平成・つべこべ草

平成・つべこべ草

2005.12.15
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カテゴリ: ちょっと真面目
 久し振りに実家へ行ってきた。未だに両親は健在である。だが、会う度に老いたなぁ、と思う。
 実家は一時間ほどのところだが、中々行かない。取り合えず元気そうだし、特に用も無い。電話で済む用事なら、電話だけ。

 両親共に80歳を超えた。元気、と言っても【年相応】である。母は元々猫背であったのが、すっかり背中が丸くなった。入れ歯のせいか、口の周りのシワがふえた。愚痴も多くなったように思う。それでも、私が行くと、お茶だ、コーヒーだと淹れてくれたり、あれやこれやってくれる。私は素直にやって貰っている。言われない限り手伝わない。母の性格だから。
 肉体的老化を見るのも寂しいものがあるが、それより、車で走っている時、「ここへ来たのが、自由に歩いて回った最後か」と言う方が寂しい。これは、飯田橋の大神宮のことだ。大神宮で仲人をするので、下見に付き合った。それ以降は、お墓参りやデパートには一緒に行くが、町中をグルグルと歩き回ることは無くなった。歩く速度も遅くなったし、足元も覚束ない。実際は、ひとりでちょくちょくデパート歩きなどしているのだが、以前の颯爽と歩いていた母を思い出すと、複雑だ。子の我儘と甘えだと思う。
 友人が早くにお母様を亡くされ、未だに思い出しては涙が出る、と言う。その気持ちは分る。この年で両親が健在であることは、とても幸せなことである。だが、若くして亡くなられたお母様は綺麗な思い出だが、老いていく両親を見ているとキレイ事ではいられない。今は、両親が揃っていて、ボケてはいないが、いつ寝たきりになるか、夜中の電話は心臓に悪い。
 元気(特に口)だから、私も憎まれ口を叩いたりするが、顔の見えないところでは心配しているのである。私もいずれは母の年齢になる、と思う。その時は、現在の母のように出歩けるようでありたい。父の方が、あまり老いを感じないのは、同性でないからかな。





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最終更新日  2005.12.15 19:10:30
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