平成・つべこべ草

平成・つべこべ草

2005.12.08
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 今月も演舞場と歌舞伎座の両方へ行った。

 演舞場はスーパー喜劇「狸御殿」。猿之助一座と藤山直美さんとのお江戸ミュージカル、というところかな。
 キラキラ、ちょっぴり安っぽく、賑やかな舞台。藤山直美さんが狸御殿の跡取り娘。彼女が人間に恋をして、そこに狐の一族、それも九尾の狐が出てきて、てんやわんやの大騒ぎ。お家騒動もあったわ。
 藤間紫さんが気高い女領主と九尾の狐に憑かれた粗野な「金毛九尾」。断然「金毛九尾」が良い。女優さんに年齢は失礼だが、確か80歳は過ぎていられるはず。全然、年を感じさせません。迫力はあるし、声量もあるし、動きも軽い。
 藤山直美さんはいい意味で、女を感じさせない。堂々たる座長公演だ。サービス精神が旺盛で、勘三郎さんと似ている。
 あとは、藤山さんの「きぬた」が惚れる人間役が右近さん。ちょっと、2枚目というか、違う役の方が良かったと思った。
 劇中の「鏡山(字が違うかな)」のパロディが面白かった。
 暮で、何かと気忙しい時、一時浮世を忘れて笑う、そんなお芝居だった。

 歌舞伎座は夜の部で、「恋女房染分手綱」「船弁慶」「松浦の太鼓」だった。

 「船弁慶」はお能からきたもので、装束もお能に近い。静御前の玉三郎さんの踊りも動きが少なく、つい眠気を誘う。友人は爆睡していた(苦笑)だが、平知盛の霊(玉三郎さん)となって、船に乗っている弁慶や義経を襲う、それと戦う義経主従の場面は動きが大きく、現在受講している『義経記』と重なって、つい引き込まれて観てしまった。
 「松浦の太鼓」は吉良邸討ち入りの前後。四十七士のひとり、大高源吾のエピソード。
 松浦候の勘三郎さん、我儘なお殿様振りが憎めない。
 基角を今回は弥十郎さんがやっているが、又五郎さんがやったのを観たはずなのに、思い出さない。友人は思い出したと言っているが。

 「船弁慶」「松浦の太鼓」と時流にのった出し物だ。ただ、今月は割りと地味であった。来月は藤十郎さんの襲名興行で賑やかになるからかな。





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最終更新日  2005.12.08 23:04:44
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