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2010/10/23
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カテゴリ: 日常番外編
やまもも日記の詳細はこの一つ前を見てください。

やまもも日記その5

無人の店。
店として、これほどの辛いことは無い。

今日は、私の顔を立て、友人が来てくれるといっていたが・・・・
フリーの客はまた誰も来ないのかもしれない。

春の東京開催のG1はこの日で終わり・・・

ここで来客がないということは・・・・

今後の視界も良好とはとても言えない。


早朝に起きることは苦痛だ。

しかし、私はこの誰も来ない「やまもも」の可能性を信じて、今日も店を開ける。
今日こそは・・・・

そのカウンター・テーブルは人で埋まるかもしれない。


そんな希望的観測の元、重たい足を引き摺りながら、「やまもも」へと向かった。
「やまもも」は桜木町から平戸・並木通りを上大岡方面に歩いていくと見える柳通りに存在する。

ピンクがかった紫という時代錯誤甚だしい看板がかかるその店の内部は、看板とは対照的に洗練されているといってもいいと私は思う。

私は「やまもも」に向かう道を歩きながら・・・・
同じ柳通り沿いにある他の店が競馬ファンで満席であることと「やまもも」の現状という対象性に心を痛めながら、「やまもも」のシャッターを上に上げた。

時刻は9時「やまもも」の開店だ。
しかし・・・



表に、ネットで注文したホワイトボードを立て、リーズナブルである情報を通行する潜在顧客へと訴求する。

3時間ほど経過したであろうか・・・

想像どおり、誰もくる気配は無い。

私は睡魔に襲われて・・・
決して開かれることの無い開かずの扉・・・


椅子にもたれて眠ることにした。

私の意識が、深い睡眠の闇の中へと誘われていく。
どのくらいの時間が経ったであろうか・・・

カラン・・・・

ここ3営業日、開かれることのなかったやまももの扉が開いた。
立っているのは見知らぬ男性。

そう、フリーのお客さんだ。

私は信じられないという呆けた表情をしながらも・・・

「いらっしゃいませ」とだけ言う事ができた。


「やまもも」の救世主かもしれない・・・


その中年の男性は生ビールを注文すると・・・
しきりにしゃべりだした。


その内容を要約すると、自分は内装の仕事をしているが、このトイレの位置は致命的であり、このテーブルは不要である。


至急、自分の言うとおりにすべきだ。
それを何度も繰り返すのである。


私はため息をつきそうになった。
要するに・・・・


営業か・・・・と。


高まるストレスに、この救世主に一刻も早く退散を願いたくて仕方なくなった。

そんな時・・・
私の大学時代の先輩が「やまもも」の扉を開けると、来店してくれた。


そして、もう一人のサークルの友人も土産までももって来てくれた。
感謝の念は尽きない。


フリーの客は、私がその先輩と会話をしていると面白くないのか、帰っていった。
よって、やまももの6営業日目は見事、売上げが立った。

その結果・・・

やまもも総営業時間48時間
やまもも売上げ4200+2000=6200円




やまもも日記その6

やまもも営業日9日目。
土曜日は大きいレースもないため・・・・

店の前の柳通りは相変わらず人通りもまばらだ。


どうせ今日も味噌汁は排水溝行きさ・・・・


投げやりになりたくなってくる。

項羽が四面楚歌に追い込まれたときの歌を思い出す。

「虞よ、虞よ、汝を奈何せん。」

垓下の歌と呼ばれたこの歌のこの一節は、自分の美しい妻をどうしたら良いか悩む漢の苦悩が詠まれている。

私はさしづめ・・・・

「客よ、客よ、我は奈何せん。」

だろう。

自嘲気味に笑う。

それにしても・・・・
毎週思う。

何故、これほど・・・・

無人の店は哀しいのだろう。
この1秒、1秒・・・

いや、時間というものの最小単位にそれぞれコストがかかっている。

まるで・・・・
自分の財布から時間に比例して、お金が消えていくような・・・・

胸を締め付けられるようなこの感覚。

徒労という言葉がある。
無駄な苦労という意味だが・・・

それならばまだいい。

苦労に加えて垂れ流しつづける無駄なコスト・・・

息苦しくなってくる。

私の視線は、やまももの開かずの扉に釘付けだ。

それでも、私を喜ばせる来客はありそうもない。
周囲が敵だらけの四面楚歌と誰もいない四面無人。

どちらが辛いだろうか・・・

そんなことを考える。

その時!!


やまももの扉が開いた。
そして、私の渇望する見知らぬ男性が立っていた。

Sと名乗るその男性は父が営業する夜の客のようだ。
キープされているボトルを出す。

彼は・・・・
何かいろいろ言っていたが、内容は何を言っているのかさっぱり分らなかった。

そして、たまに聞き取れても根拠はどこにあるのか私にはわからない。

だが、営業としてうんうん頷きつづけた。


何故10Rで枠連2-6がくると11Rで枠連1-6が熱いのだろう・・・

結果は7-8だったが・・・

彼は一通り飲むと帰っていった。
大人しいので悪い客ではない。

先週のフリー客に比べて遙にマシだ。


明日のやまももは一体どうなるのだろう・・・・

やまもも総営業時間56時間
やまもも売上げ6200+1000=7200円

時間あたりの販売価格約130円

また時間あたりの平均販売価格が下がりました・・・



やまもも日記その7


今日も私はやまももへと向かう。
いつかその席がお客で埋め尽くされることを願って・・・

先週でG1は終わり・・・
今週からG3といったレースの規模が小さいものしかない。

G1でも・・・・


やまももには客が来ないのに・・・・
G3で来るだろうか?

