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Clark Amplification GainsterClark Amplifier は Fender Tweed系のアンプを作るメーカーのオーバードライブ。 “Gainster” に関しては生産終了品で特に初期形状のモデルは生産台数も非常に少なく“幻のペダル”とも言われています。マニアが唸ったとされる極上のトーンは、特に海外で Klon Centaurと比較され、話題にされることも多いようです。たまたまネットサーフィンしていたところ、極めて綺麗な個体を発見し『悩む余地はない!』と衝動的にGET。箱から説明書に至るまで10数年経過もデットストックと言えるグッドコンディション。よくぞ我が手元に来てくれた!噂通り、一般的なエフェクターと比較すると、とんでもないデカさです。もはやコンパクトエフェクターとは言えないデカさ。しかし『デカさは正義!』を信じている私としては、このサイズこそが正解! そして魅力の1つだと思うわけです。カラーはアンティークゴールドのハンマートーン。手描きの文字やイラストにハンドメイドの温かみを感じます。コントロールは左から定番のボリューム/トーン/ゲインと王道の並び、内部含め特別な調整機構はもっていません。各コントロールは絶妙にチューニングされていて、適当に設定しても容易に格好良い音が飛び出してきます。■Klon Centaur(nature sound “VKC185”) VS Gainster良く海外で比較されていますので手持ちの究極のクローン nature sound “VKC185” を Klon Centaur と見立てて比較してみます。nature sound “VKC185”Clark Amplification Gainster “ゲインスター” という名前なのにゲインはそこまで高くありません。むしろローゲイン。一方で “Klon Centaur” を 各調整による周波数まで全てコピーした “VKC185” はゲイン幅がかなりあります。ミドルがグッと持ち上がりコリンとした箱鳴りの様な独自のダブルトーンとハイゲインでもパリッとしてボヤけないスピード感は唯一無二。バッファバイパスなので、通した瞬間から音にハリが出て鮮明に聞こえます。ガラスの様な繊細さと鋭さ、そこに分厚さも兼ねた優秀なオーバードライブです。【脱 線】改めて内部基板を見ると同メーカー製品と言っても遜色が無いような共通点を感じました。そもそも “nature sound” 故 薫田 福雄氏が立ち上げ時に発売した初代オーバードライブは、この “Gainster” を参考に作られたとのこと。以降続くブランドとして Pont To Point の美しい配線や内部レイアウトは国内最高峰と言われ、多くのエフェクトビルダーにも影響を与えてきました。改めて “Gainster” を見ると配線デザインや仕上げの美しさや方法に共通点を感じ、感銘を受け、影響を受けているように思います。Clark Amplification GainsterOFF時は原音そのまま。ONにすると原音の質感を維持したまま、音のバランスを美しく引き上げます。極端な色付けやクセがないにもかかわらず、あきらかに「ONにした方が音・気持ちよさが格段に上がる」不思議なペダルです。ちなみにToneとGainノブは設定を0にしても音が出ます。Toneノブは全開/全閉にしても「耳に痛い」「こもりすぎる」といった使えない音域が一切ありません。分離感やニュアンスが損なわれないため、何も犠牲にせず本当の意味で調整が出来るので音作りが楽です。これが出来るペダルは以外にも少なく、このペダル最大の良さだと感じました。Gain 0では音像を持ち上げるクリーンブースターとして機能。ゲインを上げると、Class A真空管アンプ(Tweed Champ等)を限界まで追い込んだような、複雑な飽和感を持つ「いなたい歪み」へと変化します。この多様な使い方が “Klon Centaur” と共通しているので比較される要因ではないでしょうか。比較してしまうと同じようにクリーンブーストやローゲインブースト等、活用の方向性は似ていますが音は全く別物。“Klon Centaur” は個性があり、“Gainster” は持ち上げ方のバランスが良く極めて自然です。他の方もレビューするように個人的にはブースター的な使い方がベストと感じます。既に仕上げた音を作った状態からもう一段階ブラッシュアップする。設定はそのままでOK! 音がワンランク上がります。【まとめ】Centaur系: 独自の個性を付加して音を押し出すGainster: 原音の良さを崩さず、全体のバランスを極めて自然に持ち上げるGainsterの最高の使い所は、「既に完成した音作りから、もう一段階ブラッシュアップするためのブースター」です。繋いでONにするだけで、アンプやギターの持てるポテンシャルをワンランク引き上げてくれます。巨大なルックス以上に実用性が際立つ、希少性だけに囚われない至高のオーバードライブでした。
September 2, 2026
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不思議なことにエイジング加工を繰り返し数年続けていると、音にも変化が出てきます。塗装へのダメージや木の繊維が表面的にでも潰れることで弦振動への影響が出てきているとでも言うのでしょうか。原因は謎ですが音の角が取れてヴィンテージらしいトーンに育っていくのです。不思議。エイジング加工はバランスが大切です。その傷 1つ1つに『こういう扱いをしたから、こんな傷が出来た』というイメージが必要。例えば『激しくアクションをしてベルトのバックルでボディバックに傷がついた痕』等。この辺りは定番ですね。何も考えず傷をつけただけでは汚いギターにしかならず、その傷の場所や大きさのバランス感覚が総合的に芸術性を生みます。そのダメージから『こういう扱いをしていたんだな』と読み取ることができ、伝わってくるかどうかが重要です。時に大胆に、時に繊細に。そして傷がついた後の経年変化で昔の傷なのか最近の傷なのか。傷の歴史と経年も忘れてはいけません。【リアリティのある傷跡を刻むために】例えば、ラッカー塗装を剥がしただけでは、剥がれた断面は鋭利に立っています。露出した木部があまりに綺麗だと違和感ですよね。ラッカーが剥がれたまま長年弾き続けるとエッジ部分が使用による摩擦で丸められ滑らかになっていたり、露出した木部も汚れや経年でくすんでいたりと差が出てきます。経過時間の演出まで表現するかでリアリティが出てきます。①傷つける(または剥がす)②断面のエッジをジーパンやストッキング、サンドペーパーで削る(もしくは溶かす)丸める③色が入った木材ワックスを使って着色④乾いたら磨いて色味の調整と艶を出す⑥その上から更にダメージを与える⑦上記を繰り返して傷が出来た時期の違いを出すこんな感じを満足いくまで何度も繰り返します。数回では終わりません。途方もない回数をひたすらに繰り返します。そんなこんなで数年続けてきて、おおよそ良い感じに仕上がったかなと感じています。カスタムショップ製で高価なモデルを、こんな雑な扱いしているのもな・・・とは我ながら感じますが。楽器としてのメンテナンスや扱い自体は非常に丁寧に扱っています。難しいのが塗装の退色や、ゴールドトップ(ブラスパウダー)の経年変化の表現。本物のヴィンテージギターは至近距離で見ても複雑な変化を起こしているので、正直この変化を塗装技術で表現するのは不可能です。ゴールドトップに関しても塗料に含まれるブラスパウダーが目に見える経年変化を起こすには数十年の時間が必要なので容易ではありません。良く『本物のブラスパウダーを使っているので経年変化を楽しめます』と謳っているショップがありますが、求めるエイジング効果まで辿り着くには数十年かかりますやん! って思います。 ぶっちゃけ50年位かかるんじゃないかと・・・こうなると先に自分が死んでます。長い時間の中で、紫外線や水分、弾き手の汗に含まれる塩分や水分がブラスと化学変化を起こして酸化(錆)が発生。これによって色味が濃くなったり、緑青と呼ばれるエメラルドグリーンの錆が発生し『芸術的。何て美しいんだ・・・惚』となりますが、それは数十年かかります。これを強制的に起こす為には金属に紫外線や物理的な『酸』『塩分』を強制的に刷り込み早期発生させるという荒行です。勿論、失敗しても修正が出来ないので相当の覚悟が必要です。※上記写真は気温を見計らって外で強制的に紫外線を当てている図(笑)・・・が、やってやりました。一か八かで塩を塗り込んでやりました!高濃度な塩水を塗り込んでラップをかけて三日間くらい放置、その後乾燥させてみました。※前から試してみたかった。結論、ブラスパウダーでも急激な変化は無し。ただしクラックの割れ目に関しては色が濃くなり、所々に緑青が発生しました。微妙な変化なのでリアリティは増しましたが、手間の割に変化が微妙なのでもうやらないかな(汗)雑に出来ないので面倒くさい。カスタムショップのエイジング加工もビルダーによって差があるのか『手を抜いてる』『嘘くさい』と感じるものから『凄く良く出来ているじゃん!』と感じるものまで差があるように感じます。良く出来ているものは、マジで格好良い。人によっては『本物のエイジングではない』とか『ダサい』と言われますが、そりゃ仕方ない。本物じゃねェし! 【本物にしか出せない貫禄】※下記は所有する本物の1956ジュニア。この退色具合やクラックの複雑さは加工では不可能です。このリアルヴィンテージはエイジング加工を行う参考資料として大いに参考になっています。プラモデルや模型ではないですけど、錆やダメージの演出で、貫禄ある姿を好む者たちが『格好良い』と感じるものを追求したいだけの話。完全に見た目的な自己満足と思いきや、実は音も古臭く変わるのでした。
August 31, 2026
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物価が高い! 色々とお金が無い・・・節約しないとヤバい。そんなこんなで楽器も結構手放して自分の中で最小限に留めていこうと誓ったあの日は何処へやら。見つけちゃったよ “Polka Fuzz(ポルカファズ)”BJFEの存在自体が高級ブティックペダルなのでポンと買える額では無いのですが・・・悩んだ挙句、結局のところ欲望には勝てずGET!欲しいものは迷わず買う。そして、その代償として何かを売るか節約するかで所有物を厳選していくというのが我がスタイル!BJFEはどれも入手困難で、このファズも探してはいましたが数年単位で出回ることが無かったんですよね。まさに出逢い。実際にはジミヘンを意識したピンクカラーなのでしょうが毒キノコの様な見た目がチャーミングです。むさ苦しい男の中にある乙女心をくすぐると言いますか・・・『可愛い!』と柄にもなくグッときました。ファズフェイスをベースに進化させた回路ということですが、レアペダル故に情報はほぼ無し。謎に包まれています。希少な私のレビューとしては・・・やはりBjorn Juhlは凄いビルダーでした。ファズは○○年式のゲルマを使っているとか、配線材がどうだとか若干スペックを推しがちなのですが独自の回路で生まれる音というのがウリ。音色はシンプルにファズフェイス系の極上/極太サウンド!それなのに不思議と抜けてきてスピーディーな反応。一般的なファズと比較すると情報量が多く、原音が失われないので巻き弦でもニュアンスの強弱やハーモニクスがしっかり出ています。和音でも極端には破城せず絶妙な粗さをもって分離し、残響的に残る倍音成分がイカス!ブラウン系のファズサウンドとでも言うべきか・・・豪快に弾きたくなるような熱いサウンドが気持ち良いぜ!轟音ファズは低音が壁の様に分厚くなるのでニュアンスを出すのは相反する特性で中々両立は出来ないはずなんですけどギタリストが求めるであろう格好良い音に仕上がっていて 高域のキラキラとした煌びやかさが共通して『BJFE』だなと感じます。ボリュームの追従性は極端にクリーンまで変化するタイプではなく、素直に反応するタイプ。各コントロールの効きが良くて扱い易く、シングルコイル/ハムバッカー共に使いやすいペダルです。以上、“Polka Fuzz(ポルカファズ)” は “BJFE” らしい個性を持った素晴らしいファズペダルでした。
