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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Jun 7, 2016
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 世界一強い男のモハメド・アリ氏が逝去してから、

アメリカでは彼がボクシングで世界を制した栄誉よりも、

彼がその名誉を擲っても自らが属する黒人社会への偏見に対して

人類が本来持っている平等の精神に訴えようとした努力が

いまや見いだされている。

 あの米大統領として世界から尊敬の念で見られている

リンカーンでさえ奴隷解放に、時代にそぐわなくなっている

奴隷制度を見限って奴隷を本来の居住地に返還するという

方向性を模索したに過ぎない。

/////////

リンカーンの偉大なところは、アメリカが連邦として

一つに纏まる(to be  united) ためには

何事であれ最優先するという姿勢を貫いたことであろう。

 纏まるための、排除される分野からの凶弾に倒れたが、

連邦大統領として最高の評価を受けている。 

///////// 

 つまり、米大陸で奴隷の身分にあるモノを解放して白人社会に

平等に受け入れることを積極的には講じていない。

米国の白人社会は 、ジョン・ウエインの西部劇が悲しく物語るように

英国の貴族社会に見切りを付けた清教徒が海を渡り、

新天地を米大陸に見いだして、

現地の遊牧未開人の「インディアン?」と戦いながらやっと手に入れた

拳銃・鉄砲の社会 であるように思える。

(あのリンカーンでさえ敵対するインディアン?には徹底的に厳しく対抗した。

 銃社会からのテイクオフはトランプ大統領候補のような人物が排出することでも

 判るように、不可能なのは歴史的な必然性があるのかも知れない。) 

 その後は、奴隷としてアフリカから持ち込んだ黒人の労働力により成長できた

時代を経験している。

 その奴隷が北部でさして必要でなくなってきた時代が、

南北戦争(1861~1865年)の時代である。

 南北戦争は、アメリカ合衆国に留まった23州と、

脱退した南部の11州=アメリカ連合国)

が戦った内戦(The Civil War)である。

///////////// 

<補足> 

 祖国英国との決別・独立(1175~1783年)の時代と混乱するが、

アメリカの植民地住民は英国に対して仏、スペイン、オランダの支援を受けて

勝利し、独立を果たしたのは ある。・・

ただし、当時独立したのは、 米東部沿岸にあった

「下記の赤マーク13州」の英領植民地に過ぎない。

 また、アフリカ系黒人は英米両軍共に従軍したが、 北部の先住民

分裂したものの開拓者に侵略されており アメリカ軍と敵対 する道を選択した。

敗戦から撤退した英国軍は先住民に相談なしに、土地を米軍に割譲したために

北西インディアン戦争が1785~1795年に勃発した。 

 < 合衆国憲法を批准した年で区分した州 >

米合衆国2

 ( 画像が見辛いときは、右クリックして別のタブを開き、それをご覧下さい。 ) 

米合衆国1

    < WIKIPEDIAより

////// 

 リンカーンの意図とは違い?、奴隷は本来の祖国でないリベリアに

逆植民を行っているが、その成否は別として、米大陸の黒人社会は

白人との平等な扱いを受けられていたのであろうか。否。

 モハメド・アリのいうように、その地位は劣位に置かれたままである。

 徴兵制度でも黒人が多く徴用されており、彼は「自由を求めて戦う政府」が

「黒人の自由を縛りながら、白人の自由を歌いあげている」と理解したのでは

ないだろうか。

 世界中の人間が、米国の「自由」は素晴らしいと評価しているが、

米社会では「自由」の根底には、その「自由」のために犠牲になっている

不自由、貧困、差別などがあるらしい。

 モハメド・アリ氏は英・米流の上品な表現ができないから、

あからさまな行動(イスラム教への改宗、金メダルの川への投棄、

徴兵拒否など)に走っている。

 反社会的な行為とも取られかねない行為は、頭の良い白人社会に

絶好の攻撃機会を与えてしまい、世界タイトル剥奪や、

対外試合禁止などで、多くの社会的な名誉の機会を剥奪されている。

 彼は、長期的なリング外の戦いでは無罪を勝ち取ったが、

ボクシングで頭部に受けたダメージは大きく、パーキンソン病との

闘病生活ののち、敗血症ショックで74歳で死亡した(2016.6.3)。 

///////////////// 

 ” Float like a butterfly,sting like a bee”と言われるような、

「蝶のような華麗なフットワークと蜂のように鋭い左ジャブ」の

「ヘビー級史上最速のボクシングスタイル」が有名である。 

 ボクシングやレスリング界では一歩間違うと暴力や、反社会的な行為と

間違われやすい。

 モハメドアリ氏は亡くなってこそ、彼の意図した本当の狙い

(=黒人社会への不当な差別の訴え)が世界に広がったかも知れない。

 白人社会も彼の意図が死後だが解りかけているようである。

 ブームのように彼の人気に相乗ろうとする政治家も大勢いるかも知れない。

 それでも黒人の地位向上には役立つであろう。

 黒人の地位向上を願う、素朴だが偉大な人物を失ったが、

その見返りに少しでも黒人の地位が見直されることを期待したい。

 カシアス・クレイという暴れ者であったが、

世界統一ヘビー級王者をTKOで倒した後は、

モハメド・アリと改名、

名前のように「予言者・ムハンマド」と

「指導者・アリー」に値する

人間になることを意図していたのであろう。

///////////

 イスラム改宗前は、Cassius Marcellus Clay,Jr.だが、

未だに奴隷制下と同様の米国での

命名を不服としてこれを捨てることを選んでいる。 

/////////// 

 世界王者ではあったが、

タイトル戦では「Rope a Dope」と呼ばれるような、

防戦主体に見せかける戦法を取ったために、

頭にパーキンソン病の遠因を蓄積したとも言われる。

 日本のプロレスラー・アントニオ猪木との

「格闘技世界一決定戦」での

「リングの床を背にする猪木」と

「アリの仁王立ち」の奇妙な試合は記憶に残る。

 1990年の、イラクでの米人人質事件では

病をおして現地に赴き、

サダム・フセインと対話して解放にこぎ着け、

解放された6人とともに

航空機で帰米したことでも知られる。 

 1996年闘病生活でも米社会に黒人の公民権を訴えるアリに、

アトランタオリンピックの聖火台への点灯役が与えられて、

金メダルが再授与された。 

/////// 

 ローマオリンピックで金メダルを獲たアリなのだが、

帰米直後、レストランで黒人である理由から入店拒否されたため、

金メダルを川に投げ込んだことがあり、

改めて金メダルが送られたという。

////////

 2005年米国の文民最高勲章「大統領自由勲章」 が贈られている。

 2009年にはアイルランド クレア州エニスの名誉市民にも選ばれた。 

★  

 呆け頭の哀悼の言葉といたしたい。

★ 

 記事については、WIKIPEDIAなどを参照した。

★ 






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Last updated  Jun 8, 2016 12:07:53 PM
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