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Jan 20, 2021

コロナ危機の纏め６/8：　グルーバル経済～複雑性への挑戦　第６章　「距離」のビジネスが世界を変える　＆　　日本のCOVID-19　非常事態宣言県　＆　沖縄県

カテゴリ：思考紀行

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NHK　COVID-19の日本の感染状況

2021/1/19

★

人口百万人当たり７日間新規感染者数
　　　　　　（対数目盛）

 日本全国東京都沖縄県 

１次は着地、２次、３次は鯉の滝登り型

https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/japan.html?d=2&y=0

★

M88渦巻き銀河かみのけ座＜おとめ座銀河団：NASA

M88↓

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ↑スピカ
http://tukinoboru.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/m88-6715.html

おとめ座が良く見える月　４月０時、５月２２時、６月２０時
誕生月の星座は太陽の近くに居て、夜空に見えるのは３～４ヶ月前。
春の星座で青白く光るスピカが目印ですが他は暗い星座。
上記は　５月の星空　国立天文台

コロナ危機の纏め６：

　グルーバル経済～複雑性への挑戦　

　　第６章　「距離」のビジネスが世界を変 える

「 ソーシャルディスタンス」

　新型コロナウイルス感染で俄かに流行した

キーワードである。

トーマス・セドラチェク は言う。

　パンデミックでは～

近いものは近くなり、遠いものは遠くなる。

　つまり、世界中を飛び回り～

誰とでも取引が出来ていた頃は、

私たちは 流動的 でした。

　私たちは世界中のどこにでも～

いることができた。

　今もインターネットを使って～

世界中のどこにでもいることはできるが～

私たちが向かおうとしている

インターネットの世界は アナキスト的なも のです。

　とても自由主義的です。

　あなたがやりたいことは色んな方法を使って～

何でもできます。

インターネットには「王様」は居ません。

　インターネットにはルールを定める議会もありません。

　非常に混沌としていますが上手く機能しています。

　これは一つの見方ですが、

とても 共産主義的な見方 もできる。

　息子には「IRL」で

会ったことのない友達がたくさんいる。

IRL= in real life（リアルな生活の中で）

　彼は私たちの世界を

「the world of boomers(団塊の世界)」

と呼び、「IRL」と呼びます。

　2階で彼がパソコンで遊んでいるときに

時々その言葉が聞こえてきました。

「OKじゃIRLでするのはどう？」

　「IRL」て何と聞くと～知らないの？

”リアルな生活の中で”という意味だよ。

　彼にとって大半のこと～

例えば交流や議論、もしかすると

愛でさえも架空の空間で起こっていることであり、

私たちの世代では子供の頃、いや親が若かったころには

作られていた映画は～

現実に見えるように作られていました。

　今の私たちは映画の中のような生活をしています。

仮想≠現実

　　　　↓

≒

トーマス・セドラチェク は言う。

　私たちはインターネット・ウイルスにも「ウイルス」

という言葉を使います。

　コロナウイルスは私たちの移動を制限してきました。

　想像してみてください。

　インターネットを崩壊させるデータウイルスを。

　コロナウイルスの代わりに選ぶことが出来るとすれば。

コロナ　　　　｜ウイルス
　インターネット｜

　私は１３歳の子供にどちらのウイルスがマシかと

聞く勇気もありませんでした。

　もし、私が息子にこの質問をしたなら、

もちろん、彼は私の顔を見て笑い

「コロナウイルスの方がずっと良い」

と即答するでしょう。

　また、私たち大人が

人の動きを止めるか、

データの動きを止めるか～

どちらかの選択の場に居ると想像してみてください。

　２０２０年においては

データの動きが止まるほうが

この生物学的な物よりも

はるかに悲惨な事態を招くでしょう。

