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今日から何回にわたってカートリッジについてお話します。

レコードの溝を針で引っ掻くことにより、音が鳴るということはお分かりのことと思います。

しかし針だけではターンテーブルから音を出力することができません。そのためにカートリッジ、ヘッドシェルが必要となります。


針、カートリッジ、ヘッドシェルはこのような関係です。

ヘッドシェル、カートリッジ、針

カートリッジは針から伝わった振動を電気信号に変えます
ヘッドシェルはカートリッジとターンテーブルのトーンアームを取り付けるためにアダプターのような役目です。


カートリッジとヘッドシェルの間にはリード線でつながれており、これによってカートリッジで作られた音の信号をトーンアームを通して
ターンテーブルの出力端子へ送られます。

リード線


針は消耗品のため、いずれ必ず折れます。スクラッチをするならなおさらです。もし 針が折れてしまった場合はカートリッジを買いなおさなくても、交換針だけ購入すれば大丈夫です

※こちらはSHURE M447の交換針N447
N447

カートリッジと針の関係はシャープペンシルと同じように考えるとよいでしょう。

シャープペンシルを買う場合、交換用の芯を一緒に買わなくても、はじめから必ず1本は芯がシャープペンシルの中に入っていますよね。
シャープペンシルがカートリッジだとしたら、交換針はシャープペンシルの芯ということになります。


ヘッドシェルはターンテーブルを購入すると必ず付属品として付いてきますが、 カートリッジはほとんどのターンテーブルでは付属しません

カートリッジはメーカー問わず使用できますので、自分にあったカートリッジを購入する必要があります。
(※ジャンル別おすすめカートリッジについては次回のコラムで予定しています。)

ただし、交換針に関してはカートリッジに対して専用の交換針を使用する必要があります。

例えば
SHURE M447の専用交換針は SHURE N447




さて、カートリッジではどのようにして電気信号が作られるのでしょうか?

皆さんが中学校の理科の授業で勉強した電磁誘導という仕組みを使っています。

さらっとお話しますと、

コイルに磁石を近づけると、磁石をコイルに入れさせないような向きに磁力が発生します。
するとコイルに電流が流れます。

電磁誘導1



そうすると、今度はコイルにさっきとは逆向きに電流が流れます。

電磁誘導2


音声は振動ですので、レコードの溝を針がひっかいたときに、針が振動します。

カートリッジは音の振動を上のような原理によって電気信号に変えるわけなんですね。

これはカートリッジに限らず、マイクもそうですね。またヘッドホンやスピーカーも、この原理の逆を利用しています。



実際、カートリッジを分解してしました。

SC35C分解1

ご覧のとおり、すごく細い銅線がコイル状に巻きつけてあるのがわかります。

磁石はどこにあるでしょうか、それは交換針側にあります。

SC35C分解2

ボールペンの金属部分を近づけるとくっつきます。

ボールぺンを近づけてみました。



結局何が言いたいかといいますと、カートリッジというのは針で受けた振動をどのように忠実に電気信号に変えるかということが重要であり、コイルの質に大きく依存するということなんです。

そのために、いろんな種類のカートリッジがあり、それぞれ音質も異なるのですね。

つづく!





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最終更新日  2006年01月16日 19時23分59秒
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