肩書なしの自分が本当の私だ
Himself without a title is real me.
■本当の自分は「社長キーオ」ではなく、単に「キーオ」だ
キーオは、古代ローマ皇帝マルクス・アウレリウス〔訳注…紀元121~180.ストア哲学に傾倒し<哲人皇帝>と称された皇帝〕の『自省録』中の言葉を信じている。
私達が1・人間としてどうあるかというそのことが、2・従事している分野での成功の確率を決めるわけである。したがって、1・の面で自分を磨けば、2・の面で成功をもたらすことは間違いない。それはあなたにとっても、あなたの部下にとっても言えることなのだ。
IGA社の社長トム・ヘイガは、キーオが以前、ヘイガに次のように語ったと書いている。
「私は名刺を持っている。それには『コカ・コーラ社社長ドナルド・キーオ』と印刷してあるが、本当に自分のものであると言えるのは、『ドナルド・キーオ』という私自身だけなのだ。私はつかの間の社長であるに過ぎないし、意匠を凝らしたこのオフィスでもつかの間の住人であるに過ぎない。だから本当は、この名刺を破り捨てて、できることなら『ドナルド・R・キーオ』とだけ印刷した名刺を持っていたほうがいいのだろう。実際、それが私のすべてなのだから。このことを私は、長い間、考え続けている」
ナポレオン・ヒル博士は、かつてこう述べたことがある。
「自分の良心に忠実で、与えられた命に素直に従って生きている人は、いつでも慎ましやかである。たとえその人が巨大な富を蓄えていようとも、個人的な業績がいかに傑出していようともである。
もうおわかりだろう。教訓として言えることは、どんなに華麗な肩書を持っていようが、またどんなに高い地位についていようが、決してそれが永遠の成功を示しているものではない、ということなのである。
そんなものは、たちどころに消え失せてしまうかも知れないものなのだ。
人を人たらしめるものは、その人が人間としてどうであるか、ということなのである。
ドナルド・キーオはナポレオン・ヒル・プログラムの各ノウハウを実践して成功した実業家として、1985年、ナポレオン・ヒル・ゴールドメダル賞を授与されている

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