プレリュード

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2007年01月13日
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カテゴリ: クラシック音楽
今日のクラシック音楽 』  トスカニーニの最後の演奏会

今日から昨年の10月から購入しました45組のCD・DVD、それに8月に紹介しました11組のディスクについて書いて行こうと思っています。 従来書いていましたその日に因む曲(初演など)や作曲家・演奏家の誕生や死亡日にちなむ記事は当分の間は休みます。

その第1弾として「トスカニーニ・ファイナルコンサート」を採り上げました。

アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)は、私がクラシック音楽を聴き始めた頃には他界していましたが、フルトヴェングラー、ブルーノ・ワルターなどと共に絶大な人気のある指揮者でした。

彼の演奏はドイツの比較的ゆったりとした、少しテンポの遅い重厚な伝統表現と異なっており、フルトヴェングラーに代表されるロマン的な表現を特徴とする演奏とは対極にあるスタイルでした。

楽譜に忠実で、感情をあまり移し込まずに透明な響きで音楽を表現するタイプの指揮者でした。あるいは作品全体のバランスを重視した客観的な演奏が特徴でした。 その顕著な例がベートーベンやブラームスの全ての交響曲演奏、娘婿のホロヴィッツと共演したチャイコフスキーのピアノ協奏曲に刻印されており、まるでスコアが透けて見えるほどの透明な響きで表現されています。

有名なエピソードがあります。 トスカニーニがアメリカでカリスマ的な存在で君臨していた頃に、50年の永きにわたってアムステルダム・コンセルトへボーの常任指揮者であったウイエルヘルム・メンゲルベルグがいました。 メンゲルベルグは実にロマン的表現の最たる指揮者で、バッハの「マタイ受難曲」などは「メンゲルベルグのマタイ」と言いたくなるほどの超個性的なロマンにあふれた演奏が残されている指揮者です。

そのメンゲルベルグがベートーベンの直弟子から聞いた話として、ベートーベンの交響曲演奏の方法を滔々と語ったところ、トスカニーニはたった一言でこの話を締めくくりました。 「そんなことはスコアに書いてありますよ」と。



しかもそこにトスカニーニの激しい情熱が吹き込まれています。 それはもう火を噴くかのような激しさで、リズムは深く突き刺すかのような表現なので、人間の持つ弱みなどを感じさせない強さがあります。 彼のベートーベン演奏に魅かれるのはその「火を噴く」かのような激しい熱さなんです。 それがトスカニーニの芸術を更に高めている理由だと思います。

こうしたトスカニーニの特徴・美点が顕著に表われているのがオペラ演奏です。 特にヴェルディの「オテロ」「アイーダ」「椿姫」「仮面舞踏会」「ファルスッタフ」などに如実に表われています。 これらオペラについては後日改めて書くことにします。

1954年4月4日にニューヨークのカーネギー・ホールでNBC交響楽団の定期演奏会が行われています。 これが彼の最後の演奏会となりました。 トスカニーニ87歳でした。

この演奏会の模様がステレオ録音として遺されています。 プログラムは全てワーグナーのオペラ作品からでした。
1)「ローエングリン」第1幕への前奏曲
2)「ジーグフリード」森の囁き
3)「神々のたそがれ」夜明けとジーグフリードのラインへの旅
4)「タンホイザー」序曲とバッカナールの音楽
5)「ニュールンベルグの名歌手」第1幕への前奏曲

当然ステレオ録音黎明期の頃の音質ですから、貧弱ではありますが従来のモノラル録音で遺されているトスカニーニの音質とは違って、音場は広く、弦等も深い音として刻み込まれています。

演奏は上に書いたトスカニーニの表現の特徴がすべて描き出された、87歳とは思えない激しく・熱い情熱に満ちたトスカニーニ芸術を味わえる最良のディスクだと推奨できます。



CD-3008 1954年4月4日ライブ録音 1/13
(Music & Artsレーベル CD-3008 1954年ライブ録音 USA輸入盤)

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1864年 没 スティーヴン・フォスター(作曲家)



ともの『 今日の一花 』        胡蝶蘭



1/13



1/13撮影地 大阪市立長居植物園 2007年01月10日





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最終更新日  2007年01月13日 16時00分39秒
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Re:トスカニーニのステレオ録音/胡蝶蘭(01/13)  
 胡蝶蘭、大好きです。

 一度だけ、翌年も花を、咲かせたことが、あります。 (2007年01月13日 22時56分38秒)

知りませんでした  
桧山 良秀  さん
僕も結構長いこといろんなレコードを見聞きしてきましたが、トスカニーニにステレオ録音が残っていることを知りませんでした。NBCスタジオ8Hのデッドなモノラル録音のイメージが強くて、残念に思っていたので、ぜひ聴いてみたいものです。 (2007年01月14日 11時51分24秒)

和歌山へそまがりさん、ありがおうございます  
とも4768  さん
和歌山へそまがりさん
> 胡蝶蘭、大好きです。

> 一度だけ、翌年も花を、咲かせたことが、あります。
-----

私の従兄が蘭栽培を生業としていますが、胡蝶蘭のを再度咲かせるのは素人には難しいと言ってます。

翌年も割かせたとは偉業ですね。


(2007年01月14日 13時34分48秒)

桧山 良秀さん、ありがとうございます  
とも4768  さん
桧山 良秀さん
>知りませんでした。僕も結構長いこといろんなレコードを見聞きしてきましたが、トスカニーニにステレオ録音が残っていることを知りませんでした。NBCスタジオ8Hのデッドなモノラル録音のイメージが強くて、残念に思っていたので、ぜひ聴いてみたいものです。
-----

このCDはHMVのHPで見つけたのですが、何と発売は相当以前だったそうで、この商品番号ではすでに94年にリリースされていたそうです。 デッドな響きはやはりどうしても払拭できないので、音質面ではあまり期待しないで下さい。 しかし、51年の「第9」と較べるとはるかに聴き易い音質に改善されています。


(2007年01月14日 13時39分35秒)

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