 (略)そこで本題に入りまして、日本教にとって、この一見無関係に思われるファンダメンタリズムが、どう関係してくるか、という問題になってくるわけですね。
>山本 その例として、こんなおもしろい話があるんです。つまり天皇的ファンダメンタリストがあれば、進化論を否定しなくちゃおかしいですよね。天皇がサルの子孫であるというのは容認できないでしょう。あれは神の子孫のはずでしょう。
>小室 ところが誰も問題にしない。
>山本 そればかりか不思議なことに、戦時中、平気で進化論を教えているわけですよ。だから私、フィリピンの収容所でアメリカ兵に進化論の説明をされて、こっちははなはだしゃくにさわるわけなんです。このアホ。何を言っているんだと。中学校程度の知識をもって、俺に進化論を説明するとはなにごとだと。だから逆にそのときビーグル号か何かの話をしてやったんです。そうすると相手は驚いちゃうわけです。ところが先方は「それじゃ、おまえたちは現人神がサルの子孫だと思っていたのか」と。
クソったれジャップは、現人神であるところの天皇陛下を完全に崇拝している「遅れた」連中だろうというと思っていたアメリカ人と、実はアメリカ人よりも簡単に進化論を受け入れていて、何を当たり前のことを!と怒る日本人。面白い構図です。同時に、日本人が天皇制と進化論を両立させても、何の疑問も生じないという不思議さも感じますな。
あと、この本には太平洋戦争が開戦したときに日本にいたアメリカの宣教師が収容されていて、真珠湾攻撃についての宣教師の面白い感想も載っています。
>「私はかつて真珠湾に行った。あれは水兵がいっぱいいて風紀が非常に乱れている町であった。こういうようなことをしていたら、必ず神が何かを起こして、いわゆるヤハウエの鞭をくだされる。だから、今に真珠湾は必ず何者かによって徹底的に叩かれるであろう、と、私はそこで説教してきたんだ。神はまだアメリカを見捨ててはいない。神は日本を起こして真珠湾を打ち給うた。だからわれわれは神に感謝しているのだ」
などとおっしゃったそうです。まるで
「9・11同時多発テロは、中絶やゲイやそれを保護する人権派を容認するアメリカへの天罰だ!!」
などという、キリスト教右派の親玉ジェリー・ファルウェルの暴言のようですな・・ってことはこの論法でいうと当時の日本軍は神の使い?アルカイダも神の使い?
・・・何の本だったか忘れたけど、戦時中に戦闘機乗りだった方が、
「いつの段階で負けることを意識しましたか?」と訊かれたときに、
「基地に帰ってきたら『南無八幡大菩薩』の大幟が掲げてあって、神仏に頼るようになったら、こりゃ危ういな、と思った。」
と答えていたのを記憶しております。義務教育レベルでは、やっぱり軍国教育の一環として天皇の神格化が強かった印象があるけど、高等教育の段階ではそればっかりとはいかんわけでね。戦前戦中の教育でも、特に理系はちゃんと教えていて、しかも、全員が全員天皇陛下を絶対崇拝している宗教国家ではなかったわけで。
「きけ わだつみのこえ」にあるみたいに、
>私は明確に言えば自由主義にあこがれていました。日本が真に永久に続くためには自由主義が必要であると思ったからです。これは馬鹿な事に見えるかも知れません。それは現在日本が全体主義的な気分に包まれているからです。
>しかし、真に大きな眼を開き、人間の本性を考えた時、自由主義こそ合理的になる主義だと思います。 戦争において勝敗をえんとすればその国の主義をみれば事前において判明すると思います。
>人間の本性に合った自然な主義をもった国の勝ち戦は火を見るより明らかであると思います。
という遺書に見えるように、学問を積んだ上で完全に覚醒して自己矛盾を抱えながら特攻をした22才の青年のような人たちも数多くいたわけで。
逆に右翼本読んだくらいで「コミンテルンの陰謀」だの「村山談話では戦えない」だの平気で口走る理性の欠片も見受けられない現代のオモシロさんに「近代戦をなめてんのか、このおっさんは。」という思いを強くするわけです。はい。
参照:
楽天ブックス 世界怪奇実話 牧逸馬著 講談社
楽天ブックス 日本教の社会学 山本七平・小室直樹 講談社
楽天ブックス きけ わだつみのこえ 日本戦没学生記念会 岩波文庫
話が逸れたけども、なおも進化論話を続ける予定。
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