男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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★歪みマニア RYRA The Klon




※デジマート特集より画像リンク

今や価格は50万円以上ととんでもないプレミアム価格で取引されている誰もが憧れる幻のエフェクターです。
その特徴と言えば、張りと太さを兼ね備えた極上のバッファー。そして分離感の良いオーバードライブと言われています。 
とは言え、その辺の謳い文句は良く言われているものなので何が極上なのか・・・ぶっちゃけ個人的にはイメージが沸かず。。




そこでRYRA (Rock Your Repaired Amp)のクローンモデルを購入してみました。
数多くコピーモデルは存在しますが、その中でも評判が良くブラッシュアップしているものを選択。

下記が説明文です。

RYRA The Kloneは全てアメリカにて手作業で制作されています。
最高品質のコンポーネンツを惜しみなく投入して制作されたThe Kloneは、伝説のオリジナルモデル同様、
NOS“マジック”ダイオードやチャージポンプ回路、デュアルポテンショメータ、DPDTフットスイッチ、
バッファードバイパスなど細部まで丁寧に再現を行いました。

基板パターンやハイクオリティコンポーネンツにより、オリジナルモデルのサウンドを再現しながらノイズを低減。
さらにオリジナルの中でも特に扱いやすい個体に近いサウンドに仕上がりました。


見た目は品質も良く高級感があります。ノブの曲線や塗装具合まで丁寧に仕上げられているのが見て取れました。
カラーは数種類ありますが、あえてオリジナルとは違うブラックチェリーを選択。赤紫と青のラメが入った渋いやつです。




・・・まずは手始めに音を出す前に裏ブタを開けてみます。
ブルーカラー基板に刻まれる  ​Rock Your Repaired Amp​  ​ の文字
そして高品質なパーツの丁寧な組み込みが見て取れます。


​『・・・コイツは中々、良い仕事しておりますな・・・二ヤリ』
 早速、プラグインして音を出してみます。


なるほど、確かに質の高いバッファです。原音に余計な色付けはせずストレートに整えたといったイメージ。
安いシールドから高品質なケーブルに切り替えた時に体感出来るような情報量の多さを感じることが出来ます。
其々のコントロールは触らなければON/OFFで音色が大きくは変わらないところが質の高さを物語ます。

そこから調整していくとトレブルでは美味しい倍音領域が増していく。ゲインではピックアップの解像度を上げていくような感覚です。
エフェクター臭さが無く、生音と歪み、アンプの特性等を踏まえブレンドしてスウィートスポットを決めていくような変化です。
9V駆動を18Vに内部昇圧していることからダイナミクスと喰いつき具合も良く、生々しくも適度な甘さと粗さを持った美しい音を奏でてくれます。
特にチューブアンプにメチャクチャ合います。




良いギターを持っていればその個性をさらに発揮出来る。さらには少し過剰にも表現できる可変幅が素敵です。
例えば、『 ​何かこの場所だとヌケが悪い​ 』とか『 ​この領域で倍音が欲しい​ 』という、絶妙な領域ってあると思います。
そういうときに調整してあげると、さもハイエンドギターの様な音に変化できる効果を得られそうな気がします。

本物は体感したことが無いので分かりませんが、その数十万円の価値からなる差を体感するには優れたギターと優れたケーブル、
そしてアンプ等が全て組み合わさったときのコンバージョンだと思うので自分にはコレで十分。
こういった味付けを重視するエフェクターは元の調整がしっかりしていなければ良さは弾き出せないと思います。




現在の音が最に対してスパイスをブレンドすることで追求できる・・・そんな感じ。
​今の音を基準に音を調整したい​ 』という方にはオススメ出来るオーバードライブです。​ ​​


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