その15


~逆襲編:奇跡のはじまり~






屋台の準備完了→融資の話ぱー

→職探し→いろいろあってフリーターに昇格・・・


こうして、LIVEの日以外~まったく休みなく

借金を返す為!そして屋台を始める為にひたすら働きまくる日々が始る。


毎日12~13時間、初めは昼間働いてたのだが~途中から時給が上がる夜勤にまわしてもらえ

人々が眠る時間にこつこつと働く。


そして極力無駄遣いを減らす為に生まれて初めて 家計簿 なるものをつけ

徹底的に出費を管理。


出費を削る為に飯は自分で弁当を作り持って行き、

ジュース代を節約する為にお茶を沸かして職場に持っていく。


こうする事により 月の食費を1万位に抑える事に成功。



無理をしすぎて一回強烈なだるさに襲われて一ヶ月近く働けなくなった事もあったが・・・



02年11月からひたすらバンドとバイトのみ。

ほとんど友人とも遊ばず、飲みにも行かず

節約に節約を重ね~これを書いている2004年5月現在~借金は残り約50万。






さて、今~屋台はどうなっているのか?




話は半年前に戻る。


2003年10月~


我がプライアピズムはあるオーディションに合格し、

お台場東京ビッグサイトで行われる

「デザインフェスタ vol.18」のLIVE部門の出場権利をGET。


この デザインフェスタ

何かを表現したい人、何かを売りたい人なら

なんでもジャンル関係なしに畳一畳位のスペースを借りて何をしても良いっていう

ジャンルレスなフリーマーケットみたいなのが、

超広大なスペースで行われるもので

海外からも沢山の方が参加しに来る年に二回ある大イベントなのである。



これには屋台部門もあり~

世界各国の屋台がそこのブースには集まり20種類くらいの食べ物が集まるのだ。


ちなみにうちらがLIVEをするのは屋外の特設ステージ。


で、LIVEを終えて酒を飲みながら色んな屋台を見て食べて楽しんでると~

(もちろん揚げパンZをやってる人はいません)




厚揚げを売ってる屋台車を発見。




屋台車はそこかしこで見かけるが、 揚げ物 をやってる車を見るのは初めて。

興味津々で中を覗きこんだりして、ほ~と勉強。


そして、その厚揚げ屋の店主に厚揚げを買う時に話しかけてみた。


「いや~実は自分もいつか揚げ物で屋台をやりたいんですよ~。」


あんまり反応がなかったのだが・・・・




イベント終了間際。

かなり酔って会場をふらふら歩いてると、

さっきの厚揚げ屋の店主が近寄ってきて名刺をくれたのだ。


「なにかあったら相談に乗りますから、良かったらメールください」


そう言い残して行ってしまった。





ここから奇蹟(?)がはじまったのだ。








<つづく>



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