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シンガポールの建国の父の
リー・クアンユー元首相(91才)が
3月23日に逝去した。

<WIKIPEDIAより>
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英国の植民地のシンガポールで
誕生し、日本軍の占領期間(1942年ー45年)の
1年後に、名門の英・ケンブリッジ大学に留学、
卒業後は弁護士となり、政治家に転身して、
シンガポール自治州首相、
マレーシア連邦のシンガポール州政府首相、
1965年にはシンガポール分離独立と共に
初代首相となった。
1990年に首相を退任し、上級相となる。
2004年長男のリー・シェンロンが首相に就任すると
顧問相となり、2011年の総選挙で野党が躍進した時を
契機に顧問相も辞任している。
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資源に乏しい小国が生き抜くには
「絶対的な安定政権による効率的行政が不可欠」
との政治哲学を貫き、言論の自由の制限も厭わない姿勢で、
成長路線を貫いた。
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海上貿易、航空界のハブとしてのシンガポールの役割を
高めて、外資導入を積極的に図り、奇跡的な経済発展を成し遂げた
カリスマ的な巨人であった。
東京23区(623平方km)よりやや大きい面積しかない、710平方kmの
シンガポールを東南アジアの一大「金融・貿易センター」に成長させた。
初代首相時代にはPer Capita GDPが516米ドルに過ぎなかったが、
2013年には100倍強の55,182米ドルに増え、
既に日本の38,468米ドルを大きく上回っている。
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以前にも、公衆道徳面で厳しい規制を貫くシンガポールについて
述べたが、経済面だけでなく、ゴミのない清潔な環境を構築し、
教育面などでも世界的に最高峰の人材を輩出している。
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経済・社会環境、人材環境なども素晴らしく成長しており、
政治的には西側に軸足を置いていても、中国、露、印度にも
太いパイプを構築してきた。
現政権への批判が増えているが、それだけ国民が豊かになった
からである。
国力は付いているから所得分配率の問題であろう。
Per capita GDPでみて、
露のように 14,591米ドル、
中国のように、6,959米ドル、
印度のように 1,510米ドルに比べて
シンガポールは55,182米ドルと
極めて高い水準を既に達成ししていることを
「歴史の巨人(=オバマ大統領の表現)」に
国民は感謝すべきであろう。
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ほとんどの情報は読売新聞の写経である。
小生がクアラルンプール経由で
シンガポールを訪れたのは
40年余も前であった。
故人はその頃の初代首相で、
国は発展途上にあり、
小生は、日本のおもちゃの進出工場などを
上司にくっついた形で見学したようだ。
今は亡きその上司は
不甲斐ない小生に手を焼いたかもしれない。
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