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身内に不幸があって、写経はお休み勝ちとなっている。
今日は、霊柩車の運行について、小生が不思議に思ったことを
記してみる。
「○○○」という大組織で「家族葬」を執り行った。
「家族葬」と言っても、決して、考えるほど安くはないのである。
を思い出すような「長ロング・デラックス・タイプ」であった。
ハワイではカクテルバーがあるくらいの、ゆったりしたスペース
があったが、7mもの長さの霊柩車は、後部に「納棺」を収納
しているので、気分としては雰囲気が息苦しく感じられる。
大通りを進んでいき、別の市の大霊園近くを通過するに際して、
大通りがあるのに、突然小道に入り込み、グルグル回り始めた。
小生は、日本の歴史小説を読んでいると、方位学、風水学等で
行く道が左右されると聞いていたが、そのためにわざわざ方位を
転換しているのだろうと思った。
付随の車両も、先導の霊柩車に習ってグルグル回り始めたから、
マイクロバスでは気分が悪くなってゲロを吐く乗客もでた。
霊柩車の運転手に、穏やかに尋ねてみると、「方位」などの風流な
話ではないという。
今は、方位などを占っていては、一方通行規制の複雑な小道を
進むことは不可能だから、別の理由だという。
車社会の現代では、沿道の住民や、商店(特に同業である
葬儀社)などから苦情が出る、という。
煌びやかな霊柩車は、沿道では住民や同業には歓迎されない。
特に、同業者は自分の車は良かれども、他社の車には文句を
言うらしい。
たしかに、有名な霊園入り口の手前で小道に入って、遠慮
がちに、自分の支店がある経路を選んで、右往左往していた。
火葬場からの帰路については、霊柩車はすでに帰路についており、
一般車両との区別が付かないため、マイクロバスは自由行動でき、
一般の経路を使用しての順調な帰路となった。
7mもの霊柩車は同業他社からも邪魔者扱いであって、運行経路
を小道を選びながら、ひっそりと進むしかない、のが現実である。
乗客にゲロを吐かすような運行しかできない、業界の「いがみ
合い」は生きている人にはともかく、死者にも負担を与えるもので
あり、なんとか和解できないものかと思う次第であった。
商売より、死者の尊厳を優先するべし、である。
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