PR
Calendar
Keyword Search
Comments
Freepage List
Category
北海道・阿寒国立公園の
雌阿寒岳にある「オンネトー(=老いた沼)」の池は
40度の温泉が流れ落ちる「湯の滝」を持ち、
滝の壁には特殊な微生物がマンガン
(二酸化マンガン=MnO 2
)を
付着させて黒ずんでいる。
★
微生物
(特殊なバクテリア)
が、水溶化したマンガンを
酸化させて二酸化マンガンになる時の
エネルギーを吸収して生きているのである。
二酸化マンガンは沈殿して
水は真っ青に透き通る。
★
世界でも此処でしか見ることが出来ない
「微生物によるマンガン蓄積の黒壁」は、
天然記念物に指定されている。
★
話変わって・・・
オーストラリアでは、
魚が水藻に産卵した魚卵を
鳥たちが咥えて小さな水溜まりに運び、
大きく育ってから食べるそうである。
つまり、鳥も「養殖する」のである。
それも魚卵から成魚までの一貫養殖
という優れものである !
★
この鳥類の仕業
ではなさそうであるが、
澄んだ真っ青な「オンネトー」の
池は、冬でも20度以下にならないためか、
なんと、熱帯魚であるティラピア(20cm弱)や、
小生も昔飼っていたグッピー(めだかより大きい)が
数千匹いて「水中の藻類」を食べて人間が困っている。
★
藻類は、
「マンガン蓄積を促進する
微生物」の食べ物なのである。
「魚類の大繁殖→藻類の減少→微生物の減少
→マンガン蓄積減少」で天然記念物の鉱物生成が
妨害されており、熱帯魚の駆除を地元・足寄町では、
1999年から毎秋に池からポンプで揚水、網で捕獲
してきたが再び繁殖していた。
★
町では、池の水を冷水にして、
熱帯魚が住めない環境作りに躍起である。
熱湯バイパスで池を冷水に保つなどの方法である。
★
別に、
魚を気絶させて捕獲する方法として
(漁業としては違法であるが、)
電気ショックや
轟音ショックなど色々あるのだから、
地元に任せよう。
★
それよりも、
火山性熱で熱帯魚が住めるのであるから、
この近くに鰻の養殖等の産業特区を造れないだろうか。
人間が「鰻の魚卵や稚魚から一貫生産」する漁場に
火山エネルギーを活用してみたらと、この記事は
発言しているように思う。
直接熱湯を使わずとも、
熱交換できるのだから
簡単だ。
★
悪戯好きの人間が、
湯の滝の遊びを漁業に
有効に応用できることをこっそり
教えてくれたのかも知れない。
★
少なくとも
豪州の有能なお魚の智慧に
負けないようにしよう。
★
観光も重要な産業であるが
漁業がなくては人間は生きられない
ことを知るべきである。
★
プリンターが安いのはなぜ❓~インキ代で… Dec 6, 2023
ワグネルというと中東やアフリカではなか… Jul 3, 2023 コメント(4)
2022年度の世界生産のうち日本8社の世界… Apr 30, 2023