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前夜の6時にグダンスクからノルウェーのオスロに向けて出発。
今日は終日の航海。
午後から快晴ながらも強風が吹く。
但し船は揺れず。
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少し脱線する。
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<多島海について>
土地が沈降、海水が侵入したリアス式海岸が更に沈降、小高い
山の頂だけが海面に浮き出、たくさんの島が現れる海域が
多島海である。
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先日、The 世界遺産 「リバウンドする北欧の大地ハイコースト」
を録画した。
かつて、ボスニア湾は厚い氷河に覆われ、その重みで海中に
沈んでいた地表が、氷河が溶け、その重みから解放され、再び
現れ、次々とリバウンドして洗濯板のような陸地が現れる様を映
し出していた。
このように氷河の重みで沈降し、地球温暖化でリバウンドした
り、地表自体の沈み込みで沈降したりして多島海は形成される。
(地球が生きている現実の証拠であり、別の極端な次元であるが、
プレート同士の衝突で、ヒマラヤ・エベレストは8千メートルも盛り上
がったが、それが地球の生き様である)。
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日本は、 多島海で構成される五大国家 の一つという。
多島海国家 の五大国とは インドネシア (島の数18,110)、
日本 (島の数6,852)、 フィリッピン (島の数7,109)、次いで、
ニュージーランド、イギリス である。
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島嶼部性 (海岸線距離/陸地面積)の観点からは7千を越える島
から成る フィリッピン が1位で、6千以上の島から成る 日本 が
2位である。
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主な多島海 では、エーゲ海、バルト海、カリブ海などがある。
バルト海 について述べると、 ヨーロッパ大陸 本土と スカンジ
ナビア半島 、および出口付近で ユトランド半島 に囲まれている。
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海域北部 の奥深くまで、 スウェーデンとフィンランドに面して
ボスニア湾 ( Gulf of Bothnia 、で国名の Bosna i
Hercegovina とは関係ない)、
東部にはフィンランドとロシア、エストニアに面してフィン
ランド湾 ; エストニアとラトビアに面してリガ湾、
南部にはリトアニアとポーランドに面して グダニスク(グダンスク)
湾 などの湾がある。
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外海 とは カテガット海峡を経てスカゲラック海峡で 北海 と結
ばれている。
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細かく見ると 、バルト海は北東方面で、スカンジナヴィア半島の
根元付近で、 白海・バルト海運河 が造られて、大きな船こそ通過
できないが、北の 外海の白海、さらにはバレンツ海 につながっ
ており、 西南方面 では、ドイツのキールからキール 運河 が西南に
延びて外海の 北海 と結ばれているなど、小航路ではあるが、
運河による近回り航路も貫通して、整備 されている。
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また、デンマークは、首都が島にあって、多くの島を抱えているが、
国土に、大陸のユトランド半島を含んでいるので、多島海国家
ではありえない。
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グダンスクからオスロまでの航海は、 バルト海の出口に向かう
航海 であり、スカンジナビア半島と、ユトランド半島が、弁の格好
をしているような間隙を縫って進む、際どいような、 海峡航路 である。
途中に、昔、 クロンボー城 のように 海峡通過税 を徴収した城も
あり、風光明媚である。
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丸一日のクルージングで退屈なので、 バルト海 について記してみた。
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