「楽天モバイルのプラチナバンドが始まったから、うちの電波もよくなったのかな」と気になりますよね。せっかくなら、自分の生活圏で使えるのか確かめてから判断したいです。
ただ、調べてみると、公式マップでプラチナバンドだけを見ることはできなかったり、エリアに入っていても屋内だと別の話だったりと、ちょっと注意が必要なんです。この記事では、プラチナバンドの中身と今の展開状況、公式での調べ方、改善が期待しやすい場所としにくい場所、端末の確認、そして 楽天モバイル への乗り換えを考えている人向けに、申し込み前のチェック手順までまとめました。
この記事の情報は2026年6月時点のものです。
プラチナバンドは、携帯電話で使う電波のうち700MHzから900MHzあたりの周波数帯を指す通称です。楽天モバイルが2024年に始めたのは、このうちの700MHz帯になります。
この周波数帯は、波長が長くて壁を通り抜けやすく、障害物を回り込みやすいのが特長です。だから屋内や地下、建物の奥まで電波が届きやすい、というのがプラチナバンドの強みなんですよね。
ここで勘違いしやすいのが、5Gとの関係です。5GのSub6やミリ波は、プラチナバンドより高い周波数帯で、こちらは大容量・高速通信に向いています。プラチナバンドは「電波の通り道」を広げる話で、それ自体が速度を上げる技術ではありません。つながりやすさと速さは、別々に考えると整理しやすいです。
楽天モバイルは、総務省から認定を受けた700MHz帯のプラチナバンドを、2024年6月27日に商用サービスとしてスタートしました。認定自体は2023年10月に受けています。
展開のしかたには方針があって、これまで電波が届きにくかった場所(カバレッジホールと呼ばれます)を優先しつつ、主要都市部から順次広げていく、と公式に説明されています。割り当ての基準では、10年後までに各エリアで人口カバー率80%以上を目指す計画とされています。
楽天モバイルは基地局を設置した市区町村の情報も公開しています。ただし、ここで注意したいのは、 その設置情報がそのままプラチナバンド基地局とは限らない ことです。「自分の市区町村が載っていたからプラチナバンド対応だ」とは言い切れないので、過度な期待は禁物です。
ここが、いちばん多い勘違いポイントです。 公式エリアマップでプラチナバンドだけを取り出して確認することはできませんでした 。
楽天モバイルの公式エリアマップで表示されるのは、4G LTE、5G Sub6、5Gミリ波といったサービスエリアです。「4G LTEのみ表示」といった切り替えはありますが、「700MHzだけ」「プラチナバンドだけ」を色分けするフィルターは見当たりませんでした。マップの表示は2026年6月1日更新、5月18日時点のデータでした。
しかも、このマップは計算上の数値判定で作られているので、実際の電波状況とは違うことがあります。「マップで4G LTEエリアに入っている=そこはプラチナバンド対応」とも言い切れないんです。マップはあくまで生活圏が楽天モバイルのエリアに入っているかを見る入口、と考えるのがちょうどいいです。
「プラチナバンドが来たから、もうどこでもつながる」とまではいきません。期待しやすいところと、しにくい・別問題のところを分けてみました。
| 状況 | 期待しやすい改善 | 期待しにくい・断定できないこと | 確認方法 |
|---|---|---|---|
|
屋内・地下・建物の奥で弱い
|
低周波数の回り込み・透過で電波が届きやすくなる余地 | 建物構造・遮蔽物・地下深部・基地局未整備では断定できない | 生活圏で実測、電波改善依頼、必要ならCasa確認 |
|
公式マップで4G LTEエリア内
|
楽天モバイルの4G LTEが使える可能性を確認できる | 4G LTEエリア=プラチナバンド対応とは限らない | マップの表示項目を確認(プラチナ単体表示はなし) |
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5Gの速度が不満
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プラチナバンドの主目的ではない | 速度向上技術ではなく、5Gの高速化とは別 | 5G Sub6・ミリ波エリア、端末、時間帯別の速度を確認 |
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イベント会場・繁華街・災害時
|
電波到達の面では改善の可能性 | 混雑による速度低下・つながりにくさは残る | 時間帯・混雑・障害情報を別に確認 |
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Band 28非対応の端末
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直接の恩恵は期待しにくい | 端末が非対応だと700MHzをつかめない | 楽天回線対応製品・周波数一覧・OSとソフトを確認 |
ざっくり言うと、プラチナバンドが効きやすいのは「屋内や地下、建物の奥で電波が弱い」という到達の問題です。一方で、5Gの速度や、イベント時の混雑、通信障害は別の話。プラチナバンドは速度を上げる技術ではなく、混雑時はむしろ遅く感じることもあると公式も説明しています。「届きやすさ」の改善と「速さ」は、別々に確認するのがおすすめです。
なお、屋内対策のRakuten Casa(自宅に置く小型基地局のような機器)も、建物の構造や遮蔽物によっては同じ建物の中でも届かないことがあります。万能ではない、と知っておくと安心です。
エリアが来ても、端末がその電波に対応していないとつかめません。ここも乗り換え前に必ず確認したいところです。
