ヨカッタ探し

ヨカッタ探し

February 11, 2007
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カテゴリ: 読書ろぐ(comic)
思い出し漫画日記(穴埋め)です

週末、相方の家で過ごしていたら、懐かしい漫画を見つけました。
これこれ”なんジャパ”です。


山内直美  『なんて素敵にジャパネスク人妻編(1)』 (花とゆめcomics、2005)

高校生くらいのとき、姉が氷室冴子さんの原作ともども大好きで、
これも持っていたので、よく見せてもらってました。
破天荒な瑠璃姫に振り回される高彬が哀れでねぇ…。

なつかすぃと思って、手に取ったら、違和感。
・・・「人妻編」とあるではないかっ!
なんと、現在、続編にあたる結婚後の物語が連載中なんですね。
納得して読もうと思ったら、そういえばそもそもの話は、
どんなところで終わってたんだっけ?と記憶があやふやだったので、
しばし相方の本棚を捜索。
無事に、これまでの物語を文庫版で見つけました。全6巻。
最後の6巻は番外編なんかも収録されてます。

『なんて素敵にジャパネスク』(第1巻) (第6巻)

というわけで、まずはそちらから読み直し。
すっかり思い出しました☆

瑠璃姫の破天荒さや鈍さが気になったり、
なしくずし的に高彬の求婚を受け入れながらも、
帝にフラッとしたり、吉野の君を思っていたりするところが、
なんとなーくダメだった、かつてのわたし。
特に高彬派というわけでもなかったんだけど


そういうもろもろをひっくるめても尚、瑠璃姫は魅力的で、
今だったら、わたしも瑠璃姫の揺れる気持ちを素直に共感できました。
特に、約束の地で吉野の君を待つ瑠璃姫が切ないし、
自分の好きな女性が他の誰かを想って泣く、というのは、
とても切ないシチュエーションだと思うのだけど、
ちゃーんとそういう瑠璃姫を包み込んでいる高彬の優しさがよかった。
というわけで、文庫6巻、一気読み
堪能しました。

で、ようやく読んだ「人妻編」。
相方の家には4巻まであったので、そこまで読んだんだけど…。
結婚しても瑠璃姫のキャラにはかわりなく、鷹男の帝なんかも
好き勝手やってる感じでした。
ただ、高彬のキャラがなんか変わってるような…。し、嫉妬深い。
今のところ、大きな事件に発展してはいないのだけど、
宮廷内の地位をめぐるドロドロが、複雑に絡み合っていて、
なんか瑠璃姫も窮屈そうだなぁ~と思ってしまいました。
結婚の仕組みとか、今とはずいぶん違っているけれど。
公的な関係を結んだ以上は、しがらみが増えてしまうという部分は、
平安の世も、平成も、変わらないのかもしれない。
原作を読んでいないので、この後どうなるかわからないのだけど、
今のところ、前シリーズの方が面白かったなぁ。

…もうしばらく、なつかしの漫画の感想が続きます





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最終更新日  February 21, 2007 01:51:25 AM
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