PR
Calendar
Keyword Search
Comments
Freepage List
Category
ギアナ高地が広がる地域には、おおまかに言って、英、蘭、仏
の「ギアナ三国」が存在する。
これらの地域は先住民、植民地支配者、奴隷、移民などが
複雑にからまり、民族構成は非常に複雑であり、多様な
生活様式、宗教などが満ちあふれている。
元英領ギアナは「ガイアナ(協同)共和国」、元蘭領ギアナは
「スリナム共和国」、元仏領ギアナは「フランス領ギアナ」となった。
仏領ギアナは南米唯一の非独立地域で仏の海外地域圏・海外県
となっている。
国ではないが、南米事情の最後、仏領ギアナを少し説明したい。
<資料出所:WIKIPEDIAなどWEB情報>
海外地域圏名(海外県名)
フランス領ギアナ Guyane française
南米唯一の非独立地域
仏・海外県(1946年に植民地から海外県に変更)
通貨
ユーロ
旗
長方形の左からの対角線を境界として、上側が緑、下側が黄色、中心に赤い星がある。
面積:平方キロ
83,534平方km
北海道並み
仏領ギアナの位置
南米北東部に位置するフランスの海外県ならびに海外地域圏(レジオン)。西にスリナム、南と東をブラジルと接し、北は大西洋に面する。面積は北海道とほぼ等しい。
人口 A
221,500人(2009年)
人口密度:/平方キロ
2人
海外県・首都所在地
カイエンヌ
人口:58千人(2006年)
人口密度:2458人
東京からの大圏距離:15,346km
時差:JST-12時間
サマータイムなし
言語
仏語(公用語),仏語のクレオール語など
民族
クレオール人とアフリカ系黒人66%,ヨーロッパ(特に仏)入植者子孫12%,印僑12%,先住民インディオ3~4%,その他
宗教
カトリック54%、マルーン(逃亡奴隷)やインディオには独自宗教信奉者もいる
元首と知事
フランソワ・オランド仏大統領
知事 アンジュ・マンシニ
仏議会への派遣
2人の議員を仏国民議会(下院)に、1人の議員を仏元老院(上院)に送っている
主要産業
仏経済に依存。最大の産業は漁業(輸出の3/4を占める)であり、金、木材が続く。ギアナ宇宙センター関連の産業がGDPの25%を占める。
県GDP B
23億ユーロ(2006年)
一人当たりGDP=B/A
10,400ユーロ
失業率
失業率は20%から30%と高い
慢性的に抱える問題
不法移民と、ブラジルとスリナムからの金の盗掘者の増加である。県とスリナムの国境は熱帯雨林の間を流れるマロニ川で、フランス国家憲兵隊とフランス外人部隊によるパトロールが困難である。 スリナムとの国境線は議論を呼んでいる。
歴史
この地域には古くから、カリブ族、アラワク族、エメリロン族、ガリビ族、パリクール族、ワヤンピ族(またはオヤンピ族)、ワヤナ族などのアメリカ州の先住民族が居住。
1498年にコロンブスがギュイヤンヌ沿岸を航行し、1604年仏王アンリ4世の命でギアナ港が建設され、アマゾン調査後、仏入植者が小しずつ入り、1638年カイエンヌの町を建設、1664年から本格定住を開始。
1667年ブレダ条約でギアナを蘭、英と分割。
風土病で多くの死者を出す。
18世紀末に仏立法府はギアナ流刑地を建設し、19世紀~20世紀半ばまでに政治犯を中心に囚人がギアナに送られ、「呪われた土地」、「緑の地獄」と言われて、沖合の流刑島・デビルズ島が特に悪名名高い。
19世紀に一時ポルトガルに占領されたが、後に返還された。
1858年から1900年のゴールドラッシュで金を求めて砂金採集者2万人超がギュイヤンヌ密林に入り、人口激増した。
地理
沿岸部に人口の大部分が居住、内陸部は熱帯雨林で近づきがたい。
ブラジルの2023年の経済~世界の名目G… Jan 4, 2024
米中対立 南米4ヶ国の苦悩・・・讀賣新聞… Aug 11, 2020
南米ペルーとブラジルの比較 Sep 23, 2015