August 1, 2026
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予兆は、確かにあった。数日前、愛馬であるジムニーの心臓から、いつもより高いタービンの咆哮が響いた気がしたのだ。ボンネットを開け、目を凝らす。タービンへと繋がるゴムパイプの一部が、経年劣化で欠損しているのを見つけた。「これか……」応急処置を施し、再びパイプを繋ぎ直す。異音は消え、何事もなかったかのように滑らかな走りが戻った。だが、それは破滅へのカウントダウンを一時的に止めたに過ぎなかったのだ。その時すでに、過給機の深部は致命的な傷を負っていたのだろう。本来の力を発揮できぬまま、過酷な負荷に耐え続けていた鋼鉄の心臓。運命の日は、高速道路の上で訪れた。アクセルを踏み込み、ブーストをかけたまま高速巡航に入った、その時だった。「ドババババババ!!!」突如として車体が激しく震え、バックミラーが文字通り「真っ白」に染まった。信じられない分量の白煙が、もの凄い勢いで後方へと噴き出していく。しかも運悪く、そこは逃げ場のない高速道路のトンネル内だった。一瞬にして視界はゼロへと陥り、暗闇のトンネルは文字通り白煙の迷宮と化した。「嘘だろ……!?」タコメーターの針が、意志を失ったかのように力なく落ちていく。いくらアクセルを踏み込んでも、過給圧(ブースト)が立ち上がる気配は微塵もない。代わりにボンネットの奥から響いてくるのは、「ガシャガシャ」という不吉極まりない金属の悲鳴。内燃機関としての命を終えようとしている水冷エンジンは、まるで狂った蒸気機関へと変貌を遂げたかのように不規則に喘ぎ、白煙を吐き散らす。執念でトンネルを抜け、最寄りのインターチェンジへ。滑り込むように車を停止させた瞬間、ジムニーは完全に沈黙した。その後待っていたのは、無情にも呼び出されたレッカー車に牽引され、ドナドナと運ばれていく相棒の後ろ姿だった。下された診断は、非情だった。「エンジンダメージ甚大。ご臨終です」大切に、我が子のように手をかけて乗ってきたのに……なんてこった。押し寄せる絶望感の中で、一時は「いっそ、別の車に乗り換えようか」という考えが頭をよぎった。しかし、近年の軽自動車の価格高騰は凄まじい。それに何より、このままコイツを諦めることなど、自分にできるはずがなかった。「生き返らせる。それも、前より強く」選択したのは、リビルドエンジンへの換装。クランクケース以外の内身がすべて新品となる、いわば「サイボーグ化」だ。この手のエンジンは、組付け精度こそが命運を分ける。妥協は一切許さない。最も信頼できる確実なルートから職人仕込みのエンジンをオーダーし、愛車の腹底へと組み込んだ。数週間後。再び火が入ったジムニーの心臓は、以前よりも力強く、完璧なビートを刻んでいた。九死に一生を得て、文字通り「新生」した相棒へ、ささやかな御祝いを贈ることにした。新調されたフロントには、流れる光が美しいシーケンシャルマーカーランプを奢り、泥にまみれるはずのボディには、鏡のようなガラスコーティングを深く施工してやった。災い転じて福となす。地獄のトンネルをくぐり抜けたジムニーは、以前にも増して眩い輝きを放ちながら、再び僕の前に立っている。さあ、第二章の始まりだ。今度はどこへ行こうか、相棒。
July 9, 2026
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ここにきて少し気になる点が出てきました。それがトーンの効き具合。コンデンサーに希少な “GrayTiger NOS” を装着して最高!・・・ですが、どうも絞るとサスティーンが途中でフワッと消える気がする。。減衰が闇の中にスーっとフェードしていくというよりは、途中でストンと消されているような違和感を感じ、キャビティ内をチェック!そこで発覚。なるほど・・・コイツは50s配線で接続されていたのか・・・。。。マニアックな話になりますが、コンデンサーのポッド接続方法にはトーンの効き方を決める『50s配線』『モダン配線』という王道2パターンがあります。『50s配線』はフル10の場合、トーンを使わない状態でもモダン配線より情報量が多く届き、抜けの良さやハリ、太さが出ます。 “50s”が示すように1950年代主流の接続方法で、前文で挙げた特性の他、ボリュームコントロールで歪み量をスムーズにコントロール出来る他、全体的に高域が残ります。言わば、接続方法によるハイパス効果という感じ。反面、ボリュームを絞った状態でトーンを調整すると予測出来ない効きになる為、素直ではなく玄人向けだったりします。自分の場合、ファズ等を使って “クリーンからハイゲインまで手元で音色をコントロールしたいタイプ”なので、効き方に何らかの違和感を感じていました。最初は『GrayTigerの特性なのかな』と思っていましたが、それにしても違和感が拭い去れず疑ってかかったところ、配線の接続方法だったというオチ。我ながら気付くもんですね(笑) ここから導き出せるのは『気に入っていたフル10の音質も、気に入らず疑ったトーンの効きも、共に50s配線によるもの』 ということ。つまり、配線方法によるメリット/デメリットがあるので両立が厳しいという現実。考え抜いた結果、両立が難しいのであれば、そもそもの音質をブラッシュアップすればモダン配線でも前より良く感じるはず! ・・・という単純な思考になり、スイッチケーブルを1950年代のヴィンテージ配線(50年代はんだ使用)に交換することにしました。スイッチケーブルは少し前に “Gibson1959” で交換しましたが、痒い所に手が届くと言いますか・・・情報量が増えてくれます。情報量が増えると通信速度が上がったと同じようにピッキングからの反応速度や消滅していた微細な超高域(倍音成分)、良くも悪くも全てを拾う敏感肌になり音像が鮮明に際立ちます。今回の処置で “GrayTiger” の特性を積極的にブレンドした音を使えるようにもなり、同時に行った配線材交換によって “視界がクリアになった” とでも言いましょうか、ダイレクトな響きがそのまま出力されてチョベリグ(チョーベリーグッド)です。トーンを絞っても以前のように切れずサスティーンが長くなり、倍音と共に残響音が飽和しフェードしていく様は・・・儚くも美しい音色・・・二ヤリ。弾いて特性を理解して細々やってきて、ようやく個体のポテンシャルを如何なく解放できた感じです。ヴィンテージサウンドなのに太く突き抜け、溢れ出る倍音とパキっとした分離感。ただのヴィンテージ路線ではこの音は狙えない。いいっすねェ・・・二ヤリ。1つ残念なところと言えば、モダン配線化に伴いコンデンサー装着の向きが変わってしまい、キャビティ内の見た目に関しては以前の方が並列でキマっていて格好良かったかなと。まぁ。このあたりは音には関係なく美的感覚の問題なので、下手に触らず味と受け入れます。 ↑これまでの記事まとめ
June 18, 2026
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購入から約3年以上が経過して思う感想としては、やはり“凄く良い”と感じることが多いです。国産ギターは日本人らしく精密に組み上がっていて見た目にも美しいですけど、見た目通り音も整っていて綺麗な音を出します。“綺麗な音”と聞けば、良さそうに聞こえますけど、綺麗過ぎる音は味が無いと言うか、機械的な音になっていくので心に残らないことも多いです。説明が難しいんですが、楽器の場合は少し不安定で複雑な音の方が存在感があって良いと思うのです。これをボーカルの声として例えれば、特徴的な声の方が魅力を感じやすいのと一緒かなと。“楽器の音” を “声” として捉えた時に、味わいのあるトーンはこの木越ギターの場合既に備わっています。本器を見れば、音の要となる極太のハカランダネック。これをタッピングして響きを確認しながらカンナで地道に削り出していったものなのですが、ピッキングをするとネックから音が生まれ広がっていく立ち上がりを感じます。ネックが鳴り、ボディに伝わり、それがシンライン構造によって広がることでアコースティックで広がりのある音に繋がっている。そんな印象です。特徴的なハカランダネックに関してはマホネックと比べてもピッキング時のアタック音の明瞭さやスピード感。ミドルの太さが減衰し難く、存在感のあるトーンが抜群です。この音の広がり具合をボディの削り具合でコントロールしている。また、その特性を殺さない為の電気系統にしているのだなと。装着されているwizzのPAFクローンはその道では人気のあるピックアップですが、優れたPAFはクセ無く、あくまで出音を忠実に再現すると聞きます。wizzもそんな印象があり、そういうことなんだろうなと感じます。 これまで多くのギターを弾いてきて『あぁ。この個体にはこっちのピックアップが合うのになぁ』等、惜しいところが多く、色々と追求してきましたが、本器に関しては文句のつけようが無い音の完成度を感じました。大量生産とは違い完全ハンドメイドの良さは、1つずつ個性のある材に向き合った音作りと、それを生み出す感性と知識、ノウハウから生まれているというのが最大の魅力ではないでしょうか。 見た目の美しさや格好良さに目が行きがちですが、そもそもの “音を出す楽器” という目線では、非常にクリアで太い音。まさにアコースティックな鳴りです。この音はなかなか他に無い魅力だと思います。 試せる機会があれば是非、一度試してみて欲しいですね。
May 24, 2026
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かなりマニアックなのですが、こだわる人だと本体の木材の質、そして個体重量にまで頭がいきますよね。えェ・・・私も重量は大いに気にしています。結局のところ、同じサイズで “軽い”or “重い” ということは音が違くなりますもんで。。。例えばレスポール(使ってる木材同じ)だから全部同じ音でしょ・・・って、そんなわきゃ無い。結論、レスポールは3.7~3.8kgが個人的にはベストで、重くても4.0kgまでかなと。こればっかりは好みの問題なので正解は無いんですが、軽い方がボディ全体に振動が伝わってダイナミックレンジが広く感じますし、振動しやすいことから木の鳴りを拾いやすく深みがあると言うか、繊細なトーンまでしっかり拾ってくれる気がします。一方、軽すぎるとピッキングのアタックがボヤけてしまい歪ませた時にはキレが悪く、痩せた音になって低音がスカスカになっていく傾向に思います。ただしクリーンだと広がり(飽和感)があって暖かい音が出ます。じゃ~重いのは? って言われたら、重いとジャキッとキレ良く歪みサウンドには良いのですが、弦鳴りが強くて金属的になってしまい、バキバキとして高域が痛いと言うかボディが鳴らないので、暖かい響きは失われていく気がします。そんな理由もあって3.7~3.8kgはバランスが取れていて好きな傾向が強いです。細かく言えば3.8kgに近い3.7kg台。4.0kg台の重量は主に歪みに特化した重量のように感じます。指板を硬質なエボニーやメイプルにすることでトーン調整を補っているものもありますし、材の硬さやネックの太さ、ジョイント方式でも変わってくる。ブリッジパーツやピックアップ、セッティングでも大幅に変わるので一概に全てがそうとは言えませんが、同仕様であっても重量による一定の差はあるなと感じています。特にネック接合の調整具合でかなり音が変わります。ストラトだとネックのジョイントボルトの締め付け具合ですら大きく変わります。 よって、ネックはめちゃくちゃ大事でネックがダメだと全て台無しになる。精度が良ければ良い音というわけではなくて、ある種絶妙なラフさがあった方が振動は伝わりやすい。精度の高い日本製は精度が高すぎて硬い音になり、精度が比較的緩い海外製はその緩さ故に独自の良音を出すとか出さないとか。研究は続きます。・・・という、無意味な独り言だと思ってください。
