平成・つべこべ草

平成・つべこべ草

2007.11.10
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カテゴリ: ちょっと真面目
 ワタシの若い知人の長男が、一昨年かな、髄膜炎の後遺症で聴力を失った。幼稚園の年中さんだったと思う。

 とっても活発な子で、言葉も早くから覚え、おしゃべり上手であった。

 髄膜炎の治療で入院していた時、お見舞いに行ったが独り言を言い、自分の意思を伝えようとしていた。この様子を見ていると、全く音の無い世界にいるとは信じられなかった。しかし、こちらの呼びかけには無反応であった。ただ、母親が正面から口を大きく開け、語りかけるのは少し理解できていたように見えた。

 知人と話ていたのだが、どこまで本人が自分がおかれている状況を把握しているのか分らない。だけど、考えようによっては、思春期とか多感な時期でないから、案外素直に慣れるのかもしれない。だが、やはり幼いなりに葛藤があったようで、退院後、弟に当たったり、かんしゃくを起こすようになったと、聞いた。

 昨年、東大病院で人工内耳の手術を受け、今年から普通小学校に通うようになった。どんな様子か知人と会って聞きたかったが、知人が幼稚園や学校の役員を引き受けたとかで忙しく、夏前には会えなかった。

 昨日やっとお互い時間が空き、一緒にランチを取りながら話を聞いた。

 小学校生活は今のところ大きな問題もなく、過ごしているようだ。ただ、話を聞き取り難く勘で返事をしたり、精神的に疲れるのか根気が無くなった様な気がすると言っていた。

 本人には会っていないので、実際の様子は分らないが、母親である知人が前向きでしっかりしているのが嬉しい。週一度聾唖の学級に通っているそうで、カウンセリングも受けるらしく現状を把握している。

 今心配しているのは、彼が思春期あたりに外見(頭に磁石が付いている)で悩むのではないか、とか小学校も3年4年くらいで子供たちのイジメがあるのではないか、ということらしい。自分のことを本人が他人にきちんと説明でき、相手も理解できる年齢に達すれば状況も違ってくると、私も思う。小学生3,4年辺りがちょうど理解力が中途半端なのではないのかな、と二人で話していたのだが・・・



 また知人が、つい耳が聞こえないことを忘れ、苛立って大声を張り上げたりするそうだ。分っているつもりでも、感情を抑えられない時があるとも言っていた。

 私には到底理解出来ない悩みがあるだろうに、おしゃれをして溌剌としていた様子を見て、安心すると共に嬉しかった。





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最終更新日  2007.11.10 12:05:46
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