ガードマンのつづる日常

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2006.01.15
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 俳句のルーツは発句。川柳のルーツは平句。

 芭蕉の門人、近江堅田の真宗本福寺11世住職・千那(せんな)が俳論書『鳳鳴談(ほうめいだん)』を享保3年(1718)から享保8年(1723)の間に執筆した。

 発句は大将→「姿」、平句は兵卒→「働」。

 発句の姿を保障しているのが「切字」、芭蕉は一歩進めて「切れ」といっているらしい。
 発句には完結性と二重構造が要求される。そして、平句には「働」だという。

 しかし、今の文芸界には「俳柳一如」「柳俳一如」を目標とする一部の動きがあるそうだ。これは原点を無視した動きだと復本さんは批判する。

 日本の新幹線が高速運転に成功したのは、それまでの機関車と客車という常識を覆して、「客車に動力を付ける」という逆転の発想があったからだとロケット博士の糸川さんは分析した。
 日本人はこの「一如」を好む人達がいる。同じ17文字なんだから、男と女、同じ人間なんだから、と、「差」を撤廃しようとう哲学の人達がいる。新幹線では成功したかもしれないが、この文芸の世界で果たして上手くいくだろうか?

 機関車には機関車としての魅了が、客車は客車としての魅力を追求しようというのが、復本さんの意見であると思う。





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最終更新日  2006.01.15 22:12:17
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