May 10, 2026
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誰が考えたのか・・・電気的に音を破壊することで生まれるドライブサウンド 通称 “歪み” 壊された音であるにも関わらず、エレキにおいて至福の時へとプレイヤーを誘う魔性のサウンド。そして個性を生み出すペダルの数々。生粋の “歪みマニア”の私が好き勝手集めたペダルを自己満足で紹介するページです。
May 7, 2026
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画像:https://guitar.com/features/collections/the-collection-scott-mckeon-new-morning/イギリスのギタリスト、スコット・マキーオン(Scott McKeon)のシグネチャーモデルである SM Fuzz Pedal は、厳選された AC128 ゲルマニウム・トランジスタを採用し、1960年代に基づいたゲルマニウム・ファズ「Fuzz Face」を現代的な使い勝手で極限までブラッシュアップした、非常に評価の高いブティック・ペダルです。このペダルの最大の武器は、何と言ってもギターのボリューム操作に対する追従性です。ギターのボリュームを10にすれば、太く飽和感のある、リッチな倍音を含んだヴィンテージ・ファズサウンドが得られ、ボリュームを少し絞ると、途端にクリスピーなオーバードライブや、鈴鳴りのような美しいクリーン・トーンに変化します。変化が非常に滑らかで、このペダルがあれば他の歪みペダルが無くても手元で何とかなるほど応用力があります。感じたのはボリュームを絞っていったとき、それぞれの音のクオリティが高く、シンプルに使いやすいということでした。特に倍音がオクターブファズ的なニュアンスもあるので妙に立体感があり『俺のギター良い音出してるなー』と感じさせてくれます。ヴィンテージ路線過ぎると使う場所を選びますが、このあたりのバランスが上手い具合にとれて実用的です。個人的にはギターのボリュームを少し絞ってでクランチ寄りに設定したときの太くガッツあふれるトーンがイチ押し!倍音を多く含んだ、太くハリのあるクランチトーンは他ファズペダルと比べてもクリアで、アタックが潰れずしっかり出ます。適度なコンプとバイト感、ミドルが出るのでチューブスクリーマーの様な格好良さも感じました。ゲルマニウム・ファズは音が潰れがちですが、SM Fuzzは低域がダブつかず、アンサンブルの中でしっかりギターの輪郭が残ります。限定版にはNKT275を使用したバージョンもありますが、よりヴィンテージ志向でローゲイン、クリアさが際立つようです。欲しい! けどレア価格はあまりに高すぎる。 左右に張り出したノブも独特で、ボリューム部(左)に関しては“0位置”よりも手前に捻ると電源OFFになる機能がありフットスイッチOFF時でも微弱電流が流れて消耗してしまう電池の消耗を、完全に抑えることが出来る様です。総合的にバランスのとれた優秀なファズペダルです。見かけたらお試しあれ!
May 7, 2026
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運良く素晴らしいネック(杢)を持つ個体を手に入れられたのですが、このネック・・・艶が無い。演奏性を狙ったものなのか、コストダウンによるものなのかは分かりかねますが、極々薄い塗装が吹かれていてマットな質感なんです。せっかく良い杢が出てるのに乾燥して艶が無いみたいで勿体ない。 “Xotic Oil Gel” でオイルフィニッシュにしようか悩んでおりました。ただ、これには懸念点もあり、『塗装が薄い方が音が良い』という古い固定概念をもつ自分にとって、皮膜が厚くなることで音の響きが犠牲になるのでは・・・という心理的抵抗が!? そんな最中、ひらめきが!!もしかして単純に摩擦かけて磨いたら艶が出るんじゃね?これが大成功。磨きまくったら見事に艶が出ました。手磨きでは限界を感じ、クルマ用ポリッシャー(電気)のチカラを借りて妥協無く数時間研磨!ご覧の様に鏡面まで仕上げてやりました。見る角度で揺らぎを魅せる杢が更に際立ち高級感UP。えェやん!極薄塗料で導管がモロに浮き出してオイルフィニッシュ的な佇まいが逆に格好良いじゃん!!指板部分はネック部よりも更に塗装が薄いのか、ポリッシャーでも鏡面は出来ずでしたのでナチュラルな輝きに。とは言え、最初の常態と比較して大分格好良くなったので満足しております。ひと手間加えているってのがミソです。
April 29, 2026
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ギターにおけるボディやネック材が及ぼす音への影響はほぼ無い。・・・と考える人がいる。正確にはネック等のセッティング、ピックアップ等の電子部品の影響の割合が大きく、ネックやボディ材は何でも良くて音には影響はしない。調整次第で音は何とでもなるぜ・・・という理論。一方、ヴァイオリンやギター等がこの世に生み出されたとき、木から生まれている時代背景がある。個人の考え云々以前に、そもそも歴史的に裏打ちされているわけで『木材の影響は確実にある』と俺は信じている。いや、間違いない。これまでの実体験としても、マホガニーやアッシュ、ローズウッドやメイプルなど木材によって明らかに音が違う。面白いのが、まったく同じ材を使ったギターであっても全て個体差があって音が違うのだ。確かに、ピックアップやネック調整等で音の傾向としては近いところまで持っていける場合はあるけど、最終的な音の響きや振動具合は木材の密度や重量、硬度等によって出音が全く変わってくる。そもそも木材は細胞レベルまで顕微鏡で見ると網目状の細胞壁の集合体で出来上がっている。まさに超小型の部屋。この細胞(超小部屋)に音(振動)が伝わったとき、密度や大きさ、細胞壁の硬さ等が影響して振動の伝達(反響)スピードや響きかたが変わり、ピックアップが拾う周波数や減衰具合/特性が変わって個体差になるのではと思っている。100%個体差はあると思うので、値段問わず全ては出逢い。木材は楽器になってからも基本的には弾くほど細胞レベルの僅かな水分が抜け、経年と共に細胞が結晶化し、乾いたオープンな生鳴り生まれるのが理論的には証明されている。 塗料(特にラッカー)も乾き硬化し、電装系も通電によって磁力が落ちたりと、経年変化は音に影響のある部分に何らかの影響を与える。様々な要因が重なることで音は変化しますが、まずは“木材”であることが大きいと思います。個体差があるから面白い。お気に入りの一本が見つかったら、それはまさに運命的な出逢いですねェ。だから増えるので困るわけですが(笑)
April 12, 2026
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今年は花粉の飛散が半端ないですね。我が家も家族全員が花粉にやられております。東北の寒さも姿を潜めつつある中、そろそろバイクに乗りたいなと感じていましたが・・・花粉三昧。やべーだろ。。クルマに関しても洗車して数時間後には花粉にまみれて黄色くなってるし・・・こんなんじゃ洗車してもキリが無いじゃないですか・・・勘弁してほしー・・・と感じつつも・・・磨いてきましたマイバイク。普段から綺麗にしてましたが昨年12月から磨いていなかったので錆とかね、気になりますので。特に金属パーツは定期的に磨かないと錆が発生しますので・・・磨いてやらないと! それが我がルーティーン。かつては鬼の様にリューターやヤスリで削り、ハンドメイドで光らせた金属パーツ。総合ポリッシュ時間は数百時間(本当です)この姿になってから早くも15年は経っているので、当初よりはスレや錆、汚れといった使用感は当たり前に出てきてます。とは言え、新品の様に輝き過ぎているよりも、大切に使われての使用感はギター同様に味になります。このアルミヘッドカバーも当初は鋳物のままで光って無かったので、削って研磨し、ここまで光らせました。ホットロッドへ向けて時間が無い中、不眠不休の磨き地獄・・・ヘッドカバー1つ当たり50時間は磨きました。。。アルミ素材をポリッシュした輝きはメッキ等よりも金属感があって好きです。Eキャブも同様に600番のヤスリから磨いて今のポリッシュ仕様に。アルミや真鍮は経年変化することで酸化し、いぶしを纏ったアクセサリーの様に鈍く輝きを放っています。均一ではない光り方によって立体感が生まれ存在感が増しています。これが経年の良さ!均一に光らせない・・・これが匠の磨き方! いいっすね! 早く乗りてェ・・・
March 29, 2026
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※2026年2月追記使っていてチューニング時にペグのギアがカクカクしてムカついてきたので娘ギターを少し手直しすることにしました。ペグはチューニングの安定感に影響しますし、何気に出音も変わるので王道の GOTOH(日本製)をチョイス。あまりお金をかけたくなかったのですが、重要なペグだけは少し奮発(5,000円程度)しました。元からこのギターの配線処理がどうなっているのか気になっていたので、確認ついでに配線を引き直してみたい純情な感情が!処理が汚ければ隠されたポイテンシャル(伸びしろ)にも繋がるので密かに期待。※ギブソンで経験済。さぁ・・普段隠しているその部位を・・恥ずかしがらずに見せてごらん。表向きは着飾っていても見えない部分は汚ったねェ配線してんだろ!!?・・・意外や意外、想像よりちゃんとしていて良い意味で裏切られました。こういうシビアな部分は、普段であればその道のプロにお任せして完璧に仕上げてもらいますが、コスパを追求したかったので、“ハイエンド”な“ローエンド” をコンセプトに課し、自ら作業。音の傾向としてストラトだけどモダン寄り。ピックアップはタップコイル可能なSSH配列でパワーもそれなり。ヴィンテージ系のパーツを組み込んでもう少しヴィンテージテイストを足したいなと。使用した材料は下記。・謎のVintageType配線材(22AWG 7Strand 錫メッキ)・はんだ(60年代 Belden KESTER 44.)・キャパシター(ヒグチ電子 Vita-Q DC630V)輪郭がハッキリしたモダン寄りな出音に対して配線材をワックスクロスの7本撚線に変えてミドルを太く、高域を少しだけ音を丸く。はんだを現行よりも解像度が高くクセの無いVintage KESTER 44に! キャパシターは国産オイルコンデンサー(0.022μF Vdc630)で色艶を!これで “いなたさ” を追加したまま太く解像度が落ちなければ完璧。とは言え上手くいくかは試してみないことには謎。このデカさが何ともイカすぜ! と、最初はこの様に、定位置にキャパシターを装着しました。ところが・・・いざ、ボディにSETしようとするとデカさが仇になってパネルが閉まらない!! ばっきゃろ~!足を短く切ってしまったので、余った配線材で根元から延長して最終的には下記の様な場所に収まりました。クルマで言うエンジンルームですので、職人程は無理にしてもお洒落で丁寧に仕上げたい。久々にこういう作業をしましたが、まさかの老眼で細かい部分に視点が合わない! クソ目がぁ!!お陰で指を火傷しましたが無事に装着。ご覧の様に、少しだけお洒落になりました。音は・・・まずまず狙い通り。 そこそこ出力というか、音圧が増してパワーが上がった様に感じます。何とも絶妙な倍音の音域と揺らぎが出てきたので、この辺りは“いなたい”と感じますね。トーンコントロールが実用的になったのでオイルコンデンサーは結構良い仕事してくれている印象です。総額 約7,000円程度にしては良いバージョンアップではないかと思われます。肝心の娘はまず気付くことはないでしょうが、気に入って使ってくれれば幸いです。
