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(1)10世紀以来、宗主のウルヘル司教と、司教から封土としてアンドラを与えられていたフォア伯爵との間で統治権をめぐる争いが発生した結果、両者は、1278年に対等の封建領主権(徴税権、裁判権、徴兵権)を共有する「対等の宗主契約」を結び、以後、両者がアンドラの共同領主となった。
(2)共同領主の地位は、司教側で現在に至るまで代々ウルヘル司教に引き継がれているが、フォア伯爵側では当時のフォア伯爵がフランス王(ブルボン朝初代のアンリ4世)として即位して以来、フランス国王に引き継がれ、フランス共和国となった後はフランスの国家元首(大統領)に継承されている。
(3)1993年2月には新憲法がアンドラ国会で可決、同年3月住民投票で賛成多数で承認され、アンドラは国家として独立した。フランス及びスペインは1993年6月1日に、アンドラ公国を主権国家として明示的に承認した。ただし、国家元首は引続きフランス大統領とウルヘル司教が共同元首。また、同年7月国連加盟国の全会一致で国連加盟が認められた。
| 国名 |
アンドラ公国 |
|---|---|
| 通貨 |
ユーロ |
| 国旗 |
左側から順に青色、黄色、赤色の三色旗である。中心部に国章を配置している。フランス国旗の青、スペイン国旗の黄、両国共通の赤をとって作ったもの。 左上には、赤い地に黄色と白の司教冠と黄色の司教杖が重ねて描かれている。共にアンドラの共同元首であるウルヘル司教を象徴するものである。右上には、黄色の地に赤い3本の線が縦に入っており、アンドラの共同元首であったフランスのフォワ伯爵家の紋章に基づいている。左下では、黄色の地に赤い4本の線が縦に入っている。これは隣接するスペイン、カタルーニャ州の紋章である。右下においては、黄色の地に2頭の赤い牛が描かれている。赤い牛は、角やカウベル、ひづめの部分のみ青く彩色されている。 |
| 国の標語 |
Virtus Unita Fortior
|
| 面積:平方キロ |
468平方km 日本の金沢市並み |
| 人口:千人 |
84千人 |
| 人口密度:/平方キロ |
179人 |
| 国の位置 |
|
| 首都 |
アンドラ・ラ・ベリャ 東京からの大圏距離:10,348km 時差:サマータイム JST-7時間 冬時間 JST-8時間 |
| 言語 |
カタルニア語(公用語)、スペイン語、ポルトガル語、フランス語 |
| 宗教 |
国民の大多数がカトリック |
| 政体 |
共同元首を擁する議会制 |
| 共同元首 |
フランス大統領及びウルヘル司教(在スペイン) |
| 議会 |
一院制 |
| 政権 |
2011年5月13日マルティ・プティ民主党内閣発足(1)首相:アントニ・マルティ・プティ(2)外相:ジルベール・サボヤ・スンエ 実質的にはフランス大統領がフランス外務省を通じてアンドラの外交権を行使してきた。 EUには未加盟。 |
| 軍事 |
軍隊は保持していない |
| 主要産業 |
観光業、サービス産業、タバコ産業 タックスヘイブンの国 |
| GDP:億ドル |
37億ドル(2008年) |
| 一人当たりGDP:ドル |
43,975ドル(2008年) |
| 貿易額:輸出 |
1.5億ドル(2006年) |
| 同 :輸入 |
17.6億ドル(2006年) |
| 貿易品目:輸出 |
スペイン、仏、独 |
| 同 :輸入 |
スペイン、仏、独 |
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