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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Apr 8, 2015
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カテゴリ: アジア州

先進国が、中進国、後進国経済を

育成する国際機関として世銀、アジア開発銀行などがある。

新聞等では日米がアジアインフラ投資銀行の

認識遅れから 参加に出そびれたかのような、

やや悲観的な憶測が掲載されている。

しかし、参加国条件は受益国に主眼が置かれるべきであろう。

ドナー側主催者にはGDPでは世界2位ながら、

今もWB,ADBからの大口借金国の中国がいる。

中国は、世界金融センターを目指しているが、

GDPは大きいとしても、Per Capita National Income では

低位にあり、大気汚染問題、少数民族貧困問題などを抱え、

肝心の金融でも「影の銀行(=シャドー・バンキング)」という

不安定な金融構造を抱えている。

///

世界銀行統計、各種ランキングで中国の「地位」を見ると、 

外貨準備ランキング1位

(2013年末:3兆88百億ドルで2位の日本の1兆27百億ドル、

 3位のサウジアラビア74百億ドル、4位スイス54百億ドル、

 5位露51百億ドル、6位米45百億ドルを凌ぐ)、

対外純資産ランキング2位

(2013年末:207.6兆円で、1位の日本の325兆円に次ぎ、

 3位の独の192.2兆円、4位のスイスの103.6兆円を凌ぐ)

と、お金の量では日本と共にずば抜けている。 

国力という面では軍事力もあるから 

軍事費支出ランキングでは2位

(2013年SIPRI発表の世界の軍事費推計1兆7470億ドルの

 うち11.0%を占め、1位の米の37.0%に次、

 3位の露の5.0%、4位のサウジアラビア3.8%、

 5位の仏3.5%、6位の英3.3%、独・日各2.8%を凌ぐ)

と、単年度でみても大きく、

(累積がものを言う、軍事力では米・露には及ばないが、)

急速に力を付けてきている。

/// 

これからは、AIIBがドナー国を如何に確保するかが

大事となることは 目に見えている。

中国は、国力では随分と力を付けてきたが、

一人当たり国民所得では、

未だに、世界銀行からの借入基準が出来るくらいの

非ドナー国の資格すれすれにいる状態である。

つまりは、自国民の貧困さを犠牲にして、

国富を軍事などに回しすぎているのである。

中国政権が内部の腐敗の粛正に躍起となっているのは

貧困のなかでも国富を分かち合う

共産主義の根本理念を守るために

やむを得ない手段であろう。 

絶対王制ではないのだから、このような内部矛盾を抱えながら、

自国資金のビバレッジだけで世界のインフラ資金を支えることは

不可能である。

インフラ援助資金で、中国産業を振興させることで、

ウインウイン 互恵の両輪で、

上手くAIIBを走らせるのは

楽観過ぎる。

融資は、回収が鉄則であるが、

元本さえ回収できないリスクが現実には起こる。

一部の回収ができずとも、全体としてみると、

利益部分で補えるような 「補填・保障システム」がなければ

バブル金融となり、破綻は免れない。 

///

中国の 一部産業が成長 しても、

影の銀行を含む 金融業が回収不能 に陥る

懸念が解消できなければ

中国経済そのものが崩壊する危険なし、とはいえない。

/// 

一部の儲け企業の経営陣が米国などに市民権を

前もって確保するような動き=

「安全弁を外国に準備している動き」も気になる。

アダムスミスの見えざる手が導いてくれる(?)

自由主義経済でも危ないのに、

独占的共産経済では道を踏み外す危険が残る。 

/// 

これでは、いくら大国・中国でも用心しなければならない。

中国一国で危ない橋を渡るのは

危険すぎると呆けの小生でも思う。

諄いようであるが、 

日米両国を抜きにしてAIIBの運営が上手く行くはずはない。

AIIBはADB、WBの資金を利用するのに、

中国の借金(=又貸し)を介することは不可能である。 

むしろ中国は旧借金をADB,WBに完済すべきである。

本来は、ADB,WBは中国からの完済により、

資金を他国への支援に 回せるのである。

中国金融が抜群でも、

世界金融制覇の意気込みは、

あまりにも無茶な感がある。

少なくても、ADB,IBRDからの旧債を残したままで、

世界を中国が助けようとしていることの意味を考えよう。

いずれは、大口回収不足で 資金不足となり、

日米がドナーとして AIIBに加わらなければ

資金ショートが生じる のが目に見えるようだ。

日米は、AIIIBの借入れ予定国が出揃うのを待って、

本格的なインフラ支援のドナー側に参加すればいい。

金融は、互いに補うことで 融通 できるのである。 

国際金融機関


国際機関名

AIIB

ADB

IBRD

 本社所在地

 北京

 マニラ

 ワシントン

 設立時期

 2015年内予定

 1966年

 1945年

 トップ

 臨時事務局長:金立群・元中国財務次官 

(総裁は中国人が就任予定)

 総裁:中尾武彦 

(歴代総裁は日本人)

 世界銀行総裁:ジム・ヨン・キム 

歴代総裁は米国人

専務理事は欧州出身者 

 資本金

 当初500億ドル予定

 1,650億ドル

(2014.9)

 2,327億ドル

(2014.6末) 

 投票権(出資比率)

 中国50%予定

 <2014.9>

日本15.65%

米国15.65%

中国6.46%

インド6.35%

豪州5.8% 

カナダ5.25% 

 <2014年版>

米国16.7%

日本7.2%

中国4.6%

独4.2%

英3.9%

仏3.9% 

 融資残高

 <2014.9末

残高538億ドル

内訳>

中国26.8%

インド23.5%

インドネシア14.0% 

パキスタン8.9%

フィリピン8.4% 

 <2013年度

 IBRD,IDA

 融資額

 315.5億ドル>

主要貸出国

メキシコ

中国

トルコ

インド

ブラジル

インドネシア

コロンビア

ポーランド 

 加盟・参加予定国

 45・・・2015.3.31

 67

 188

 (域内)

 (31)

 (48)

 (域外)

 (14)

 (19)

 備考

 日米は加盟を見合わせるなかで、参加予定国が51となる見込みである。


(注)世界銀行の借入基準は一人当たりGNIが6,925ドルで、
   中国は6,560ドルだから、基準をかろうじて超過していない。 
   卒業国ではない。 
    世界銀行の主要貸出国実績は、2012年でみて、最大で14億ドルであり、
    一ヶ国貸出上限額は165億ドル(インドは特別に175億ドル)としている。
    世界銀行では出資比率85%以上の同意で議決されるから、
    唯一、15%を越える議決権を持つ米国が「拒否権」を有している。 
★ 
AIIB創設国・・・2015.4.15 nikkei.com
AIIB57ヶ国
アジア・太平洋地区(25)には分類上
アゼルバイジャン、グルジアは含まれず欧州地区にある。 
中東地区(10)にはアフリカのエジプトが含まれている。
表のうち、ADBメンバーは42で、アジア・太平洋地区(25)+中東地区トルコ+
欧州地区(アイスランド、ポーランド、ロシア、マルタを除く16) である。 






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Last updated  Apr 16, 2015 09:31:38 AM
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