ヨカッタ探し

ヨカッタ探し

September 30, 2006
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カテゴリ: 読書ろぐ(mystery)
今日は、夏休み中にしていたボランティアの反省会へ。
少し時間より早めに目的地へ着いたので、最寄のブックオフを散策しました。
普段行かないお店には、掘り出し物があるかも

このブックオフ、駅近くにあって、品数が豊富。
割りと新しい本がすぐに並ぶので、なかなかお気に入りのお店です。
倉知さんの猫丸先輩シリーズはないかなぁ~と作家名「く」の棚を
見ていると、なぜか群ようこさんの作品がずらーり。
一瞬、マナーの悪い客が適当に押し込んだかな、と思ったんですが、
その割には綺麗に、かなりの冊数が並んでいる。

びっくり

「群(むれ)ようこ」じゃなくて「群(ぐん)ようこ」だと思ってるとか?
誰にでも読み間違いってあるけれど。
そんでもって、いったん、間違った読みで覚えちゃうと、
なかなかリセットできないものだけれど。
ここ数年で出てきた人ってわけでもないのになぁ…。

まぁ、気を取り直して。
倉知さんのは見つからなくて、でも、本多孝好さんの『FINE DAYS』があった♪
しつこく105円コーナーも見てたら、近藤史恵さんの歌舞伎ミステリ
があったので、そちらも購入しました。

で、早速、近藤さんの『散りしかたみに』から読みました。

近藤史恵『散りしかたみに』


わたしが、以前からよく人から薦められていて、機会があれば

それが、『七度狐』などの大倉崇裕さんの落語ミステリと、
この近藤さんの梨園を舞台にしたミステリ、なのです。
まぁ、なんで出会えなかったかというと、ブックオフとかね、
探す場所が古本屋限定だったから、なんだと思いますけれども
それにしても、近藤さんの作品は以前からよく読んでいるんですが、

105円だし嬉しくなって買っちゃったんですが、シリーズ1作目は
これではなくて『ねむりねずみ』だったんですね。残念。
まぁ、設定は引き続いてますが、謎は独立しているので、
これはこれでちゃんと楽しめます。

そう、これは叙述ミステリなのかなー。実は。
近藤作品に共通するんだけれども、本格ミステリには珍しい(笑)、
男と女の生々しい愛憎にくらくらし、さらには、
普段は縁遠い歌舞伎の世界のアレコレに目を奪われていたので、
全然ちっとも気が付きませんでしたが。
ついでにいうと、事件を依頼して早々に逃げ腰になった探偵・今泉。
思わせぶりな態度の割りに、謎解きでも「なぜ気づいたか?」
の部分がイマイチ論理的ではなかった気がします。
なのであんまりすっきりしない…。
やっぱり円紫師匠のように、ヒントはきちんと与えてくれるんだけど、
ちゃんと答え合わせまでやってくれるような探偵さんがいいなぁ。
あとは、随所に散りばめられた歌舞伎のネタ…。
歌舞伎知識が皆無に等しいわたしには、ちょっとくど過ぎました。
落語も知識ないんですけど、円紫さんシリーズは全然ちっとも
苦にならないんですけどね。
語り手が梨園の内部の人、っていうのもあるのかも。

うーん、期待して読んじゃったせいもあるんですが、
ドロドロしている、結末が暗い…など、わたしが苦手とする
近藤作品だったかなぁ、と思います。





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最終更新日  October 2, 2006 12:53:23 AM
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