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本日は、国立病院の隔月診察日である。
先日のめいてい会・箱根合宿での豪勢な食事、ここ最近
すっかり忘れた「食事療法の付けが廻ってきた」ようだ。
テニスでも奥さん達が持ち寄った「おやつ」を無遠慮に
平らげていたからだ。
箱根でお土産に買った、大振りの「チャーシュー」ブロック、
金時まんじゅうも食べ過ぎた。
* **生化学検査結果報告書***
総コレステロール 233 H 参考128-219
中性脂肪 223 H 参考30-149
クレアチニン 1.23 H 参考0.6-1.1
H と明記されているのが、高異常値である。
年末の忘年会、新年会が控えているので、医者から早速、
栄養管理士の指名と、同士による厳しい指導を受けた。
タンパク質摂取減量でパン食から米食へ、肉類は少しだけ、
塩分控えめなどが並ぶ「脳幹梗塞患者メニュー」である。
運動はテニス、太極拳で十分だが、食事内容がタンパク質の
摂りすぎ、塩分摂りすぎで、頭がジンジンしてきたのである。
今日も久方ぶりに大学ゼミの同窓会があるが、節制せざるを
えないだろう。
取り敢えず、南米諸国編基本事情の「写経」を続ける。
「スリナム」というと、昔々熱帯魚を飼育していた頃に、
泥鰌顔の「掃除やさん」という「コリドラス・スリナムエンシス」
(カワリナマズ科)の可愛い動きを思い出す。
スリナムのコッベナム川に棲む5cmほどのまだら模様の
カワリナマズ科の熱帯魚だ。
一方「スナメリ」は体長2mに満たないネズミイルカ科のイルカ
であって、アジアの沿岸地域に棲む海洋性哺乳類であり、
「スリナム」とは無関係だが、発音が不得意な、小生には
間違いそうだ。
「ギアナ」と「ギニア」の分別が付かない小生だから仕方がない
だろう。
スリナムは南米唯一の蘭語を公用語とする国である。
スリナム共和国
| 年月 |
略史 |
|---|---|
| 先コロンブス期 |
先住民スリネン人が居住、16世紀にカリブ族の攻撃で追い立てられる |
| 15世紀末~ |
スペイン人により「発見」され、16世紀に蘭、英、仏、西の探検家が探検。 |
| 1650年 |
英国植民地 (タバコ栽培) |
| 1667年~ |
オランダ植民地 黒人奴隷によるタバコ栽培を行い、領有権の交換などで蘭の領有権が確定。オランダ人の奴隷の待遇の悪さから、脱走奴隷によるコーヒー、カカオ、サトウキビ、綿のプランテーション襲撃事件が頻発し、ヨーロッパ人と脱走奴隷(ボスネガー)は平和協定を結ぶに至る。 |
| 1815年 |
パリ条約で最終的にオランダ領 1863年に奴隷制度は廃止、当地では1873年まで完全解放は待たねばならないが、奴隷から自由になると首都に流入し、不足した農園労働力として、オランダ領東インド(現在のインドネシア、特にジャワ島)、インドの契約移民、その後は中国、中東からの移民を受け入れ、多様な民族性、文化がもたらされている。 |
| 1954年 |
オランダ自治領 1973年にNPK(多くが黒人やムラートのクレオールからなる政党)がオランダ政府と完全独立のための交渉を始める。 |
| 1975年11月 |
独立 分離手当ては非常に実質的であり、独立後最初の10年間のスリナム経済の大部分がオランダ政府の対外援助からなった。 |
| 1980年 |
陸軍曹長デシ・ボーターセのクーデターが起き、社会主義化。ソ連、キューバと密接関係。1982年蘭の援助停止。 |
| 1983年 |
米国がグレナダに進攻(カリブ海の英連邦傘下の島国で、米国はじめジャマイカや東カリブ海諸国機構の軍が左翼政権を打ち倒した事件)。 1986年ボスネガーの内乱勃発。 1987年の総選挙で軍部が敗退。 |
| 1988年 |
民政復帰。ジャンカル大統領就任。蘭の援助再開。 1990年ボーターセによる軍事クーデターが勃発、蘭は再び援助を停止、ジャンカルは退陣。 |
| 1991年~ |
総選挙でフェネティアン大統領が選出され、アメリカ合衆国とオランダとの関係を回復した。 ボーターセ軍司令官が辞任(2010年、民選大統領として復権)した。 |
(スリナム その2 に続く)
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