東方見雲録

東方見雲録

2024.11.24
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カテゴリ: 政経
エネルギー資源に乏しい日本のエネルギー政策を考えるうえでは、「S+3E」が重要といわれています。

 S:安全性(Safety)
 E:エネルギーの安定供給(Energy Security)
   経済効率性の向上(Economic Efficiency)
   環境への適合(Environment)
・・・・
第7次計画を策定するうえでも大前提となる「S+3E」について、ここであらためて現況とともに見てみましょう。

安全性(Safety)
安全性は、日本のエネルギー政策を考える時の大前提とされているものです。


安定供給(Energy Security)
現在、ロシアによるウクライナ侵略により、あらためてエネルギー資源の輸入にともなうリスクが注目されています。輸入リスクにそなえるためには、一部の国や地域からの輸入に頼るのではなく、さまざまな国から輸入することが望まれます。
また、自給率の向上や、自然災害に強いエネルギーシステムの構築も必要です。

経済効率性の向上(Economic Efficiency)
新型コロナウイルス感染症の流行からの経済回復によるエネルギー需要の急拡大、世界情勢の影響による燃料需給のひっ迫などを背景にガソリン代や電気料金が上がっています。エネルギー価格は、すべての国民の生活や仕事に広く影響を及ぼす事案のため、エネルギー政策を考えるうえでは、経済効率性を考えることが大切です。

環境への適合(Environment)
「カーボンニュートラル」「脱炭素」といった気候変動対策としてのCO2削減が注目され、エネルギー分野においても再エネをはじめとするCO2を排出しないクリーンエネルギーの拡大が求められています。

関連サイト:第7次エネルギー基本計画、年内に骨子案を固める   こちら

第7次エネルギー基本計画では、「50年カーボンニュートラル」への中間目標として、40年度の削減目標と脱炭素電源の構成比率について議論が進められている。

40年度の電源構成の目標を決めるにあたっては、AI(人工知能)の普及やデータセンターの市場規模拡大による電力需要の増加が見込まれるなか、温室効果ガス削減目標と電力の安定供給をどのように両立するのかが大きな課題となっている。









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Last updated  2024.11.24 09:00:12
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