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長男 直樹 (S.60.5.27)
左脳腫瘍(グレード4 膠芽腫)発病、約一年6ヶ月の闘病後 25歳と26日で他界

改めて 残った資料とかを見ながら振り返ってました。
-グレード4-
■とても悪性度の高い組織像をもつものです。組織の中に壊死がみられてMIB-1などで示される増殖能力が極めて高くて,早く大きくなります。脳の中にも広範囲に腫瘍細胞が広がります(浸潤や髄液播種)。多くの患者さんが1年以内に死亡します。膠芽腫がグレード4の代表ですが,生存期間の中央値は1年半以内と考えなければなりません。
■本腫瘍を根治する方法はない。手術での出来る限りの摘出が基本であるが、腫瘍は浸潤性で正常組織との境界が不明瞭であるため、通常全摘は不可能である。そのため術後の 放射線療法 や 化学療法 との併用が基本となる。現在化学療法はテモゾロミドを用いるのが一般的である。
■脳腫瘍の中では最も悪く、すべての悪性腫瘍と比べても最悪の部類に入る。1年生存率は51.6%、3年生存率は13.1%、5年生存率は7.8%である。なお、膠芽腫は遠隔転移はほとんどせず、転移するのは脳内のみであるという特徴がある
場所も悪く メスをいれる事も出来ず放射線治療と化学療法のみ。
でも抗がん剤(テモダール)が主治医も驚くほど効き、
どんどんMRI画像の箇所が小さく薄くなり、
短期の入退院は繰り返しながらも 体調は徐々に良くなり・・
抗がん剤服用期間中は苦しみましたが それ以外の日は
運動機能回復の為の散歩も 毎日2時間以上は余裕になっていきました。
(車椅子が 支えられての歩行、 1人で杖で、 杖無しで・・となり 通り道の小さなお稲荷さんに お揚げを備えて・・が日課でした)
『凄いね!治っちゃうかもだね!』といいながら・・
治ったら、叉福祉の仕事に戻ると言って、社会福祉士の勉強も毎日続けてた。
でも右手がほとんど駄目だったんで 左手で字を書くところから頑張って・・
1月末には名古屋まで一泊で試験を受けに行ったね。
マークシートの塗りつぶしが出来ないから、特別措置申請したっけ・・
(こうして書き出して行けば どんどん日々が蘇ってくるなぁ
そして 3月下旬、突然の体調悪化で深夜に入院!
その日の診断結果が『脳幹部に新たな腫瘍が出来てます・・・もう・・』
最後勧告でした。
3日くらいして看護士さんから
『毎日、「家に帰りたい」・・と夜に見廻りの度に泣いて頼むんです』
と聞いた時には 心底 驚きました。
私には『いつ退院?』とは聞いても、
一切 そんな泣き言を言った事がなかったから・・
毎朝、まず携帯で話してましたが、そんな時も普通に淡々としてて・・
病院にいたらすこしでも治療が・・と思っていましたが
でもあの朝・・
初めて弱気な声で『・・・・なんか もう気力が出ない気がする・・』
と聞いた時に、すぐ退院させて自宅療養する事にきっぱり決めました。
そして家に帰ってきた彼はなんだか楽しそうでした。
もうベッドに寝たきりで起き上がる事すら出来なかったのに・・
そんなことの不満も不安も・・見せなかったなぁ
そしてあっと言う間に 嚥下障害の為 飲食ができなくなり
片手でできるからと唯一の娯楽だった携帯ゲームもできなくなり
言葉がでなくなってきて・・
そして高熱が出て三日以上下がらず、やっと下がったと安心した翌日に
また悪化し、酸素気吸入にした夜中に訪問看護の先生から
『今夜が・・知らせたい人に連絡を・・』と言われて,
実家の両親が一番の便で来るように手配(それでも昼前になってしまう)
でもその深夜に持ち直して呼吸も落ち着いて眠り 先生も帰られ一安心を。
翌朝も静かに寝ていて ほっとして両親の到着を待つことにし、
ベッドの彼の寝顔を伺いながら、家事もしとかねばなんとか動いて・・
ベランダに洗濯物を干して・・・静かに寝てる顔を見に・・
もう息をしてませんでした。
ほんの数分目を離した間に・・眠ったままで逝ってしまいました。
次男が先生に電話してる間、無我夢中で人工呼吸とか必死にしましたが
もう彼が戻る事はありませんでした。
(実家の両親はあと少し・・間に合いませんでしたが、
不思議ですね。私は どこか冷静な気持で
『着いた時、最初になんて言ったらショックを与えずにいられるだろう・・』
とか考えてました)
そして いつのまにか昨日を迎えました。
人によっては性格の変貌とかあるとのことでしたが
最後まで いつもどおりの彼でした。
抱きかかえてトイレに連れていこうとして バランスを崩し
2人とも倒れたときには 自分が痛いというより先に 私に『大丈夫?』と・・
動けない彼の胸にもたれて
『早く 良くなろうね・・』と言うしかなかった私の頭に置いた手でポンポン・・と
ここまで書いたのは 初めて・・かな
涙がとまんなくなっちゃったけど・・言っておくね!
『直樹、大好き![]()
だよ。 私には出来すぎなくらいの自慢の息子だよ!』
さぁ、まだまだ残された者は頑張って生きていかなくちゃ!
先に逝った父さんと一緒に空から見ててね!![]()