私の不安は的中した。

時刻は12時・・・・

午前中は客が来にくいとは分っていたが・・・・
相変わらず、やまももの扉は固く閉ざされたままだった。

しかし、本日は・・・・

私に対する少ない義理を果たしてくれるため・・・
友人たちが顔を出してくれることになっていた。

正直ありがたい・・・

しかし・・・
来てもらうたびに・・・・

自分の狭い顔を切り売りしているかのような気持ちにさせられる。

甘えては駄目だ、甘えては・・・

自分に言い聞かせる。

私は、今日も人は来ないだろうと思い・・・・
またもや不貞寝をしていた・・・

どのくらいたったであろうか?

カラン・・・・


やまももの扉が開いた。

客か?
私は嬉々として飛び起きると・・・

ドアの方に視線を送った。

しかし・・・


そこで仁王立ちしているのは・・・・
父だった。

私はひどく落胆した。

♪愛しいお客はまだこない、まだ、まだまだ来ない♪

思わず、S○Xマシンガンズのファミレ○ボンバーが脳内に響く。


その時!!

私の携帯電話が鳴った。
電話の内容は、予定にはなかった友人が「やまもも」救済にきてくれるとのことだった。

その友人は15時くらいに来てくれた。
そして、その友人とレースを見た後・・・


17時くらいに・・・
予定していた友人達が私の顔を立てに来てくれた。

埼玉や東京の遠方からきてくれた彼等に感謝の念は尽きない。
この場を借りてお礼を言おう。

本当にありがとう!!

よって・・・・
「やまもも」でカラオケなどをし23時まで延長営業させてもらった。

皆さん、遠方からありがとうございました。


やまもも総営業時間64+6(延長)=70時間
やまもも売上げ7200円+5500=12700円

時間あたりの販売価格約180円

おかげさまで時間あたりの販売価格が50円あがりました。
本当にありがとうございます。




やまもも日記その8

時刻は午後を丁度回ったところだ。
今日も、私は「やまもも」を営業する。

誰も来ないと知りながら・・・・

いや、分らない。
私は自分の言葉を否定する。

確かに、営業を始めたばかりの「やまもも」に先週までほとんどお客さんは来なかったのだから・・・

今週になっていきなりお客さんがたくさん来ると考える方がおかしいだろう。

私は、誰も来ない連日のやまももの状況に、胸を痛めながらも・・・・
今日も営業をする。

ドアを開けると、いつものやまもものいつもの状況・・・

ここが人で埋まることはあるのだろうか・・・・

「いい店なんだがなあ・・・・」

私は呟く。

やまももが開店してから・・・・
どのくらいの時間が経過しただろうか?

時刻は14時を指していた。

おそらく、今日も誰も来ないだろう。

まるで・・・・
やまももの扉は何者かの力で往来を行き来する人の目から見えなくするバリアのようなものが張られているのではないかと思うくらいだ。

14時半・・・

本日の来客を諦めた頃・・・・

やまももの扉が勢いよく開いた。

見ると・・・・
東京からわざわざ来てくれた友人が立っていた。

後光がさしているのではないかと思えたその瞬間。

友人がやまももを救済してくれたおかげで・・・
本日もやまももは売上げが立った。

友人に感謝は尽きない。
ありがとう。

やまもも総営業時間78時間
やまもも売上げ12700円+1000=13700円

時間あたりの販売価格約170円



やまもも日記その9


やまももの営業を始めてから・・・・

丁度一ヶ月が経過した。

現在までに来たフリーの客は3名。
いずれも定着していない。

やまももの売上げは・・・

私の顔を立ててくれた友人に拠るところが多い。

何かお返しを・・・・

と思うが、持たざる者はお返しをする余力すらない。
やはり、経済力を持たないと言うことはきついものだ。

お返しのキャッチボールができなくなれば、自分の信用失墜につながる。
私は、キャッチボールの投げ返しをしないがために、誰からも相手にされなくなった人物を知っている。

おそらく、何故そうなったか本人は死ぬまで気付かないだろう・・・

いつもどおり、固く閉ざされたやまももの扉をじっと見る。
先日は意外な友人の来訪のおかげでやまももの売上げは立ったが・・・・

今日はレースも小さいし、誰も来ない可能性は非常に高い。

もう、こうなったら道楽でやるしかないな・・・
利益を出そうと思わず、道楽でやる。

そのくらいでなければ、この無人の空間で8時間を過ごすことなどできるはずがない。

わたしは、壁に持たれかかって目を閉じた。

すると・・・・

カラン

やまももの扉が開いた。

どうも、やまももは寝ると人が来る不思議な店らしい。
毎週寝つづけてやろうかと思うくらい。

見ると、見たことのない中年の男性が立っていた。

どうも父の店の客らしい。

その男性は焼きそばを注文すると、若干会話をした。

今までのフリーの客の中で一番理路整然としていた。
しかし・・・

どうも吝嗇家のようだ。
100円ショップの話と安い商店街の話しかしない。

彼はこの暑い日に焼きそばだけを食し、水をたらふく飲むと帰っていった。

やまもも総営業時間86時間
やまもも売上げ13700円+500=14200円

時間あたりの販売価格約170円








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Last updated  2010/10/23 06:54:14 PM


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