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先日は、半世紀前に、「1万札」のお釣りがないために、自分の記念硬貨を
無理矢理に奪取されたことを愚痴ってしまった。
それ以上に、当時、独身寮3Fに住んでいて困惑したのは空き巣が入り、
寮の住民達(寮生)が疑われたことである。
当時「内部犯行説」と言われた、ものである。
独身寮には少しニヒルであるが、大映の映画スターのような
先輩がいて、これも宝塚スターに見紛うような、お似合いの
同僚の美女が時々訪れていた。
恋愛結婚も間もない様子であった。
そんな時に、彼の部屋などに空き巣が入るという事件が発生した。
まさか、大金をベニヤのボロ部屋に置いているなんて思いもしないから
みんなは驚いた。
昼間は、管理人のおばさんしかいないし、玄関はガラス窓を
破れば入ることはできるが、窓硝子も破れていない。
窓をつたわれば、開いている窓もあり、また、屋上から降りたり、
雨樋をつたわれば容易に侵入は可能であったろう。
鍵は、廊下のボール箱に投げ込んでいるだけだから、玄関に入れば
各自のドアは開閉できる仕組みであった。
さんざん疑われたが、空き巣であったと思う。
最終的には、奥まった部屋にも足跡、指紋があり、荒らした跡が
あったので、警察は「空き巣のプロ」と認定したようだった。
不思議なことであるが、結婚資金を盗難された映画スターばりの
彼氏はあっさりと結婚を諦めたことである。
相手の美女をよく知っているが、会ったときに住民である小生に
恨みがましく、結婚できなかったのはあなたのせいだ、
とばかり言われたような気がするのである。
「結婚資金がなくては結婚できない」という論理の不思議にも
当時は驚いたものであった。
また、とばっちりにしても、人を疑うことに頓着しない
あどけない雰囲気の彼女には美しさ以外にも妖艶さがあった。
独身時代の、田舎者の思い出では、彼女は、嫋(たおやか)な、
女優にそっくりの美女であった。
一方で、彼氏は、俳優に似た渋い男性であった。
意外と簡単な破談の契機が「空き巣」では振り回された側にとって
納得がいかない話である・・・・・・
若い頃の、苦い思い出を忘れるために書いている。
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