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★
田舎での高校時代、政治には何とも疎い小生だったが、
高校は当時、勤評問題で荒れに荒れて授業は出来ないくらいだった。
受験高校でもなく、進学生はわずかの比率であり、
全校生徒は体育館兼講堂に集まり
生徒会長が演説する声が拡声器を通して聞こえる。
進学生は、先生の授業にはあまり期待できず、
小生は通信添削・増進会(Z会)の赤ペンが教師であった。
英語は、父が教育者であって、特別に高校教師に
依頼して家庭教師として付けてくれた。
★
当時の勤評問題は、今にして思えば、小生にしてみれば、
高校生に関するものとは思えない。
「先生達の勤務評価」は教師達の労働組合が反対し、
その代理戦争に生徒が担ぎ出されたように思う。
純粋な生徒には、真正な教育の場に
差別のような評価を持ち込むことは、
当時は教育の偏重のように思われて、
思考面での平衡感覚を失うように思われた。
・・・ ・・・ ・・・
生徒各人が葉書で陳情書を県のお役人に
出す決議も各教室単位で討議されたが、
今思うに、生徒の本当の意思表示とは思われない。
なぜなら勤務評定で苦しむ先生達を
救って貰いたいなどという嘆願書は
当事者以外が出しても意味がないからである。
代理戦争と言うよりも、
小生には、学生が大事な高校生活を犠牲にされた
ように思っている。
・・・
当時は、生徒達が評価を受ける先生達に同情したのであった。
しかし、現在においてはどのような職場でも
勤務評定・評価は公正・公平を目指している。
偏重することは評定そのものの効果を台無しに
することであることが判っている。
★
もう、小生達が高校時代に惑わされたような、
高等学校教職員組合ではないから大丈夫であろう。
高校生が、選挙権を持つことには数々のメリットがある。
18から19才の人口は約240万人(今日の新聞)であり、
既存の全有権者1億403万人(H22.7.14)に之を加えると
新有権者1億643万人の2.3%である。
比較時点が不明確なので2%程度と言った方が良いかも。
全国の投票率平均は「57.92%」であるが、これをサンプル的に
5才区切りで年齢別の投票率を見(*)た表がある。
「 第22回参議院議員通常選挙における年齢別投票状況 」
・・H22年12月総務省選挙部・・
(* サンプル平均は59.93%と、母数平均より2.01%高い。)
20才代は33.68%、
25才代は38.49%、
30才代は45.93%、
35才代は51.21%、
40才代は56.15%、
45才代は61.67%、
50才代は65.84%、
55才代は69.54%、
60才代は73.82%、
65才代は78.45%、
70才代は76.85%、
75才代は70.89%、
80才以上は 49.34%
・・・
20才以上25才未満層の投票率は約34%と、
65才以上70才未満層の投票率の約78%に比べて
半分以下に過ぎない。
★
20才代の投票率が低位にあるからと言って、
18才から19才代を有権者に取り組んでも無意味だろうか。
むしろ、逆かも知れない。
早期から世間を知ること、
政治が最大公約数の厚生を求めていること、
その公平・公平を支えているのが民主的な選挙制度であること、
を理解すれば、若者が最も不利である現代世界の矛盾を
政治を通して訴えることが出来る仕組みを利用しないはずがない。
とくに、衆偶政治では無視されそうな少数者の不利益にも光を与える
民主主義の懐の広さには気がつくであろう。
政治の重要さを若い内に知ることで、
家庭や、仕事など以外にも目が行き届き、
選挙への取り組みが高まると思われる。
★
国民としての自意識面はもちろん、
地方単位での参政権の不平等是正にも役立ち、
人口面で高齢者に偏りがちな全国的な参政権の歪み是正にも役立つ。
このままでは、高齢者の意向のみが優先されかねなかったが、
年金問題・高齢者医療問題などで将来の負担を担う
若者の意見がくみ取れる。
つまり、年代間に亘る受給金・負担金の不平等の問題なども
堂々と国会で触れられる。
高齢者もノンビリと若者の犠牲の上に胡座をかいてはいけなくなる。
負担に耐えられる高齢者は医療費を応分に負担し、
無駄に医療費を使うことを控えて、病気を出来るだけしないように
健康志向で生活しなければならない。
★
国を守るとは言っても、高齢者にはそれができない。
中国、露などが覇権を広げようと摩擦が高まっているなか、
国防問題などにも若者の意見を取り入れる必要がある。
★
地元の高校時代に、選挙権を行使することで、
自然な形で、親たち、地元の人達から政治の仕組みを学べば、
どこに行っても公平・公正な政治の大切さを保てるであろう。
★
小生が、高校時代に、教師達の代理戦争に駆り出された
苦い経験が再び起きることはあるまいと念じる次第。
それほど、「 おぼこい高校生 」は今は居ないから
大丈夫だと家内には言われた。
★
このように、小生達の周りでは、
勤評台風が吹き荒れた高校生活であったのだが、
先日、半世紀以上経って、
初めて高校同窓生が15人余集まった。
場所は新宿歌舞伎町の料亭?である。
懐かしい顔、面影のある顔、
全く判らない?顔などであったが、
少し前まで養蚕に使っていた二階建ての暗い校舎、
校舎に囲まれたテニスコートなどを
思い出すには十分であった。
高校には「蔦の絡まるチャペル」などはなかったが、
ペギー葉山の歌を中心に唄って散会した。
やはり、「 南国土佐を後にして 」が
一番、我々には相応しく思った。
校歌はかなり忘れたが、ペギー葉山のこの歌は
みんなが覚えている。
アルバムを探して、
次に合うときにはクラスメートの顔を
覚えておきたい。
★
呆けの戯れ言である。
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蛇足であるが、一人前の人間として、選挙権を与えるのであり、
もはや少年ではないから犯罪などにも配慮すべきではない。
すべて大人並みに扱うべきであろう。
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