February 2, 2026
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手に入れてから調整を繰り返して理想のトーンを追求してきたのですが、ここにきて限界を感じてしまい内部配線を1960年製造のベルデン・ヴィンテージワイヤー(トグルSW-ジャック/POD)に交換してみることにしました。拠り線にコットン被覆、網線シールドという珍しい仕様で高い解像度と音の太さが得られるという嘘くさい謳い文句の代物。装着に使用する“はんだ”は手持ちにあった同じ年代の Kester44 Vintageを使用します。ちなみに、お値段 30~40cmの配線3本で諭吉さん2名が行方不明に・・・やばっ! 高っ!!現状でも特別不満は無いのですが、しいて言えばもう少し音の存在感(太さ)とフロントの高域の解像度をハッキリさせたい。ピックアップやコンデンサは多く試しましたが内部配線は今まで試したことが無かったので研究というか実験に近い感覚です。“古い時代のものは成分の純度が高く確実に音が良くなる” というのは商売的な販売戦略の謳い文句だと感じていて、その時代の材だからこそ出せる特性はあるものの、自分の求めるものにマッチするかどうかだけの話で好みの問題だと思っています。とは言え興味はあるので、百聞より一見、大いなる費用対効果を込めて組み合わせてみました。元より装着されているCustombucker(ピックアップ)は、特性としてローを削り、ミドルからハイを引き立たせた印象があります。マホガニー材を多く使うレスポールに対して不足部分をCustombuckerの特性で補うことでバランスの良いサウンドを目指したと考えますが、個人的にはフロントだけもう少し音抜けと倍音が欲しいところ。…と言うのも、FULL10で丁度良い音なのでTONEが使えないんですよね(汗)こればかりは調整では到達できない次元まできてしまい、配線材に踊らされてみました。交換後は交換前のVolume&Tone メモリ10 がメモリ7程度に抑えられ、+3メモリ程度の更なるレスポンスと音抜けを獲得出来たと感じています。お陰でTONEを積極的に使って “Bumblebee Paper in Oil Tone Capacitor” の特性をブレンドすることが出来るようになりました。ピッキングに対して生まれるダブルトーン(倍音)と、ギャリっと反応してから裏返り、柔らかく減衰していくトーン変化が凄く格好良い。巻き弦のニュアンスがクリアになって歪みの音の潰れ方も幾分変わり、更にヴィンテージライクになったと思われます。分かりやすく言えばケンタ系の良質なバッファに繋いだような音。 まさに・・・痒い所に手が届いた感じ。しいて言えば、激歪みのモダンな路線では合わないだろうと言うこと。1959年復刻の時代背景に基づけばニュアンスを活かした音色としての表現力として正解だったなと思います。ピックアップ交換よりは安いですが、この配線材の価格が恐ろしく高いので、費用対効果があるかと問われれば値段だけに無いかなと。本体だけで考えればこの上なく良い音です。ただ高ぇ! 勉強代になりました。庶民の俺にはしんどいけど価格度返しであれば非常に効果ありでオススメです!
January 30, 2026
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誰が考えたのか・・・電気的に音を破壊することで生まれるドライブサウンド 通称 “歪み” 壊された音であるにも関わらず、エレキにおいて至福の時へとプレイヤーを誘う魔性のサウンド。そして個性を生み出すペダルの数々。生粋の “歪みマニア”の私が好き勝手集めたペダルを自己満足で紹介するページです。
January 26, 2026
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■CROWTHER AUDIO HotCake’77Re-issue mini#102026年1月、新年で初めて自分に対してお金を使ったのがコチラ・・・年末の断捨離に矛盾する不治の病。そんな記念すべき一発目に入手したのが上記。クローンペダルでも評判が良い “Yuuri Sound Effects(個人ビルダー)” のクローンペダルです。本物のHotCake自体、試したことが無く比較はできないので、まずはAIに質問して出たのが下記。Q:CROWTHER AUDIO Hot Cake '77 リイシューとは「CROWTHER AUDIO Hot Cake '77 Reissue」は、2004年にHuman Gearによって日本国内向けに100台限定で販売された、初期のHot Cake回路を再現したオーバードライブペダルです。■ 特徴オリジナル回路の再現:オリジナルの基板を解析し、当時の回路を忠実に再現しています。サウンド:現在のプロダクションモデルとは異なる、77年当時の独特な音の抜けや「いなたさ」が特徴です。現在のモデルはパーツが増え、音が太くチューニングされているのに対し、77 Reissueはよりクリアで前に飛び出すサウンドを持っています。希少性:限定生産品のため、非常に希少価値が高いエフェクターとされています。完売状態が続いており、増産を望む声も聞かれます。■ クローンペダル「Yuuri Sound Effects」という工房が、この'77 Reissueの回路を徹底的に解析し、同じパーツを集めて完璧に再現したクローンペダルを製作しています。これらのクローンペダルは、オリジナルと非常に近いサウンドと挙動を実現しており、高い評価を得ています。Q:音抜けはどうなの?現行のHot Cakeモデルとは異なり、より前に出てくるクリアなサウンドが特徴です。この「音の抜け」は、具体的に以下の要素を指します:①クリアで際立つサウンド歪ませているにも関わらず、音がこもらず、はっきりと聴こえる状態を指します。ミックスの中でも埋もれにくく、ギターの存在感を際立たせることができます。②「いなたさ」のある独特の倍音現行モデルが太くモダンなサウンドにチューニングされているのに対し、『77 Reissue』は70年代のヴィンテージ機材が持つような、やや粗野でありながらも耳に残る独特の倍音を持っています。これが「いなたさ」につながり、サウンドに個性と深みを与えています。③音圧が前に出る感覚音がただ大きいだけでなく、音の塊がリスナーに向かって直接飛んでくるような感覚があり、よりダイレクトな演奏表現を可能にします。この「音の抜け」は、当時のHot Cakeが使用していたパーツ構成や回路設計に起因しており、現行モデルではパーツの増加などにより、音の太さを重視するチューニングがされています。そのため、『77 Reissue』の持つ独特のクリアさや「いなたさ」は、多くのギタリストにとって魅力的な特徴となっています。体感として、原音に纏わりつくクリアさがあるのでケンタやTS系とも違ったバリっとしたハリと粗めの歪みを持っていますが良い意味でもケンタ君ほどバリっとはしていない。適度な丸みや太さがあって独特な倍音で奥行きが感じられます。存在感がありながら抜群のヌケとスピード感があるので扱い易く格好良い音。実用的で凄く良いです。
January 23, 2026
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先日、調子を崩したEキャブをリビルドキットでO/Hしてもらい、2025年ラストの走り納め! 気温がすこぶる寒いのと、子供が小学校から帰宅する前には戻るという門限があるのでショートランですが、それでも十分楽しめました(笑)寒いと空気が澄んでいるので無駄に排気音が格好良く聞こえてナイス! かれこれ20年近く同じバイクで懲りずに走っているというのは我ながら頑張っているなと思います。姿と形は変われどアナログな鼓動感と排気音といった乗り味は手に入れた19年前と変わらず。お金はかかってますが、大型バイクを何台も乗り継いでいくよりは1台を追求するという意味で、これほどコスパが良いバイクは無いのではと思います(笑)
January 7, 2026
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またしてもピックアップの調整沼にハマっております。毎回コイツは中々抜け出せねェ沼だッ!今回のターゲットはコチラのレスポール。カスタムショップ製なのでピックアップはカスタムバッカー(PAF系)ですね。遡ること10年前、“カスタムバッカー” と言えばギブソン カスタムショップ製品にのみ許された限定ピックアップで高値で取引されていました。現在は単品発売もされているということで・・・良い時代になりました。カスタムバッカーは個人的にも好きで、過去持っていたNavigator N-LP680にも装着していた時期があります。そこまでパワーが無いのでヘヴィにズンズン弾くタイプの人には向かないと思いますが、ややドライで煌びやか。ニュアンスに優れた良質なピックアップだと思います。反応が良いのでポールピース半回転にも満たない調整でも音に現れてしまうので調整は中々シビアですが、突き詰めていくと凄く良いトーンに化ける可能性を秘めています。ピックアップ高は弦に近づけていけば音量が上がり情報量も増えますが、近づけすぎると弦振動が磁力の影響(サスティンが短くなる)してしまいます。逆に遠ざければ音は丸くウォームになり、弦も良く振動することからサスティンは長くなり、アコースティカルに鳴らすことができます。とは言え、遠ざけ過ぎるとダイナミクスは失われる傾向にあり、音量も解像度も低くなってしまいます。つまり『磁力に影響されず、解像度も落ちない絶妙な高さ』を狙うことになります。自分の場合はまず・・・①適当なコード和音や単音弾きを聞きながらピックアップを好みの音量までセットします。②このとき最終フレット(抑えると弦が最もピックアップに近づく為)を抑えて弾いたときに音の減衰に影響が出ていないかを確認します。③仮にサスティンが途中で切れてしまう等、違和感を感じた場合は磁力の影響を受けている可能性が高いので、自然な減衰になるまで位置を下げます。④ポールピースの高さで各弦の音量を揃えていき、再度、磁力の影響を受けていないかをチェックします。当たり前ですがピックアップ自体にも種類と個性があり、出力やコイル、マグネット等によって高域が出やすいものや出力の強弱と音色も様々です。そして、それをマウントするギター本体と合わせて考えると途方もないバリエーションがあります。それ故に型にハマったマニュアルが無く、およそ自分の“聴覚”と“感” “己のセンス”が頼りになりますので、当たり前ですが数値化も出来ず正解も無い。その日の体調によっても聞こえ方が変わってしまう場合もあるので数日間にわけて再度確認し煮詰めていきます。時間はかかりますが、バシッとキマると響きの奥行き感が加わり、倍音の出方や各弦の明瞭さも明らかに増します。今回はフロントをもう少しクリアにしたくて改めましたが、明瞭さが増して倍音の出方もヴィンテージライクになりました。カスタムバッカーもまだまだ捨てたもんではないと改めて感じた次第です。もし、調整を繰り返しても求めるトーンに持っていけない場合は「調整幅を超えた」と判断して交換も視野に入れますがピックアップは調整することで音色がかなり変化します。特にポールピースは痒いところに手が届く可能性も高いので、まずは自分のギターと向き合って欲しいなと。高いピックアップを買えば必ずしも良い音になるということではない!と言いたいですね。
December 15, 2025
