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安定したバランスを備えたデザイン、高い演奏性を誇る製作技術、クオリティの高いサウンドにより「第三のブランド」と名高いポールリードスミス。USA製にも関わらず低価格を実現したS2シリーズより「S2 McCarty 594 Thinline」のご紹介です。
オールマホガニーによるパワフルなボイスが特徴的なシンボディ・ギター「S2 McCarty 594 Thinline」。S2シリーズの特徴であるべベルド・トップを採用したトップ形状、ボディとネックには中音域豊かで上品な甘いトーンをアウトプットするマホガニー、22フレット仕様の指板には倍音豊かで優れたサスティーンを生むローズウッドを採用。モデル名に付けられた24.594インチ・スケールのネックからは、ミディアムスケールの24.75インチやPRSでも採用されている24.5インチに比べるとややテンション感が増した印象で、生鳴りも非常に良好な仕上がりです。ネック加工技術には2011年からのニュー・スペックである"Pattern"シリーズのネックシェイプを採用し、現在4種類のバリエーションには『パターン』『パターン・レギュラー』『パターン・シン』『パターン・ヴィンテージ』とプレイヤーの手に合わせた形状へと変更されております。「S2 McCarty 594 Thinline」はテクニカルなプレイヤーに標準を合わせ製作されたパターン・シン(Pattern Thin)になりますので、薄めで僅かにワイドなグリップによりスムーズなフィンガリングを可能にいたします。
ピックアップ・システムには「58/15 LT "S"」を搭載し、ウォームでビンテージ・テイストのあるトーンを奏でてくれ、「これぞハムバッカー」というサウンドからニュアンスのあるスウィートなシングルコイル・サウンドまでプッシュ/プルのトーン・コントロールによりシームレスに引き出せます。またMcCartyファミリーの証しである亜鉛合金を採用したブリッジとチューナー、ペグにはPRSデザインのヴィンテージ・スタイル・チューナー、ブリッジにはすんなりオクターブ・チューニング可能なチューン・オー・マチック・スタイルの「PRS Two-Piece」、セレクター・ポジション(トグルスイッチ)、2ボリューム&2トーンの4ノブ・スタイルなどレスポールを彷彿させてくれるトラディショナルかつ馴染みのある操作性が魅力的です。さらに付属ケースをギグバック(ソフトケース)にすることによりコストパフォーマンスを実現しており、『PRSの廉価版』と勘違いされやすいモデルですが、そのクオリティの高さは上位機種と全く変わらぬ生産行程で、見事な仕上がりと呼ぶに他なりません。プレイヤーの感覚を思う存分に引きだし、なおかつ未知なるインスピレーションを生み出してくれる1本となっております。
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