　ですから～諸刃の剣である。

　繰り返しになるが、スピリチュアルな形、

インターネット上のデジタルな形に変換可能なものが

より多く交わされるようになり、

実際の物理的な交流や人々の交流は

今後減っていくでしょう。

マルクス・ガブリエル は言う。

　デジタルの変革を加速させるべきという考え方に

心から異議を唱えます。

　例えば、学習システム、

従来型の大学での学習システムをオンライン学習に

取り替えるべきだとか、

人間のコミュニケーションを遠距離通信に

取り替えるべきという考え方です。

　これらは人類にとって悲惨なものになります。

　またそれは機能しないでしょう。

オンライン化は人類にとって災 厄

　我々は我々を繋ぐ物質的宇宙の単なる一部だけではなく、

そこには変化をもたらしうるのです。

　人類の真の進歩は物質的レベルでは起きません。

　物質的なレベルでの近代の論理は単に技術の発展しか

見いだせず、人間の存在にとって脅威でしかない。

啓蒙なき近代というのは、

必然的にサイバー独裁制

に向かいます。

　ですから、グローバル化とデジタルの道を

まさに１９９０年以降目の当たりにしてきた形で進めば

必然的に全世界が北朝鮮の形になってしまいます。

　問題は我々がそれを望むのかです。

　我々は自身のことをウイルス学的モデルで考えるのか

それはつまり、完全なる支配や監視行動の制御の元に

置かれることになる。

マルクス・ガブリエル は言う。

　そこには、この問題に関する現代の社会の考え方に

おいて常にある思想様式があり、

それはマルクス主義批判を思い起こさせます。

　ほら、理想の国家は上手くいかなかった

と皆さんは言う。

　マルクス主義は駄目だったと。

　私はマルクス主義者ではないが

気を付けなければならない。

　マルクス主義者のイデオロギーは

世界で最大の国中国を動かしているイデオロギーである。

　共産主義は失敗したという考えも酷い誤りです。

共産主義は本当に失敗したのか？

　中国が旨く行っているというのではない。

　申し上げて居るのは、現在の所、

マルクス主義は終わっていないということです。

　また、明らかに忘れてはならないことは、

冷戦は決して終わってはいないということです。

　そして唯一の本格的な代替案としてあるのが

現代の中国のイデオロギーです。

　ですから、習近平の社会に対する見方が

現在世界を征服しつつあります。

　ヨーロッパは人類の歴史で

初めて完全に中国の先例にならっています。

　我々が取っている対応策は中国のものです。

　人々は中国を模倣するべきだと言っています。

　注目すべき初めてのことです。

　これは新しい超大国～中国の存在感の立証です。

　我々はアメリカ化を目の当たりにしてきました。

　そしてこれからは西洋と東洋の意義を

同等に取り入れていくでしょう。

浮上する中国の存在感

　ですから我々には自身を理解するための

新しいモデルが必要なのです。

　もしそれを望まなければ、

中国の現代の毛沢東のイデオロギーが

他のイデオロギーよりも優れている

という結論に至るかもしれない。

　しかし、我々は少なくとも、

これがなすべき正しいことかどうか

真剣に議論すべきだと思います。

ニーアル・ファーガソン は言う。

　あるレベルにおいて、パンデミックは

左派への傾倒を生み出します。

　なぜなら、国民皆保険を求める声を正当化し、

このような時には小さな国家を目指すべきだという

保守派の主張を弱めるからです。

　危機においては

国家は欠くことのできない役者の如し。

　一方、急進派や社会民主主義者たちは

パンデミックをきっかけに、左派に勢いが付くと喜ぶ。

　しかし、パンデミックが開かれた国境や

グローバリゼーションの危険性を露呈し

国民の基本的安全という面で

国民国家の優位性が再認識されているという

点に彼らは気付くべきでしょう。

　最終的な分析において、

パンデミックはグローバリズムに対する批判が正しかった

ことを表していると思います。

トーマス・セドラチェク は言う。

　労働は既にバーチャルな領域に移行していると思う。

　先進国のGDPの７０％はサービス業が占める。

　そして、これらのサービスは

とても簡単に抽象的な世界に移行できる。　

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