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小学1年生の娘用に購入したエントリーギターを調整を繰り返していったところ価格では言い表せない良音になりました。新品価格にして1.5万円ですが仕上げも音も想像以上に格好良い。高級スペックを持つギターの素晴らしさこそ知ってはいるものの、忖度なしに出てくる音を聞くと・・・あれ。実はコレ、相当アリなんじゃね!!! ・・・と感じてしまいます。むしろ安い仕様だからこそカッチリまとまっていなくてヴィンテージの様な複雑な倍音出しているのか?とすら感じてしまいます。クセ無くクリアなピックアップの出音も悪くなく好印象。ご覧の様にヴィンテージギター(コレも70年前はエントリー用ですが・・)も頑張った自分への最終兵器として持っていて、自分の中ではある種の最高到達点だと感じていますが、市場価値で100倍近い価格差を考えれば100倍の感動は無く、ヴィンテージやハイエンドこそ正義という思考は業界にマインドコントロールされたプラシーボだったのか。 “そもそも” を疑ってしまうほど衝撃を受けました(笑)その昔、学生時代に “バンドやろうぜ” で買い漁っていた某楽器店オリジナルのギターでは良い思い出が無かったのでコレは予想外。いつの間にここまでエントリーギターが良くなったのか。大量生産における製造コストで安く出せるようになったのか・・・とは言え物価高騰になっている現在、原料や人件費と販売価格のバランスは非常に難しい課題のはず。需要そのものが下がっている現在に対して、需要をつくる為にコストを度外視して安く出しているのか。いずれにしても素晴らしい企業努力だなと感じます。・ネック&ブリッジの調整が甘い(順反り)・ペグ/ブリッジの精度がやや悪い(価格的に考えれば安い)・ペグとブリッジと精度(コストダウンにて致し方なし)デメリットと捉えれば上記程度かなと感じます。ある程度の経験があって調整が出来れば非常にポテンシャルが高いのではないかと。勿論、職人が匠の技でつくったハンドメイドギターには別の素晴らしさがありますが、今回 ご紹介したエントリーギター“”は、とりわけ安く、初心者じゃなくても十分に戦力になるものではないかと思います。良い時代になったなぁ。
December 3, 2025
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長男が産まれるときに購入した大切なギターの “Kigoshi Custom Guiter KT-Special”。 木越製のギターはジャズギターの存在感のあるクリーントーンを基軸にしているので基本的に11-49の極太弦ゲージがスタンダード仕様。通常のストラトでは09-42、レスポールでも10-46が基本なわけですから普通に考えてごっつい仕様。11-49は試したことが無く、未知の世界だったので購入時は慣れた10-46でセッティングをお願いしました。このギターが生み出す唯一無二のトーンは他には代えられない存在感でコイツは凄ェ! と喜んだのも数年。少しずつテンション感が足りない気がしてきました。個人的にはベタベタの低い弦高ではなく、やや高めの弦高&テンション強めが好きなのですが。。。…弾けるのか? チョーキング出来るのか!? どんな音が出るんだ!?…試してみたい気持ちと、不安な気持ちが一層と強くなるのでした。そんな気持ちが強くなるにつれ眠れぬ夜が続き、不眠症や夢遊病、幻覚に襲われた。自律神経は乱れ、仕事や家庭にも集中できず、食欲も失せ、このままでは生命が危ぶまれると感じたのであった(嘘)このままではまずい。そんな中、ついに未知の世界“11-49ゲージ”へチャレンジ! しかし、一筋縄ではいかず…ネックやらブリッジやらのセッティングが全部崩れてしまい迷宮入り。結局のところ、沼にハマってビルダーの木越さん元へ送りセッティングしていただきました。バッチリ仕上がってきた相棒をアンプへ通し鳴らしたところ…極太!ファットサウンドながら高解像度の豊かな倍音と立体感!即ち 極太豊潤!それでいながら反応が速くモコモコせずに抜けるってのがこのギターの凄いところ。弦が太くなったことでテンションが強くなり、ハカランダネック~セミホロウボディへの振動伝達が強化され、ネックとボディ材の響きが今までよりも感じられるようになりました。存在感のあるクリーンサウンドは特に最高ですが、そのまま歪ませてもクリアさが抜群。このギターの本来のポテンシャルを痛感しました。極太ネックに太いゲージは今までより指先の力が必要になりますが、音には代えられないのでこの仕様でいきたいと思います。
November 17, 2025
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- Guitars and equipment that continue to make history today - -History of guitars I loved in the past -
August 31, 2025
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娘が産まれたとき、自分の趣味のギターに興味を持ってほしいとミニギターを買ったりしていましたが、親の期待値とは裏腹に興味を示さず全て手放しました。7歳になって『私も弾きたい』と言うようになり、再び期待をして購入してみました。高いギターを買っても過去と同じ道を辿ると勿体ないので安価なモデルを探していたところ、島村楽器のオリジナルギターで通販専用モデル(限界までコストカットする為に通販ONLY)というのを知り、良さそうなので手に入れました。体の小さい子供の体格を考えれば、本来は適切なサイズのミニギターなのでしょうが、厳格な父(俺)はあえてレギュラーサイズを選択。手の小さな幼少期に標準サイズで慣れておけば指の可動域も広がるでしょうし、逆に上手くなるだろうという思考です。手元に届いたギターを見た感想としては、想像以上にしっかり作られていてビックリ。見た目もオシャレでパっと見てこれが1万円台半ば(新品)で購入できるモデルだとは思えません。指板はローステッドメイプル or テックウッド(人工合板)を選択出来ますがローステッドメイプルを選択。ネックは635mmとロングとミディアムの中間(PRS)スケール。ナットは硬質ファイバーナットでフレットもエッジを丸く処理されています。フレットはエッジ処理した後に打ち込んでいるので幅が絶妙に短いのですが見た目も好印象で弾きやすく、ナットやブリッジ、トラスロッド等、出荷時の調整もある程度は施されていて企業努力を感じました。ローステッド(燻製)のネック&指板に関しては木材の枯渇問題や強度不足対策で剛性を増す為に生まれた近年良く見る仕様。個人的にメイプルの白い色味よりもローストした色味の方がヴィンテージっぽいと言うか高級感があって格好良く見えるのでお気に入りです。リニューアルされた新形状のヘッドもひと手間あって格好良い。嬉しいことに、手に入れた個体のネックは柾目で輝くトラ杢が確認できます。通販専用モデルでこの杢を持つネックを手に入れられたので得をした気分です。生産は中国の様で少し先入観がありますがつくりは良いですね。軽量なポプラ材を使用したボディとローストされて乾いたネック、クセの無いピックアップによる出音はナチュラルで素直な響き。こもりが無く明瞭なストラトさがしっかりあります。過去、島村楽器オリジナルの“COOLZ”に装着していたピックアップよりも低価格帯のコチラのピックアップの方が出来が良い印象。自分が若かりし頃に手にした“バンドやろうぜ” 掲載の同価格帯とは比べ物にならない仕上がりなので時代は進化したなと感じました。しかもコイルタップまで付いていて万能。更には厚手のギグバッグもついてきます(昔は保護材が無いナイロンケースだったのに・・・)とまぁ。良い部分だけ述べてきましたが、厳しい目線でマイナスポイントも記しておきます。そこまで求めてはいけないのですが、しいて言えばペグとトレモロの遊びが少し大きいなと感じたくらい。見る人が見れば致し方ない部分も在りますが、それが十万円を超えるギターならまだしも新品で1万円台(15,800円)という圧倒的なコストパフォーマンスの前では文句を言う方が虚しく、仕上がりにはむしろ感心するばかり。2台巨頭でもある某USAブランド等と比べても逆に仕上がりが良いのでは。さらに “親の気持ち、娘知らず” で密かに施した“Raw Vintage”のトレモロスプリング交換が功を奏して非常に良い音に変わりました。このスプリングはその昔、自分がストラトタイプを愛用していて効果が期待出来たので自己満足ですが購入&プレゼントしました。チューニングが安定するのと、柔らかいスプリングでアーミングも滑らか、コイルの残響効果でナチュラルなリバーブ感と高域の柔らかさ、加えてレンジも広がります。※アース配線も長かったのでスムージング化。 効果は期待以上で明らかに響きが変わり、好みはありますが自分としては良い方向性(ヴィンテージライク)にもっていけました。そのうち内部の配線(まだ見ていない)をヴィンテージはんだで再装着して綺麗にしようかなと(笑)自分のアンプを勝手に使われたくないので “Orange Crush MINI(AMP)” と “SOUND HOUSE ORIGINAL(シールド)” も購入。安価なモデルの中で良さげなものを買ってみたわけですが、アンプはヴィンテージ感がある素敵なトーンで想像以上。有名どころの “YAMAHA THR” のフルレンジスピーカーとは違い、本来のアンプの音が楽しめる。守備範囲がそこそこ広く、木製キャビネットなのでミニサイズながら結構良い鳴りしてます。ギターもそうですが、お値段以上に良いものって多いなと気付かされました。衰退していく楽器業界ですが、昭和の残党(私)としては、また流行って欲しいなと切に願います。■島村楽器WEBSHOP限定モデル Eris. Nestia ボディ:ポプラ ネック:ローステッドメイプル 指板:ローステッドメイプル(ブラックカラーのみテックウッド) ナット幅:41mm スケール:635mm ペグ:ロトマチックタイプ ブリッジ:シンクロナイズドトレモロブリッジ ピックアップ:Eris.シングルコイル×2 / Eris.ハムバッカー×1 コントロール:マスターボリューム、マスタートーン、コイルタップスイッチ、5ウェイピックアップセレクター アクセサリー:トレモロアーム、レンチ、ソフトケース
August 27, 2025
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そこまでこだわる意味があるのか・・・かつてはそう思っていましたが、ついに自分もその領域まで突入しました。ヴィンテージギターというのは、流れる年月の中で新品の部品が時の経過(経年)と共に日焼けで黄ばんだり、経年変化で収縮したり。。その経年による収縮/変形、使用によるダメージが芸術作品の様にマニアを唸らせているわけですが…そんな濃い世界を理解しつつあるのが今の自分。■ボリューム&トーンノブの話。ヴィンテージレプリカパーツは数あれど、目が肥えた者が見れば少し曖昧な仕上げで “あと少し” という惜しい部分が多くあります。雰囲気は良く出ているのに成型がなぁ…なんて思って自分のギターを眺め、精度の良いものに変えようかと衝動に駆られていたんですが、なにせヴィンテージレプリカ品とは言え値段が高い! それであれば…自分でやれなくもないよな…と思い立ちまして、やっちゃいました。写真は作業完了後。既に装着されていたヴィンテージレプリカ品ではありましたが、経年による変形具合が甘い!!例えばトップハットの上部センターの “えくぼ” と呼ばれる収縮の演出や使用による削れ具合など、リアリティが出てくれば格好良くなる。 ならば “削って調整してしまえば良い” と思い、全体的な歪みや日焼けによる色味など、手元にある材料で挑戦してみました。・・・結果として最初よりは明らかに良い感じに仕上がりました。自分でやったので出費も抑えられますし、下手なレプリカよりもオンリーワンで格好良いのでは!勿論、こんなところを変えてもサウンドに影響はありませんが(汗)