楽天モバイルの公式サイトには、手持ちのスマホが使えるかを調べる「対応製品の確認」ページと、製品ごとの対応周波数を載せた一覧があります。プラチナバンドの恩恵を受けたいなら、4G LTEの700MHz(Band 28)に対応しているかが目安になります。一覧では対応が「○」、非対応が「−」で示されています。
注意点もあります。楽天モバイルで買った端末以外は動作保証の対象外で、海外で買った端末は使えないことがあります。iPhoneは世代によって、Androidはメーカーや販売元、国内版か海外版かで対応がまちまちなので、「iPhoneなら全部OK」「Androidなら大体OK」とまとめてしまわないほうがいいです。 Band 28に対応していない端末だと、プラチナバンドの直接の恩恵は期待しにくくなります 。
楽天モバイルのエリアには、自社回線のほかに「パートナー回線」があります。これはau回線を借りてつなぐローミングで、楽天モバイル自社のプラチナバンドとは別ものです。
つまり、確認する軸は「楽天回線エリア」「パートナー回線エリア」「プラチナバンド対応」の3つに分かれます。今つながっているのがパートナー回線なら、それは楽天モバイルのプラチナバンドでつながっているわけではない、ということになります。
楽天回線エリアとパートナー回線エリアの境目では、通信や通話が切れたり、一時的に使えなくなったりすることがあります。「auローミングがあるから大丈夫」と考えていると、境界付近で困ることもあるので、自分の生活圏がどちらなのかは分けて見ておきましょう。
ここまでをふまえて、確認の手順を整理します。新規で乗り換える人と、すでに使っていて電波に困っている人で、やることが少し違います。
| 状況 | まず確認すること | 注意点 |
|---|---|---|
|
新規契約・乗り換えを検討中
|
生活圏が4G LTE・5Gエリアに入っているか、端末が楽天回線対応で必要な周波数に対応しているか | 公式マップは計算上の判定で、実際と異なる場合がある |
|
屋内で使えるか不安
|
デュアルSIMなどで生活圏の電波を実際に試せるか | マップでエリア内でも、屋内の奥・高層階・地下は別 |
|
パートナー回線でつながっている
|
楽天回線エリアとパートナー回線エリアを分けて確認 | 境界付近では切れたり一時的に使えないことがある |
|
すでに利用中で自宅が弱い
|
電波改善・調査依頼フォーム、Rakuten Casaの条件 | Casaは案内できない場合や、建物内で届かない場合がある |
新規で乗り換えるなら、まず公式マップで生活圏を見て、次に端末の対応を確認し、できればデュアルSIM(1台のスマホで2回線を使い分ける機能)で実際の電波を試すのが確実です。デュアルSIMには対応端末が必要なので、そこも合わせて確認してください。
もし試して合わなかった場合に備えて、初期契約解除という制度もあります。ただし、起算日から8日以内の消印有効で、申請書の郵送などが必要なうえ、端末購入分など対象外もあるので、単純な「無料お試し」とは考えないほうがいいです。 楽天モバイルの申し込み前に 、エリアと端末はセットで見ておくのがおすすめです。
すでに使っていて自宅だけ弱い、という人は、電波改善・調査依頼のフォームから相談できます。状況によってはRakuten Casaを案内してもらえることもありますが、案内できない場合もあります。
別ものです。プラチナバンドは700MHz帯という低い周波数の通称で、屋内や地下に届きやすいのが特長です。5GのSub6やミリ波は高い周波数で、大容量・高速通信に向いています。
2026年6月時点では見られませんでした。公式エリアマップは4G LTE・5G Sub6・5Gミリ波を表示しますが、プラチナバンドだけを取り出すフィルターはありません。マップは生活圏がエリアに入っているかを見る入口として使ってください。
必ずとは言えません。低周波数で届きやすくはなりますが、建物の構造や遮蔽物、地下の深さ、基地局の整備状況によっては届かないこともあります。気になる場合は生活圏で実測するのが確実です。
速くする技術ではありません。むしろ高い周波数帯と比べると速度が遅くなる場合があり、混雑時は遅いと感じることもあると公式が説明しています。速度が不満なら、5Gエリアや端末、時間帯を別に確認してください。
端末が楽天回線対応製品で、4G LTEの700MHz(Band 28)に対応しているかが目安です。公式の対応製品確認ページと周波数一覧で調べられます。海外版や旧機種は対応していないことがあるので注意してください。
パートナー回線はau回線のローミングで、楽天モバイル自社のプラチナバンドとは別です。楽天回線エリアとの境目では切れたり一時的に使えなくなることがあるので、生活圏がどちらかは分けて確認しておくと安心です。
そのまま当てはめないほうがいいです。同じ地域でも、建物や階数、端末、時間帯が違えば、つながったりつながらなかったりします。公式は、エリアは計算上の判定で実際と異なる場合があるとしているので、体験談は参考程度にして、最後は自分の生活圏で確かめてください。
楽天モバイルのプラチナバンドは、屋内や地下など「電波の届きにくさ」を改善する強みがありますが、速度を上げる技術ではなく、公式マップでプラチナバンドだけを確認することもできませんでした。だからこそ、自分のエリアで使えるかは、公式マップでの確認、端末の対応チェック、そして生活圏での実測を組み合わせて判断するのが確実です。
「届きやすさ」と「速さ」を分けて考え、パートナー回線との違いも押さえておけば、乗り換えで「思ったのと違った」を防ぎやすくなります。楽天モバイルで貯まったポイントは、そのまま 楽天市場 の買い物にも使えます。まずは自分の生活圏を、公式マップでチェックしてみてください。
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