ビートルズの“Let it be"というのが、東洋思想である、というのは日本人にはすぐにわかると思うんです。彼らが東洋思想に興味を持っていたのを知っている人は多いんですが、ほとんどのビートルズ本で紹介されているのは、インドどまりなんですよ。しかし、特にジョン・レノンの場合には、日本人になじみの深い、荘子と禅からの引用が非常に多いんです。それは、ユングであったり、鈴木大拙さんであったり、もちろん、オノ・ヨーコの影響でもあるのでしょうが、ジョンの詩は荘子を読むとはっきりと分かるんです。
The walrus {69} envies the centipede; the centipede envies the snake; the snake envies the wind; the wind envies the eye; and the eye envies the mind. The walrus said to the centipede, "I hop about on one leg but not very successfully. How do you manage all those legs you have?"