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ずいぶん昔のことである。四万十川の下流には鰻の養殖場があった。 「養殖」の鰻でも「日本国産」である。そして「四万十川産」である。もともと、養殖というと、稚魚を捕まえて集団で育てる方法を言い、天然物は成魚が自然環境で捕獲された状態を言う。養殖鰻でも出荷前の半年か 1 年を四万十川で自然状態に泳がしてやれば美味しくなるのではないかと思う。 養殖場で、まとめて餌と免疫剤で量産される鰻よりも、少しでも四万十川で泥を吐いて、美味しい水につかり、青苔を食べた鰻の方が美味しいに決まっている。このように、清流に浸かった「半天然物」を、付加価値を付けて売れないかと思う。
台湾で育ち日本に移入された台湾鰻は、日本での出荷前の生存期間のウエイトで原産地証明が決まるので、ほとんど、台湾産となる。つまり、出荷までの間にどこで鰻が一番長く暮らしたか、「だけ」によるのである。
しかし、これらにも、一定の期間を四万十川に住まわせることで、美味しくなる可能性がある。産地偽装というが、鰻そのものは、天然物はまず捕獲不可能な現状だ。産地といっても「養殖場」の場所を示すに過ぎない。田んぼの養殖場もあるし、鉄筋コンクリート池の養殖場だってある。餌だって色々あるのだ。
うまくないものを見せかけるのはすぐにバレルはずだ。もうすこし、「産地」ではなく、味の実態を基準として農水省は示すべきではないか。
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