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　主演は、私の子供の頃にTVドラマ「柔道一直線」で主演をされていた桜木健一さんによく似たマスクの俳優、レスリー・チェン（そう感じてしまうのは私だけでしょうか）と、あどけなさと妖艶さを合わせ持った台湾出身の女優、ジョイ・ウォンです。前作のチャイニーズゴーストストーリーで私を虜にしてしまった、好きな女優さんの一人です。
　崑崙派の道士チャオの役をジャッキー・チュンが演じていましたが、とにかく大活躍で、もしかしたらこの映画では、スクリーンに出ている時間が誰よりも一番長いかもしれません。いい味出してました。金色の衣を着けた大僧正の悪の呪文を見破ったのも彼の活躍です。私の中では主役のレスリー・チェンを超えていました。
　チー・フォン（ジョイ・ウォン）の妹ユウチー役を演じたミシェル・リー（ミッシェル・リー、ミッシェール・リーなど色々みたいですけど、私はこの呼び方が好きです）は、恋に苦しむ切なさを上手に演じてくれました。後半、それを乗り越えて新しい恋が実るかと思ったのですが、哀しい結末となりました。
　ウー隊長を演じたウェイス・リー、これ又どこか松田優作似のマスクの俳優さんでした。（そう感じてしまうのは私だけでしょうか）ウー隊長の正義感、なかなかです。
　ウー・マが演じた、蘭若寺（らんろうじ）で修行中のイン道士もすごかったです。信じられない技を、これでもかと繰り出して大活躍でした。こういう人が、身の回りに一人でもいればとても助かるのですが・・・・。
　愛あり、笑いあり、涙ありともう盛り沢山。アクションも、大技小技炸裂です。楽しめる作品です。（1990年　香港）