July 6, 2025
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レスポールジュニア(1956年)の指板。約70年という、捉え方によっては人の生涯を全うする時の経過を経たハカランダ指板。先代たちが使い込んできたからこその指板の消耗や指の摩擦で出たであろうレザーの経年変化にも通ずる色艶。当時だからこその質の高い材は勿論、使い込むことでこそ得られるこの風格がエイジング加工とは違ったリアルな風格。この風格をモチーフに今のエイジング加工が演出されていることを考えると、本物を所有する喜びを感じる。ヴィンテージの魅力は、当時の職人が生み出したハンドメイドの技術の素晴らしさ、材の良さ、お金では手に入れられない時の経過による見た目や音の経年変化は大きな魅力の1つ。最高の材を最高の技術で組み上げ育った音は説得力があります。
June 13, 2025
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梅雨入り前にバイクでふらっと走ってきました。今回は何故かエンジンのかかりが悪く、エンジン始動(キックオンリー)で右脚がバキバキになりました。久しぶりに汗かいた(笑)フットクラッチだと信号待ちは右脚で車体を支えることが多いので、右脚が万全でないと事故りかねないわけで…ASTERISKの社長夫人に気を使っていただき珈琲をもらったので、少し休憩してから走行。そんなに長く走ってないですけど、相変わらず股下で爆発するショベルモーターの鼓動感は心地良い。リジッドフレームからくるダイレクトなトルクで突き進む無骨な走りは現行では体感出来ない乗り味ですね。バイクや音楽は没頭できるというのが素敵なところ。開放感を感じます。とは言え、昔だったらキック始動でこんなにすぐに疲れるってのは無かったので老いを痛感しました。同じバイクを20年近く乗ってきて、40代の今、明らかに・・・あの頃との疲労感が違う(笑)バイク乗る為に足の鍛錬でもすっかな~・・・
June 11, 2025
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※Brush eight ホームページより画像拝借プロからすこぶる評価が高い “Brush eight(製造元)”の珠玉のオーバードライブペダル “Drive X” 。これをベースにこだわりのヴィンテージパーツや配線材/はんだを使いマッチングさせ、更に深みのある音色とレスポンスを追求したペダルがP to P。※通常の “Drive X” との違いは下記とのこと。・ヴィンテージのカーボン抵抗は数種類のメーカーのミックスで誤差5%以内。 抵抗をテスト中 誤差がすごいので前後の数値も測定し使える抵抗の中から厳選して使用・ヴィンテージハンダは 何十種類の中から選んだシークレットハンダを使用。 Brush eightのシールド(ケーブル)に使用してるハンダとはまた別のヴィンテージハンダになります。・VWSC を元に全てハンドワイアード(ポイント トゥ ポイント)・ヴィンテージパーツはVWSC と同様ながら、線材は専用に厳選して製作方法にもこだわりが。・ヴィンテージ線も何十種類の中からテストして厳選しました。外観はグリーンのペイズリートーレックスで覆われ上品でお洒落。見る角度でギラっと表情を変えます。歪みは適度な荒さを持っていて、ゲインはパリッとしたクランチのまま厚みが増してくるような利き方、上げても一定のヌケは維持されています。ペダル自体は特別な個性や癖が無くナチュラルで違和感なく、原音の質感を損ないません。元のトーンをワンランク引き上げてくれるような感じ。スピーカーから一枚板の様に出る平たい音ではなく奥行き・余韻とでも言いましょうか・・・俗に言うエアー感(立体感)があるのもGOOD!リバーブ無しなのに、かかっているような・・・恐らく複雑な倍音がこの立体感を生んでいるのではないかと。元々、ファズの様にゲインを少し強めにかけておいて、ギター側のボリューム/トーンで歪み量や抜けを変える使い方が好きなのですがこのペダルはギターボリュームの追従が滑らかで扱い易く、組み合わせるアンプとの相性もあまり選ばないのもこのペダルの利点。良いとされるペダルは試してきましたが、総じてこのペダルの良さは扱い易さ、ほぼ確実に自分の好みの音にもっていける汎用性が強みだと思います。ギターとの相性に関しては所有器の場合 P-90 か PAF系 しか無かったので何とも言えないのですが恐らくはシングルコイルや出力の低いタイプの方が、味わいを殺さず太さが出るので合うと思います。特にクランチ寄りの分厚いドライブトーンが一番格好良いなと感じました。太くクリアで適度にいなたく暴れたトーンがスピーディーに反応します。実は購入して感動したのは別のところにもありました。それが梱包や書類の扱い方の丁寧さ。売買書類は高級感のある封筒に収められ、お礼の手紙も直筆&名前入りで同封されていました。購入者全員に行っていると思うと誠意を感じるというか、意識を高く持っている会社なんだなと感心しました。日記のプレビュー
May 23, 2025
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誰が考えたのか・・・電気的に音を破壊することで生まれるドライブサウンド 通称 “歪み” 壊された音であるにも関わらず、エレキにおいて至福の時へとプレイヤーを誘う魔性のサウンド。そして個性を生み出すペダルの数々。生粋の “歪みマニア”の私が好き勝手集めたペダルを自己満足で紹介するページです。
May 23, 2025
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ヴィンテージギターは何が良いのか!? という話。 とうとう俺もヴィンテージを所有することに成功したの語ることが出来る漢になった・・・ということでネタにしてみようと思います。まず “ヴィンテージギター” の価格が最近半端無いですね。物価高なのか希少性が増しているからのか、10~20年で値段が2倍以上になっています。こういうのを知っていれば『あの時買っておけば良かった・・・』なんて思いますが、まさかこうなるとは思いもしませんでしたしね(汗) 名器と呼ばれる年式の値上げだけならまだしも、古いと言うだけで全部高い気も。。。そう。市場価格が良からぬ方向でも荒れております。話は戻って、ヴィンテージの良さは何かと言えば“歴史を刻んだからこそのルックスとヴィンテージサウンド”数十年の時を刻み、使用されることで生まれる経年変化や積み重ねた百戦錬磨の傷。トーンも “アコースティカルに鳴る” とでも言いましょうか、ピックアップを通しても非常にクリアで生々しい音です。情報量が多く、アンプからは雑味まで全て増幅した様な派手さと圧倒的にスピード感あるサウンドが出るのでテンション上がります。“製造機械が発展してなかった・需要が高い時代だったからこそ可能な職人による匠の技術” 機械によってオートメーション化している現代とは違って、材料と寡黙に向き合ったハンドメイドのギターはまさに職人の匠の技と感性が光る逸品としか言いようがない。 ※そういう意味では現在の木越ギターがこの考え方に近いので好き。“資源が豊富だったからこその素材の良さ” 今ではワシントン条約で禁じられた希少材を当時では使えていたからこそのスペック。単にホンマホやハカランダという名目だけではなく、資源が豊富な時代だからこそ、選んで採用していたという今でいうハンドセレクト材。材料に関して深く掘り下げると地球温暖化や環境の変化なども木材の成長に影響しますので、同じ材でも育った環境が違えば特性が変わってきます。そうなると歴史的気候や惑星レベルにまで話が広がります(笑) 見た目こそ似通っていても、その時だからこその製造工程等、今のモデルとは違う手法で生み出されているので同じはずが無い。これに尽きるのではないかと思います。とまぁ。良いところだけ言えば沢山あるのですが、値段に対しては確実にテンションが下がります。素晴らしい反面、違いが分かる人じゃないと分からないレベル。その差に数十倍以上の価値を見出せるかどうかです・・・ですが・・・追求心って怖くて、こだわると止まらないのも事実(汗)例えばコチラの“ カスタムショップ製 ゴールドトップ 1956 ’13” に関しては、本物の1956年製であれば現在の市場価格600~1,000万円。写真の個体は手を加えた比較的 近年のものですが、ヴィンテージライクで良いトーンまでもっていけてます。最近の個体をベースにいじり倒すというのも本物を買うよりは断然気楽に扱えて楽しいです。色々やっても時の経過はお金で買えないので、どう頑張っても似せる程度で超えることは出来ない。 “本物が欲しい” という願望や欲求、ロマンですね。。今生き残っている “ヴィンテージ” は、しっかりしたものであれば、今も健在な強者達なので急に壊れることはないでしょうけど、捉えようによっては『まだまだ使える現役』or『古いだけで壊れかけ』と二極化するので、古いものは信用の無いところで購入するのは避けたいところ。安かろう悪かろうが大いにあり得るリスクが付きまといます。ある種の最終到達点でしょうね。手に入れると満足度が高くて目移りすることも無くなります。ヴィンテージ・・・持ってる・・・最高だぜ・・・二ヤリ。ヴィンテージを語れるかどうかのステータスは自分で体験しないと言えないですし、サウンドセッティングやエイジング加工(自分でやるとき)には大いに参考/勉強になりました。
May 15, 2025
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木越ギター “KT-Special のノブ交換をしました。コチラは交換前、下の写真が交換後。そうなんです・・・最近、こういった小物にハマってます。ピックアップやブリッジの質感に対してコントロールノブが光り過ぎ(クロームメッキ)ている気がして、渋くしたい衝動が。。そこで眼鏡の部品製造業から立ち上げたという “tatsuta Titanium Parts” のチタン製コントロールノブの光り方の塩梅が良く変更してみました。デザインは標準と同じですが加工精度の高さ、素材がチタン合金というのが格好良い! 見た目にも統一感が出て自己満足度が高まりました。
May 10, 2025
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ボリューム&トーン ノブのプラスチック感と色味が気になったので、セルロース樹脂で作られたヴィンテージタイプに交換しました。コチラの写真は交換前。そしてコチラが交換後、色味や質感等、明るいゴールドとプラスチック感が消えました。小物パーツって地味ですが変えると全体的に締まりが出て高級感がUPするように感じます。
May 9, 2025
