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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Feb 9, 2021
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カテゴリ: 思考紀行
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PC挿絵


標高4千m級に生息する
南米アンデス山脈地域
のラクダ科の動物は?
アルパカ(alpaca、Vicugna pacos、漢名: 羊駱駝)

            2/9
→今日は特別な「お肉の日」




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(1/7)NHK BS1 ニーアル・ファーガソンの世界 欲望の資本主義 2020 スピンオフ




​​ (2)NHK BS1 ニーアル・ファーガソンの世界 

  欲望の資本主義 2020 スピンオフ​​

 (本来は「欲」よりも「慾」なのでは?・・・めいてい君)​


​ヘンリー・キッシンジャー(1923~)​​​​
 アメリカの国際政治学者
 ニクソン政権、フォード政権期の国際安全保障問題
 担当
大統領補佐官、国務長官​​


 彼は学者でありながら、権力と政治の世界に入り

込む
ことに成功した非凡な人です。

 彼はハーバードで政治学の教授を務め、リチャード・

ニクソンの国家安全保障担当補佐官になり、さらに

国務長官になりました。

 キッシンジャーは96歳ですが国際政治の分野で

精力的に
​活躍中です。


WIKIPEDIAから


 彼はその年齢にもかかわらず、テクノロジーに強い

興味
を持っています。

 人工知能やサイバーセキュリティに関する彼の最近

文書ではインターネットは「自然状態」だと論じて

います。

 これは トマス・ホッブズ (イギリスの政治哲学者

1588~1679)が17Cの偉大な著書「リヴァイアサン」

述べた「自然状態」そっくりです。






 支配構造も国家の階層的な権力もなしで、人々の意思

全て任せてしまうと無秩序状態になり暴力と狂気が

広がる
とホッブズは主張しています。

 ルールがなく、サイバー戦争が絶えず国家が争い、

故人が国家や他の個人に対して戦いを挑む現状・・・

インターネットが17世紀初期のヨーロッパのような

状況を
作り出しています。

 そこには主権などないに等しく、いわば無法地帯です。

 情報戦争があり、例えば、ロシアがアメリカや他国

選挙に干渉しようとしています。

 秩序が必要だとキッシンジャーは主張していて

私も
同感です。

 無秩序が大混乱を招き、大混乱が実世界までに波及して

います。

 インターネットからアメリカ政治へ、ヨーロッパの政治

へと。

 この問題の解決策はまだありません。

 私たちは1648年のウエストファリア条約のような

ものが必要になると・・・私は自著で主張しています。





WIKIPEDIAから


 私はこれを「サイバー・ウエストファリア」と呼ぶ。

 自らを抑制すべくルールを設けることをことを国家間

合意するものです。

 しかし、「サイバー・ウエストファリア」への道程

はまだまだ遠い。

 むしろ我々はインターネット版30年戦争の最中に

居ます。

 ヘンリー・キッシンジャーの伝記を書いていて学んだ

考えの一つに、「予測の問題」と呼ぶものがあります。

 「予測の問題」は政治以外のことにも当てはまります。

 それはどんな意思決定者も直面するジレンマです。

 あなたが首相だったとしましょう。

 そして大惨事のリスクに気付いたとします。

 でも確実とは言えないリスクです。

 どれほどの確率かも言えません。

 隔離と示せない不確実な領域に存在するものの

リスクはある状態です。

 リスクを排除する、または軽減させるべく困難な

行動に出ますか?

 もしかしたら成功するかも知れません。

 でも、何もせず最善の結果を祈るだけと言う手もある。

 幸運にも大惨事は起らないかもしれません。

 予測の問題とは大惨事を阻止しようと先手を打っても

見返りがないということなのです。

 なぜなら避けられた大惨事、起こらなかった事件に

対して
感謝する人はいないからです。

 何もしなければ行動のコストを被ることはありません。

 ですが、大惨事は起るかも知れません。

 意志決定者の受ける報いは極めてアンバランスなのです。

 民主主義においては何もせず最善の結果を祈るほうが

簡単です。

 なぜなら、予防策のための先行投資はほぼ確実に無駄

となるからです。

 大惨事を阻止することに成功した場合でも、

起こらなかった大惨事には誰も感謝しないため

報いはなしです。

 これがキッシンジャーが明確にした問題で、経済の領域

にも当てはまります。

 経営者ならば誰でも「予測の問題」に日々直面している

はずです。

 事業に問題が発生する可能性がありますが、大惨事を

防ぐために投資をするのか、それとも楽な道を選んで

何もせず最善の結果を祈るのか、これは中央銀行にとって


問題です。

 2008年の金融危機の際も、FRBのエコノミスト達は、

より多くのデータが出るのを待つ・・・というものでした。

 そしてデータをモデルに当てはめ、リーマンブラザーズ

倒産の余波に対し、限定的な対応しか取らなかった。

 これは典型的な官僚的対応でした。

 「予測の問題」はFRB議長ベン・バーナンキも直面し

ました。

 彼は金融の歴史について学んでおり、世界大恐慌の

リスク
を感知したのです。

 彼は官僚的意見を却下し、リスクを取って急進的な

慣例に
とらわれない金融政策を進めました。

 ちなみに、この政策は1990年代の日本の経験を

手本にしたものです。

 正しい判断だったと思います。

 しかし人気はあったでしょうか?

 ありません。

 多くの人がこの量的緩和を批判しました。

 彼のお陰で大恐慌を避けられたのだとしても

その功績を称えることはあまりないのです。

 なぜならこれが避けられた大惨事の典型例だから

です。

 わたしたちはこうした避けられた大惨事について

感謝を
しない傾向にあるのです。







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Last updated  Feb 9, 2021 01:13:03 PM
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