PR
Calendar
Keyword Search
Comments
Freepage List
Category
★
EUは石油等エネルギーの53%を域外から輸入している。
天然ガスの輸入方式は液化天然ガス輸送が約2割で、
パイプライン輸送は8割である。
特にノルウェーとロシアからは天然ガスの3分の1ずつを依存している。
バルト3国を含む7ヶ国の露依存度は8割~100%と言われる。
EUのLNG輸入国(方式別・国別)

資料出所:Europe's Energy Security:
Option and Challenges to Natural Gas Supply
Diversification より
TCF単位=trillion cubic feet (1兆立方フィート)
EUの天然ガスのロシア依存度(1)

(日本経済新聞2015.2.26 「EU,エネ戦略で脱露 ガス輸入先を多様化」より)
<下図は国名を記入>

EUの天然ガスのロシア依存度(2)

資料出所:Europe's Energy Security:
Option and Challenges to Natural Gas Supply
Diversification 資料:2012年
★
露パイプラインの主たる流れはウクライナを経由している。
ウクライナでは、露国境に近い親露派武装集団の
領土拡大に対抗するためにウクライナ政府がガス供給を
停止した。
ところが、其れに対抗して、露が親露派武装集団の支配地に
ガスを直接供給している。
さらに、露はウクライナが料金未払いならパイプラインを止める
と警告している。
★
ウクライナの内紛だけでなく、
ロシアVSウクライナの国境紛争、
ウクライナのガス料金未払いなどで
ウクライナを支援するEUにとっては
頭の痛い問題を抱えている。
EUはウクライナを含めての共同購入で価格引き下げを狙い、
ロシアからのパイプラインの他に、
中央アジアのガスをトルコ経由で運ぶ「南回廊パイプライン」などの
整備強化を打ち出した。
しかし、当面は露に依存することには、かわりがなかろう。
EUへのパイプラインの既設・構想図

(Web資料:「ATOMICA EU共通エネルギー政策 2006.11」 。
より最新の資料は上掲の資料*にあります。
* Europe's Energy Security 資料:2012年)
★
当面は、露・ウクライナが停戦協定を守るように、
全欧安保協力機構(OSCE)で監視活動を続けることしかないようだ。
★
呆けなりに資料をWebで検索しましたが、
正確性の保証はできかねます。
詳しい情報は原文で確認下さい。
相互に矛盾する資料は削除しました。
★
米国の狙い目はウクライナの鉱物資源か? Feb 26, 2025
ロシアのウクライナ侵攻をウクライナ側か… Feb 25, 2025
英国2024年10月CPI Nov 20, 2024