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エフェクター好きによるエフェクター好きのためのエフェクター専門店「PEDAL SHOP CULT」渾身入魂のオリジナル・ディストーションペダル “Tenpest” は オーバードライブ “Ray” に続き世界初の超々ジェラルミンの強固な筐体をもち、伝説的なヴィンテージ・マーシャルアンプの限られた1968~1970年/歪む個体のディストーションサウンドを参考にサウンドを追求したというマニアックなペダル。メーカーホームページで製作者が語っている“他の機材との適合性、弾きやすさや扱いやすさなどの観点から多くのプレイヤーに求められています。それらの喜ばしい要素を捨ててでもリアリティを追及し、CULTが考える真のディストーションを表現しました。” という言葉が示すように、万人受けは狙っておらず、製作者が自分の為にこだわりを問答無用で詰め込んだ逸品。スマートフォンサイズの超々ジェラルミン筐体を持つ “Tenpest” は重量522gと一般的なペダルで見ればヘヴィ級。個人的にはこのデカさこそ正義、削り出した筐体の重さも含めデメリットではなく魅力でしかありません。試した結果、サウンドに関しては CULT の説明が示すように、かなり玄人向けなペダルでした。難しい。…と言いますのも、大抵は基準となるトーンがあって、それを好みに合わせて調整するというものが多い中、このペダルに関しては、アンプとの相性が悪かったりセッティングがキマらないと狙った音にはなりません。反面、キマると他にはない格好良い音を出してくれるのですが、万能ではないシビアさが玄人向けだなと感じました。歪みは真空管に負荷をかけてギンギンに歪ませた様なダークで荒々しい歪み。ゲインを上げる程に暴れていきます。ゲイン幅は相当あるので、コントロール14時以降では限界を超えて壊れる寸前の領域まで再現することができます。複雑な歪み具合と飽和感はファズに似ている部分もありますが、相反して妙に透き通っている部分もあり、暴れているのにコード(和音)や分離が良くも聞こえ、不思議な感覚を覚えます。ギター側のボリュームを下げても解像度が高く、ハイパスコンデンサーを入れた様にゲインが減衰するのでアンプライク。フル10では歪みが暴れるので、自分の場合はメモリ6~7程度で音を作り、時に応じてギター側で調整しています。伝説のマーシャルアンプをベースにした音なのかは、現物を弾いたことが無いので未確認ですがかなり “癖強” なペダルではあるなと。でも逆にそれが面白く、個性的で気に入ってます。所有している “Tenpest” ※初期ロッド” は電源が9~18Vに対応しているので18Vでも試してみましたが電圧が上がるとハリや艶が出る反面、歪み成分は減り “やんちゃさ” に関しては薄くなる印象を持ちました。ドライブペダルとしては個人的には9Vの方が歪みの質感に適度なエッジと柔らかさを兼ね備えているので良い気がします。一方、ローゲインのブースターとして使う場合は18Vの方が気持ち良くプッシュしてくれると思います。ディストーションをローゲインにするなら、一般的には歪み量の少ないオーバードライブがベストな印象をもちますが“悪(ワル)” な雰囲気をもったディストーションのローゲインブーストはオーバードライブとは違った格好良さがあります。過激な歪みを求め、その為に生まれた “ディストーションペダル” はローゲインにすると使えないものが多くありますがこの “Tenpest” に関しては激歪みペダルでありながらローゲインにもしっかり対応しているので優秀です。正直、まだ扱いこなせていないので、今後も探って参ります!ということで、レビューでした。あくまで個人的な価値観によるものなので好き放題語ってますので1つのインプレ程度でご参考ください。
April 17, 2025
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先日、某楽器店に行ったところギブソンのレスポールSTDの指板インレイが尋常じゃないくらい右に寄っておりまして衝撃を受けた次第です。と言うのも、指板にインレイを組み込む以前に作業工程で把握出来ますし、その後ネックとボディを組み込んだり塗装したり等、何度でも検品・チェックするタイミングは大いにあったわけです。そんな中、当たり前に店頭に値段が付けられて並んでいる現状を見ると、正規で検品をパスした個体だということで。。。 これで数十万となると、なかなかどうして・・・いうネタです。木材の枯渇や業界の低迷という実態はあるにせよ、自分にとって “憧れの存在” “高嶺の花” であったギブソンがここまで落ち込んだのかと悲しく感じたわけです。元々が国産の様にカッチリした作りではありませんでしたが、それでも溢れ出る存在感や独特の音として人気のブランドなので、昔から知る自分としてはかなり衝撃でした。 仮に音に影響が無いとしても素人見に分かるインレイのズレは何とも悲しい次第。他も疑いたくなってしまう気持ちすら出てしまいますよね。それこそ山野楽器が日本代理店時代は日本人目線で検品を行って、こういった個体を検品で外していたと聞きます。今は山野楽器時代と比べて検品が甘く “あたり” “はずれ” があるのは少なからず致し方ないのですが、それでもなァ・・・と。。 技術が発展して職人のハンドメイドから機械を使ったオートメーションに変わり、効率こそ良くなれど悪くなる部分もあるよなと。特に楽器製造において人でしか感じ取れない繊細な部分は、大量生産になればなる程に失われる部分の様な気がします。対して国産ブランドは安価であっても逆に頑張っている気がするのでギブソンも頑張ってほしいところです。木材事情や大幅な値上げ問題は別としてカスタムショップ製はスタンダードラインとは別に気合いを入れて頑張っている気もしますが、間口となるスタンダードラインも大切にして欲しい。今のギブソンは個体差が相当激しいので値段だけではなく “見る目” や “知識” が無いと買えないかもです。 もしくは、以前にも増した雑さを “個性” と捉えて受け入れるか。俺達の明日は・・・どっちだ。。
April 4, 2025
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名器 “Klon Centaur #185” を “nature sound” がノブの動きによる各周波数特性まで落し込んだ狂気に満ちたクローンペダル。“nature sound VKC185” は国内でも指折りの技術を持つブランドで、多くのペダルビルダーに影響を与えてきた存在です。残念ながら製作者が亡くなってしまい、今は亡きブランドになってしまいましたがペダル達はギタリストの元で今も活躍しております。Klon Centaur の #185 個体を忠実に再現した究極のクローン “VKC185” はケンタ特有の “通すだけで音を立体的にするバッファー”は勿論、“クリーンブースト” から “オーバードライブ” まで幅広い汎用性を期待できる匠の技が詰まったペダルで今や100万円以上の価値が付く本物の Klon Centaur と比較をしても遜色が無いクオリティだとされる逸品です。 VKCシリーズ自体はグレーが初期、続いてバーガンディーカラーの中期、そしてシルバーの後期があるようです。初期の “VKC185” と中期以降の “VKC13” は参考にした個体にそれぞれ違いがあり、今回のレビューは “VKC185 FAX ONLY”になります。本物のケンタを使ったことが無いので分からないので何とも答えようが無いんですが音に関しては凄く音楽的ですね。ゲインやトーンの可変が非常にスムーズで、どの組み合わせでも使えない位置が無いくらい汎用性も高いです。ピッキングによる音量感と歪み具合、アタック音の大小が如実に出るのと、それに伴う倍音や飽和感も美しいです。ゲインを限界まで上げても破城することが無くクリアなまま歪み、コードストローク時の各弦音量バランスもGOOD!各弦のハーモニーがたまりません。高域の煌びやかさとミドルの押し出しが美味しく、荒々しくワイルドというよりは “洗練されて美しい” という言葉が似合います。希少価値が高い名器 “VKC185”ですが、マキノ工房ペダルも改めて素晴らしいなと感じました。ちなみにマキノ工房の方が音は太く、派手でガッツに溢れてます。立体感や解像度面で言えば “VKC” の方が上かなと。同じ向きで陳列された抵抗が相変わらず美し過ぎる。黒いボード下にエボニーの木材でサンドイッチされていたりとコダワリも半端無いです。ここまで美しく仕上げる匠の技術、この基板にしてこの音という、非常に満足度が高いペダルです。
April 1, 2025
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1996~1998年で生産終了した “BOSS XT-2 Xtortion“そんな短命ペダルをご存知でしょうか? ※ぶっちゃけ私も知りませんでした(汗)正直に言えば。これが天下のBOSSの音だって!? マジでありえねェ!!!というレベルで狂気に満ちた音で、初見では『良く商品化したな』レベルでした。低音の太さはあるのでしょうが、それ以上に耳障りな高音域と不必要な倍音が嵐のように押し寄せてくる。メモリ “0” まで絞っても削れないほど高域が出ているのに、上げる方向のみに調整が利く“PUNCH“、難しいペダルです。ぶっちゃけ・・・うわぁ・・・とんでもないペダルもらっちゃった・・・・ってのが感想でした。とは言え、せっかく頂いたものなので何とか使いこなしたいと基準となるアンプの設定から見直してどうにか使える音に。普段はフェンダー系の、ややパリッとしたクリーンorクランチを基準設定にエフェクターで音を仕上げておりましたが、今までの設定がXT-2にまったく合わず、クソみたいな音になった為、アンプ側の高域を削って、暖かい傾向に設定し直しました。アンプで失った部分をXT-2で補うという考え方でマッチング。■ペダル本体の特徴として・耳をつんざく攻撃的な高域・繊細過ぎるピッキングニュアンス・異次元の倍音成分(コーラスかかってるかの様な倍音)・強化する方向にのみ効くコントロール各ノブ・倍音と高音域が強すぎて低音域が薄く感じてしまう。これだけ見れば使えないんですが、歪みの飽和感が真空管っぽいところとレスポンスの鋭さは長所かなと。この長所を入れてもキツいんですが、アンプと上手に合わせるとハイ上がりでそこそこ格好良いサウンドになります。“カキュ、コキュ、ゴリッ” といったアタック音が異様に出ます。感度良すぎ!鼓膜を刺激する突き抜ける高音域!絶妙に調整を繰り返すと『エディ~!』と黄色い声援が飛び交うような真空管ハイゲインアンプに様変わりします。ゲインを上げると色付けが濃くなり過ぎるのでローゲインで設定。すなわち私の使い方は “ローゲインブースター” です。“CONTOUR“ ”PUNCH“ の調整でキャラクターが大幅に変わり、BOSSのヴィンテージペダルに通ずる良さも感じるんですが私の設定が下手くそなのか、アンプが合わないのか痛い高域だけは完全に取り切れないです。天下のBOSSがこんなクセの強いペダルを商品化したのにはビックリですが、扱いこなせれば面白いペダルです。自分の中では過去最高レベルで癖が強く、短命なのも頷けるなと感じました(汗)
March 13, 2025
