東方見雲録

東方見雲録

2026.08.26
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カテゴリ: 宙(そら)学入門


© sorae


ノーザン・アークとジャイアント・アークのカーブを延長してみると、ちょうど環のような構造になります。まるでビッグリングを取り囲むように、しかしさらに巨大な構造であることから、Lopez氏らはこれを「ジャイアント・リング」と名付けました。

ジャイアント・リングは、その名の通りの巨大さがあります。推定される直径は、最大で約32億光年(直径約1Gpc以下)にも達します。内側に収まるビッグ・リングが直径約13億光年であることと比べれば、ジャイアント・リングがいかに巨大かが分かるでしょう。しかもジャイアント・リングとビッグ・リングは、単に夜空での見た目の位置だけでなく、地球からの距離も約92億光年(共動距離)と一致しています。このため、宇宙空間の同じような場所に、環状の超巨大構造物が存在することになります。

ただし厳密に言うと、ジャイアント・アークとノーザン・アークが繋がって、ジャイアント・リングという “リング(環)” を作っているかについては、現時点では未確定です。なぜなら、あまりにも巨大すぎて、分析対象となる夜空から一部がはみ出しているからです。
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。Lopez氏は、このジャイアント・リングが存在することを、ロジャー・ペンローズ氏が2020年に提唱した「共形サイクリック宇宙論(CCC; Conformal Cyclic Cosmology)」によって説明できると考えています。

共形サイクリック宇宙論とは、簡単に言えば、「今いる私たちの宇宙は、前の宇宙が潰れた後に反発し、膨張して生まれたもの」という考え方です。現在の宇宙に存在する、説明のつかない巨大構造は、前の宇宙で巨大なブラックホール同士が衝突し、その痕跡が私たちの宇宙で超大規模構造を作る源になっている、という考え方です。今のところ、共形サイクリック宇宙論が正しいかどうかは分かっていません。
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引用サイト: こちら





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Last updated  2026.08.26 07:00:05
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