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1月1日に見た、「 呆けの夢」の続き(フォロー)である。
呆けには考えることさえ難しいのであり、くだらない
分析は止そうと思うが、お正月としてお許しいただきたい。
1(その1 / 6).会計制度に長期資本更新計画を
含めることの必要性
△ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △
ベネチア王国の事例を思い出したい。
ベネチア王国は海の中の沼地(ラグーンと言った方が
解りやすい)に生まれた 。
他者から攻撃が困難なほどの複雑な堀のような、
浅瀬に囲まれている。
目印を抜いたら、水先案内がいないと辿り着けない。
同じような地域は、オランダ、ベルギー、ロシア(サンクト・
ペテロスブルグ)などにもあった。
堅固な岩床がなくて、ズブズブと沈む土地を改良するために、
基礎には堅い巨木を規則的に並べて置き、その上に岩石や
土砂を敷く、土木建築の一 方法が応用されている。
小生は土木技術など知らないが、もちろん、まずは干満を
縫って海水を 遮断して基礎工事を行う作業が大変と思う。
宮島の厳島神社だって海水を閉め出しているのだし、船の
ドックだって作れる人間だから、それくらいは「朝飯前」なの
だろう。
技術は人間の叡智に任せるとして、天然資源は取り尽くせば
無くなる。
巨木などは切り倒せば、植林しても数百年育成しないと再生
できない。
もちろん、海運大国であるから、造船のためにも巨木を
確保する必要がある。
ベネチアは、これら巨木確保のために、アルプスに近い場所
(ベネチアの後背地)に巨木のための長期生産・出荷計画地
を 設け、森林法律や帳簿で厳密に統制管理していたのである。
(日本にも、昔、尾張藩だったか木曾に藩の森林を維持?)
現代は、現時点の都合や、新設ばかりに目がいって、
遠い将来 の更新計画には目がいかないが、遙か昔には、
「地道で堅実な 文明」があったのである。
長期固定資本には減価償却を引き当てるように、「巨木」の
育成を 長期間に渡り引き当てる工夫を講じていたのだ。
もしかしたら、作家・政治家の石原慎太郎氏が言っているのは、
このようなことなのだろうか?
「大福帳」などと言っていて、小生などの呆けには彼の本意が
伝わらないが、今の政治家や予算制度には、長期的な視点が
ない、という のなら、呆けにもなんだか解る気がする。
典型的なのは、「事業仕分け」という長期視点がない、「今の
使用の必要性に立った判断」がまかりとおることで理解できる。
つまり、形式上の会計制度のことではなくて、「社会資本を
維持 すべき使命」を政治家や機関が持っていることの意識
そのものがない、または、希薄である ということ、かもしれない。
「意識」よりも、「判断能力」を専門以外の分野にまで「政治家」
や「マスコミ」などに「期待するのが無理」であろう。
脱線したが、大事なことは、
1.社会資本維持の使命をいかにして具現するか、
2.形式としてそれを保証しうる会計制度を機関が具備する
必要性を同時に持たねばならない。
素人で、呆け呆けの小生にはよく分からないが、
1.ベネチア王国に学ぶこと、
2.複式簿記という長期分析が出来る方法をもち、客観的に
検討する必要がある、と勝手に考える次第である。
片方だけでは充分でなく、両者が相俟ってこそ
うまく機能する ように思う。
もちろん、「赤字自治体」は赤字になる前に償却不足が現れて
「首長」が赤字で代わるよりも先に、見かけ黒字でも「首」になる
心配がでたり、 「償却率の定・変の採用方法」や「対象と率
自体 の決め方」 などが話題になるかも知れない。
短期的赤字は、血液である金融が補えるのであり、本来は
外貨準備を国が有効に使用していれば、うまく運営できた
はずで あった。
この円高を上手く享受できたのは一般国民ではなかったかも。
「民営化」のような視点にばかり政治が流れて、社会資本が
置いてけぼりを食らった、間隙に「今」が有るように思える。
少々頭が混乱してきたので、ここまでにしよう。
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