ギャンブルで大破滅

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2005/09/25

それこそ・・・

これが見納めかもしれないからだ。

この馬券の結果がでた。

Ｉ氏の４８０万円の馬券は・・・

僅か２分にしてただの紙屑と化した。

正直、この馬券が買われた瞬間から・・・

私にはこうなるとしか思えなかった。

何故、これほど無謀な馬券を買う気になったのであろうか？

しかし・・・

少しだけ分ることがある。

それは・・・

薄い確率、薄い確率にすべてを賭けて・・・

それでいて救われる人間であることの証明。

それを欲する気持ちだ。

我々は自分を特別な人間でありたいと願う。

そして・・・

その特別である感情を満たすため・・・

無謀な勝負、無謀な勝負へと走る。

そして、救われるたびに・・・

来るべき・・・・
命の危機が到来する日に備えるために・・・

それこそ、核戦争であったり、大震災であったり、その他の洪水や大雨といった、いつくるかも分らない自分の命の本当の危機に備えて・・・

擬似的な命とも言える金を張る。

この薄い確率を超えられる自分ならば・・・

無謀な勝負にすべてを賭すのだ。

それで、奇跡は３度起きた。

幸運の女神はＩ氏を三度祝福した・・・

しかし、４度目にして・・・

そっぽを向いた。

奇跡は３度まで・・・

その教訓となりそうだが・・・

私は違うと思う。

失礼な言い方になってしまうが・・・

私は奇跡は可能性を最期まで追いかけて、最善を尽くす者に起きると思っている。

しかし・・・

今回のＩ氏の馬券はどうであろうか？

いくらなんでも・・・

あまりに酷くないか？

競馬の神様に挑戦状をたたきつけるような馬券だ。

私は流石に、この買い方をしては競馬の神様や幸運の女神様にそっぽを向かれると思った。

博打は・・・・

確率を追い、効率を追わなければ駄目だ。

麻雀でも流れを失う失打というものが存在する。

なんだか、今回の馬券はその失打に当るような気がして仕方が無い。

折角、微笑んでいた幸運の女神が・・・

二度とＩ氏に微笑まなくなるような予感がして・・・・

私は心が痛い。

失ったのは４８０万円だけだろうか？

幸運の女神に見放されたら・・・

何をどうしようとどうにもならない。

配当の支払はその方式の馬券の中からのみ支払われる。

そう考えると、一人で４００万も入れると、オッズがおそろしいくらい落ちる。

どう考えても・・・

この場合、馬単に１００万円入れるのと、４００万円入れるので・・・
得られる金額にそれほどの違いがあるようには思えないのだ。

恐らくだが・・・

Ｉ氏が１００万入れていたら・・・・
あの馬単は５０倍はついたのではないか？

それに、馬連、枠連にそれぞれ振り分ければ・・・

それなりの倍率を期待することができる。

それに・・・
確率をまったく無視してはいけない。

競馬も麻雀も確率だけではないが・・・・

スロットの必勝法は確率だ。

そう考えると・・・

この馬単４００万円という買い方は分母が大きくなるだけで、この場合いいことは一つも無いのだ。

基本的に期待値とは確率に倍率を賭けたものだ。

当然、分母が小さければ、小さいほど期待値は高くなる。

そうなると・・・・
枠連と馬連にオッズにそれほど差が無ければ・・・

明らかに枠連の方が有利だ。

そういった博打の必勝法である期待値の高いところだけを狙い打つことを残念なことにしていない。

だから・・・

私はＩ氏が幸運の女神にそっぽを向かれそうな気がしている。

それに・・・

何よりも的中していた時のＩ氏の買い方ではないのだ。

今までの的中したＩ氏の馬券は・・・・

分母が大きい方式の馬券は１点勝負ではなく、多点数買っていたことと・・・

１点勝負の時は、単勝や複勝といった分母の小さいものであったこと。

そして、本線を自信のある誰もが強いと認める馬にしていたことだ。

決して未知の馬にかけるということはしていない。

しかし・・・

今回はどれも違った。

これでは的中するはずなど無い。

さて・・・

ここで本人敗戦の弁を聞こうと思ったが・・・・

傷口に辛子を塗りこむような真似をしても仕方が無い。
ほっといてあげるのが、何よりの気遣いだろう。

ただ・・・

本人がこの馬券に至る前に私にメールや電話でくれていた金言とも言える言葉を引用しよう。

１、自分自身でさえ、当たる確率は10％って言ってるくらいだから、無謀と言われても当然だね。

ただ、予想が外れたからといって、だから言わんこっちゃない！なんて言わないよ～に。

当たる時もあれば、外れる時もあるんだから。

↑ディープが負ける確率１０％って・・・
非常に高く見積りすぎるような気がします。

２、エアメサイアの単勝200万買った時点でゼロになる覚悟はできてるから。

３、競馬で儲けようとは思っていない。（ここからは私が電話で聞いた名言です。）

４、夢は有馬記念までに競馬で一千万円にし、有馬記念で全額張って０にすること。

↑破滅したいのでしょうな・・・
破滅の快感が分る男Ｉ氏です。

よく見ると・・・・

偉大すぎますね。

常人には思えないことばかりだ・・・

こうして約半年にわたるＩ氏の伝説は幕を閉じようとしています。

本人はこの前辺りから、これで大金を張るのは最後だと仰っていましたが・・・

丁度近々ボーナスが１００万円出るそうです。

それをどうするのか・・・

もう足を洗うのか、それとも・・・・

復帰するのか・・・

その答えは、本人にしかわかりません・・・

Ｉ氏の再起をお祈りクリック

↑Ｉ氏の大勝負の再起を願うクリックです。
よろしくお願いします。

それにしても・・・

本日のヒット数１０００って・・・

いかにＩ氏の勝負がみなの注目を集めていたかが分りますね。

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