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1.7-9月期 国際収支速報・・四半期別項目別実数:単位=億円
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財務省公表:国際収支四半期ベースから
>
2.GDP四半期別項目別成長率速報

< 内閣府公表:2015年7-9月期のGDP四半期速報 >
★
GDP速報値(Q.E.)は昨年10-12月期にプラス(0.3%)に転じて、
1-3月期1.1%と続いたものの、4-6月、7-9月期には
連続して▲0.2%が2期続いている。
///
今7-9月期のGDP寄与度でみると内需が▲0.3%、外需は0.1%である。
需要項目別実質成長率の推移(今4-6月期→7-9月期)を
民間で見ると、
民間最終消費支出が▲0.6%から 0.5%、
民間住宅は2.4%から1.9%、
民間企業設備は▲1.2%から▲1.3%、
民間在庫品増加の寄与率は0.3%から▲0.5%
公的需要でみると、
政府最終消費支出は0.6%から0.3%、
公的資本形成は2.1%から▲0.3%、
公的在庫品増加の寄与率はともに▲0.0%。
輸収入動向では、
財貨サービスの輸出は▲4.3%から2.6%、
財貨サービスの輸入は▲2.8%から1.7%
であった。
///
消費は増加したものの、前期のマイナスを補うほどの大きさではなく、
民間住宅はまずまずだが、
民間設備投資は機械受注の中国不調などから2期続いてマイナスとなり、
民間在庫品は積み崩し、
公的消費支出は引き続きプラスだが、
公的資本形成はプラスから若干のマイナスに転じ、
公的在庫品増加の寄与度は、マイナス気味。
///
輸出は4-6月期に▲4.3%と落ち込んだが、7-9月期は2.6%、
輸入も▲2.8%から1.7%とプラスに転じ、
寄与度は▲0.2%から0.1%と僅かに貢献している。
★
デフレーター(名目値/実質値)の変化( 今4-6月期→ 7-9月期 )をみると、
GDPデフレーターは0.3%から0.2%、
国内需要デフレーターは0.1%から0.2%、
輸出デフレーターは1.5%から▲0.6%、
輸入デフレーターは▲0.1%から▲0.5%となった。
///
世界的な原油価格下落が国際物価を押し下げて、
他方で円安政策から国内物価は上がり気味なのではないだろうか。
★
参考として実質GNI(国民総所得)は今4-6月期の0.7%から
7-9月期は▲0.4%となった。
実質雇用者報酬は同様に▲0.1%から0.8%となった。
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政府の賃上げ要請もあり、実質的な賃金は
2014年度のマイナス(対前年同期比でみて▲1.2%)の伸びの世界から
今4-6月期には0.7%、7-9月期1.6%とプラスに転じている。
しかし、実質個人消費は賃金の弱い伸びや、
原油安の恩恵はあるものの、円安で国内物価が上昇しつつあり、
消費増税などの迫る中で、
財布のひもは固く結ばれたままである。
★
以上は、内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部の
説明を 小生なりに纏めたもの 。
ずれて居るであろうから、
原文をご覧下さい。
ただし、原文は、偏りはない代わりに、
原因結果には触れられていない。
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参考:機械受注統計(内閣府の季節調整済み前期比)
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船舶受注は大型受注であり、不定期なので、これを除いた受注の方が
機械受注動向の流れを把握しやすい。
景気動向を見るためなら「(除船電)・・・の数字」を採用することをお薦めする。
賢明なる皆さんには余計なことであろう・・・
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