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自由が丘に住む旧友がオーロラクルーズの見聞記を送っ
てくれ、先日紹介した。
脳幹梗塞の小生のために、もっとたくさん紹介してくれるように
依頼している。
すでにご 夫婦で30回以上も海外旅行 に出かけているのだ。
今度は、「 アラスカのグレイシャーベイを巡る クルーズ記 」を
メールしてくれた。
彼の執筆をそのままお伝えしたいが、著作権がありそうもいかず、
以下は、小生が勝手な時間設定をし、小生なりに「 意(異)訳 」
したものである。
いつも、 世界遺産の旅をTVで愉しんでいるのと 、同じような
感覚(「世界ふれあい街歩き」も好きである)で、訳者自身が旅行し
ている気分になっている、のをお許しあれ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
冒険家・植村直己さんではないが 、氷河、氷山を何となく
見てみたいので、気楽なクルーズ船からの見物に出かけた。
場所は、アラスカ、さあ、シアトル直行便で出発である!
<1日目> 成田発16:10 デルタ航空 シアトル直行便
・・・・・・・・
さてシアトルはいま何時だろう。
時差があるが、時差は17時間である。
いや、時差だけではない、アメリカにはデイライト・セイビング・
タイム(DST; 夏時間 )があり、アラスカ地区では3月の第2日曜
午前2時から11月の第1日曜午前2時までは、 時計の針を1時
間ばかり巻き戻すことになっている 。
そうすると、 夏時間での時差 は、16時間である。
冬時間のTime table (=not DST season)
London today 10:00、Tokyo today 19:00、Seattle
today 2:00 である。
当時は 夏時間であり 、日本の成田発 16:10 はシアトル時間
では、前日の23:10(DST)となるはず。
(日付変更線通過)
< 現地1日目 > シアトル着 現地時間1日目 9:05(DST)
(成田時間は、今、翌日の午前 1:05 でいいのだろうか)
いずれにせよ、移動時間に、9時間55分を要したことになる。
成田からシアトルまでの直線距離は、WEBで7657.6km。
<距離約7657.6km/飛行時間9時間55分=時速772km/h>
であるから、ジェット機の平均航続時速は約770km/h だ。
・・・・・・・・・・・・
昼頃 豪華クルーズ船(注) に乗船
・・・・・・・・・・・・・・(WEB情報による)・・・・・・・・
(注)豪華クルーズ船 ウェステルダム号
総トン数 82,348トン
乗客定員 1,848人
全長 950フィート
就航 2004年
主要附属設備
レストラン 4, 屋外スイミングルーム,スパ&サロン、
スウィートラウンジ,カジノ,フィットネスセンター
バスケットボール、バレーボールコート
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シアトル出港 16:00
<現地2日目> 終日クルーズ
かなりの揺れの中を、シアトル港から真北に向かって2日に
わたる航海である。
大好きな海、船の最上階のデッキに登れば、360度の海原、
ただただ、呆然と海の先の水平線をたどれば、船尾の方角に
長く、遠いスクリューの軌跡がかすむ。
太陽の光を正面に受け、スクリューの軌跡を過去とすれば、
今いる船上が現在、船の進む方向こそ未来、その未来に、
地球上の様々な、自然の場、文化の場にこの足で立ってみたい。
船の上では、安楽椅子に横たわり、真っ青な空、流れる白雲、
横切る海鳥の群れをぼんやりと眺め、夜になっては、白い月光が
海上に揺らめく、輝く月の導き(月の道)を歩いてゆきたい。
その先には、銀河鉄道があるかも。
さらに暗さが増すと、その空には満天の星々、プラネタリウム
のごとき中を、キラリと流れ星、・・忘我無我、穏やかな至福の時。
<現地3日目> グレイシャー・ベイ(氷河湾)国立公園
(海上の滞在10時~19時)
同公園の面積は1万3千平方キロメートル、その8割が自然
保護地域である。
はるか昔、ウィスコンシン氷河期、ここ南東アラスカ一帯は、
大氷河に覆われていたが、次第に氷河は後退し、グレイシャー・
ベイを生み出したのである。
港から見える氷河は、湾内に16が現存し、幅約3km、高さ
(厚み)80mで、フェアウェザー峰(標高4,665m)から続く。
奥行きは少なくとも6.5kmあり、涼冷な太陽光、空気、空間
の中で、 氷河は「薄い水色な光を発している」 。
まさに初夏、真っ白な雪を頂く、2~3千メートルクラスの山脈を
抱える フイヨルド の中、紺碧に輝く海面を巨大クルーズ船がゆっ
たりと進むこと3時間以上も、船の最先端デッキに陣取り(タイタニ
ック号の主人公の気分?)、雲一つ無いアラスカ晴れを360度
楽しんでいると、氷河地帯に到着、陸地の氷河先端から1km沖
合に停泊する。
(先月、事故を起こしたイタリア客船は陸地近くに接近し座礁し
たが、実は、このクルーズ船も小氷塊に接触事故を受けていた
らしく、後で知った。)
公園内には道路もなく、この氷河は海から眺めるしかないのだ。
<アラスカ氷河の眺めは you-tubeにも多載されている>
幻想的な輝きに見とれていると、突然に、氷河の一部が海に
崩れ落ち、海が爆発、隆起、・・・目で見た3,4秒後に滑落時の
轟音が追いかける 。
まるで 隅田川かどこかの花火見物 のような反応。
1時間に数回も、甲板の混雑の中からドドーと一斉に万国共
通の驚嘆の叫び声が上がる。
さて、このアラスカだが、日本の面積の4.7倍ある。
ロシアはかつて、クリミア戦費で困窮し、なんと米国に720万ドル
で売却したというのだ。
アラスカは、いまでは、アメリカ大陸の国にとって、国防上重要
な拠点であり、天然資源の宝庫である。
時代が違うが、ロシアが、「日本古来の小さな北方領土」も、
格安で手放したアラスカのように、拘泥しないなら、有り難い話、
なのにと思う。
<現地4日目> ジュノー (アラスカ州の州都、人口3万1千人)
(滞在は7時~20時)
2008年の米大統領選挙の共和党副大統領候補・ペイリン
女史が州知事だったところである。
ジュノーは、同名人が同僚のハリスと共に金採掘を始め、
1年後には世界有数の金鉱脈を発見、鉱夫達が街の名をジュ
ノーと命名し、発展を遂げ、捕鯨、毛皮の街・シトカが寂れると
州都もここに移されている。
ジュノーのダウンタウンからわずか21kmのところに、北米で
最も近寄りやすい メンデンホール氷河 があり、バスで1時間
ほどで行ける。
氷河から流れる激流滝 をみる。
<メンデンホール氷河も You-tubeに掲載されている>
オプションで、「ヘリコプターでの氷河着陸、犬ソリ体験」
が一人5万円超であり、数人が参加した(you-tube参照あれ)。
これを節約して、代わりに、人の腕ほどの美味なタラバガニ
の昼食を選択して満腹となる。
・・・後編をご期待・・・
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