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マキノ工房は40年以上前に代表である蒔野努さんが自分の為にエフェクターを自作するようになったのが発祥のきっかけ。自身もギターを弾き、様々な機材と触れ合うことで “自分が最高だと思えるエフェクター” を世に送り出す為、追求心を燃やし続けているようです。希少なヴィンテージパーツを使うことから、組み込みからマッチング作業を踏まえても多くの時間を有し、月に数台しか生み出せない熱の入れよう。“SCYLLA-X” は伝説的な名器ケンタウルスを徹底的に分析して仕上げたフラッグシップモデルで本家の『通すだけで音が良くなる』と言われる噂のバッファーも兼ね備えた音像豊かなオーバードライブです。ヴィンテージパーツを多用して作ることからお値段はお世辞にもお財布には優しくないのですが価格以上の満足度を大いに期待し入手。この手のものを購入するときの自分へのいいわけは『長く使うものですし・・・』という感じです(汗)そう言いつつ手放したりもしてますが、でも、本当に気に入ったものは長く使っていますし・・・(いいわけ)筐体は中々のデカさ。小さくて高品質なエフェクターが流行っている中、このデカさが格好良いと感じてしまいます。デカいだけで中身が詰まっていないと、“大きなお弁当箱を期待して開けて何も入っていない” 様な虚無感に襲われますが、具沢山です。サウンドのコアとなるシークレットゾーン(基盤)は隠されていますが、はみ出した配線類だけでも普通ではないオーラを感じます。肝心のサウンドはハイ/ミッドを中心にグッと持ち上がり、弾いた直後に音が塊になってズバンと飛び出してきます。ワイドレンジで四方八方に放射するという感じではなく、広すぎず狭すぎずの丁度良いレンジ感が上手い具合にチューニングされています。とは言えローもしっかり出ていて、ゲインを上げる程に厚みを増しますが潰れることなくキープ。ボリュームの追従性も良好です。ケンタウルスの特徴とも言える『クワッ』っとした箱鳴り。特にフロントのハイポジションでは他エフェクターとは明確な差を感じます。ピッキングの強弱によって変化するジュワッとした炭酸成分と飽和具合が音楽的で気持ち良いです。一番良いところは明瞭ながら音の太さとキレの良さ。ゲインを上げるとボヤけがちなミュート音もボケず輪郭が残るのでスピーディーなプレイでもクッキリとしていて粒立ちが良いので、ついつい速いフレーズを弾きたくなってしまいます。クリーン状態のアンプ(トランジスタ/真空管)もONにすればディストーションの領域まで効くので汎用性も凄く良いですね。ゲイン幅も広く全体的に図太いのにヘヴィな感じではなくカラッとスパッとしてい抜ける明るいサウンド。良き時代のブルース~ハードロックにとても似合うんじゃないかなと。『良い音出すなぁ』とCDで聞いた素敵な音が出せます。かなり高価なペダルですが一級品なので追求する方にはその価値があると感じる素敵なペダルでした。
February 1, 2025
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“KATANASOUND EFFECT PEDALS” は2003年に米国での販売をキッカケに立ち上げ、製作者である高木氏がパーツ選定からハンダ、組み込みに至るすべての工程を1人で手掛ける至高のブランド。 “HUMSTER 20th Anniv. ” はmt'Lab時代に手掛けた名器HUMSTERの最終進化版と言われる “HUMSTER Ultimate” の回路を基礎に、プリント基板やタグボードを一切使わず、完全なポイント・トゥ・ポイント配線で組み上げてチューニングした至高の逸品。オペアンプの取り付けもプリント基板を排除するため、真空管で使用するMT9 ピンソケットに適合するアダプターを自作し、カップリングコンデンサにはツイードアンプのリプレイスメントコンデンサとして定評のある “Jupiter Condenser Red Astron” を使用する等、かなり強いコダワリを持った受注生産20周年記念モデルです。残念ながら “KATANASOUND EFFECT PEDALS” は部品供給問題によって2021年、18年の歴史に幕を閉じてしまいました。少しクセの強いデザインで好き嫌いは分かれるのかもしれませんが、音に関しては何処かしらヴィンテージらしさを感じながら現代音楽においての扱い易さを兼ね備えた数少ないブランドでしたので残念です。個人的に所有しているのは “SOUL BABY(ワウペダル)” と “HUMSTER(オーバードライブ)”というKATANAブランドの中では比較的メジャーな2つ。とは言え、流通量が少ないので意外と希少かもです。相変わらずと言ったら何ですが、ポイント・トゥ・ポイント配線に徹底的にこだわった内部配線が独創的で美しいです。その音も中々他では出せない個性を持っている様に感じます。 “HUMSTER” に関してはギター/ベース共にブースターとして定評がありますが、ギターで使用した場合にシングルコイルをハムバッカーの様にファットにする特性を持っています。※開発コンセプトらしい。試した結果、出力の弱いピックアップであればハムバッカーでも合いますね。内部パーツにジュピターコンデンサーを使っている影響なのか、ギターのトーンを絞った時の様な暖かさを感じ、そこから音色を調節して分厚くブーストした様な感じ。どこかツイードアンプやケンタウルスの様な雰囲気も感じる絶妙なチューニングです。 特に単音弾きやチョーキング時に粘りがあって伸びるというか・・・歯切れは良いんですがあっさりはしていない。あまり歪みませんが音は太く味は濃い。太麺です!何かを模した王道タイプでは出せない特徴的な音なので、好きな人にはハマるかなと。軽いクランチ程度でも太く奥深い響きなのでブルース系を好む人なんかはニュアンスを出すのにも重宝しそうです。
January 30, 2025
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※GuiterMagazineより画像拝借ミュージシャンでありながら有名店のアンプリペア/チューニングなども行う魚頭圭氏が製作する “UOZ PEDAL” はミュージシャンでもある自分が使用する際、既存のペダル(エフェクター)では再現できない領域を求め作ったというのが発祥とのこと。忙しい中で不定期で製作され、少なからずの個体差がある為、通信販売は行わず、直接販売か “Guitar shop Hoochies” 店頭で販売しており、非常に入手困難なペダルです。■UOZ PEDAL BOD-01ペダル自体は一般的なパーツとはまったく違う考え方でチョイスし、多くのリペア経験の中から独自に生み出した考え方で仕上げているようです。プロの中でも絶賛される評価・価値共に高いペダルですが、メーカーではなくWEBサイトも持っていない為、比較的レアで知る人ぞ知る存在。コロナ禍以降は稀にWEB直販されるので運よく直接購入できました。※ちなみに販売開始から数分で完売になっていました(驚)格好良く写真は撮ってみたものの巨大な筐体はどう表現してもケースそのもの。※ある程度研磨されております。ほぼほぼデザインされていないペダルが逆に新鮮です(笑) では実際にどんな音を出すのでしょうか?その正体はギターとアンプで作った音を一切邪魔しない、濁り無きクリアさを持った究極のナチュラルドライブ。元の音像そのままに全方向に倍音を放ち、解像度とレンジを引き上げた様な響きがナチュラルで美しく、エフェクト同士の個性が混ざることもなく、エフェクターの前段/後段共に作動良好。タッチレスポンスが未体験レベルでえげつなく、繋ぐ前よりも反応スピードが速い印象すら持ちます。どんなペダルを繋いでも音が良くなる汎用性。これは・・・オーバードライブともブースターとも、プリアンプとも言える“真のトランスペアレント系”だと言えるんじゃないかなと。適度なハリと艶、倍音等、音像といった色気がグッと持ち上がってきます。クリーントーンでも更に立体感が出てクリアに変化。ドライブ(ゲイン)は12時方向以降で少しファズ的な煌びやかさが増してくるので使用するアンプやギターで要微調整。カットは抜け具合の調整で効きが良く、ノブを1mm動かしただけでリニアに変化するので扱いは玄人向けです。アンプで “もう少しヌケて欲しい” “音は良いけどゲインが欲しい” という課題に素晴らしい効果を与えてくれます。内部基板はPOINT TO POINTで仕上げられ、希少なヴィンテージNOSを吟味し、狙った音を生み出す為に使用されています。1つ1つのパーツがデカくて筐体もデカい。デカさこそ正義! ただならぬオーラだけは感じ取れます。個性的な作り方としてはワイヤー類を捻って接点に組み付けた後、一度はんだ付けしてから吸い取って必要最小限の量に調整しているようです。一般的なものとは違い、『はんだ付けしてるのかな?』と感じる程、薄く接着されているのがお分かりいただけるでしょうか?音の濁りを消す為に接点面積等にもこだわるコダワリと考え方、結果として生まれる音に説得力がありますね。巨大なサイズに反してゲインのかかり方が絶妙でエフェクト色も無いので単体で個性を出すのは難しく、既に作り込んだ音に対して調整出来ない領域に踏み込んでレベルを上げるような使い方がベスト。※語弊が無い表現で言えば単体では比較的地味な部類です。一方、ファズペダル等を同時に繋ぎブースターとして使用すると “コイツじゃなきゃ出来ねェ!” という絶大な威力を発揮します。例えば、ローゲインに設定したファズトーンが気に入っているけどゲインが足りず弾きにくい・・という場合にガツンと刺激してゲイン/タッチレスポンス/ヌケといった、欲しかった領域(旨味)を引き出す&追加することが可能。この考え方で言うと真空管アンプにも絶大な効果があります。トランジスタ系はあまり効果が無いかと・・・上手く使えばファズの太さを維持したままスモーキーでヌケるオーバードライブやディストーションに変貌し、最高のサウンドに仕上がります。素材を生かして風味を高める “極上の調味料” であることは間違いありません。料理で言えば濃い味を楽しむことに終わりを告げ、素材の味を活かす為に調味料にこだわる。そんなところでしょうか。この音は分かる人にしか分からない領域なのでプロ志向だと思います。玄人向けですが他に無い効果を得られる素晴らしいペダルでした。
January 27, 2025
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YouTubeではお馴染み “ギター屋 funk ojisan” のハンドメイドエフェクター “GOLDEN VALVE” を手に入れました。ビルダーの河田健太氏はアンプビルダーの重鎮、Akima & Neos Lab 代表 秋間 経夫氏の唯一の弟子でもあるようです。YouTube企画では様々な有名機材を実演して忖度なしにレビューしたりと、少しマニアックな内容が多く興味深く拝見しています。 “GOLDEN VALVE” は何かのクローンというわけではなく、あくまで作り手が求める “格好良い音” を狙ったオリジナルペダル。ヴィンテージコンデンサ云々で売り出すのを嫌う価値観もあり、手に入るパーツの特性を活かして組み上げ真空管のリアルなドライブサウンドと反応スピード、ボリュームの追従性を狙ったペダルの様です。筐体はエイジングされたゴールドカラーにトップハットノブという Gibson Gold Top の貫禄。エイジング処理は作業者が複数人いるのか、かなり個体差があるようですが良い感じです(本当に錆びさせている?)手に入れた個体は中古でしたが前オーナーが買えたのかノブが立体エンボス文字でエイジングされている嬉しい仕様でした。※標準ではない?出音の傾向としては、一般的なオーバードライブではなく出力(アウトプット)を上げて歪ませた様な歪み方。粒のそろった綺麗なドライブサウンドというよりは真空管のボリュームを上げてドライブさせた粒が粗いワイルドな歪みです。ゲイン自体はそこまで高くありませんが出力量が高いので反応スピードが速くセンシティブに反応します。※上げ過ぎるとハウリングします。全体的に音が暖かくファットになりますが原音のニュアンスが残っていて高域の煌びやかさと分離感を感じました。1~3弦はクリアなまま太く、巻き弦の3~6弦も同様にクリアさを保っていますがコンプ感が増しジャキっとした煌びやかな部分も出てますが太く丸い。真空管アンプに近い出音の特徴を持っています。古いアンプと古いギターでドライブさせてロックしている様な、いなたさを持った無骨でロックなサウンド。ボリュームの追従性も良く、ハイパスコンデンサの様にボリュームを下げても高域が残るので非常に使い勝手がよろしい!YAMAHA THR30(トランジスタ アンプ)でも試してみましたが、真空管っぽさが増して相性も良いです。万能で良いですね。 見た目も音も良いです。この価格にしてこの音が手に入るのであればコスパは高いと思います。満足度高めです。※以下、本家コピペ回路には真空管に一番動作が近いとされている増幅素子FETを使い、プッシュプル回路でダイナミックにゲインを稼いでいます。配線材にはヴィンテージアンプと同じ錫メッキの単線を使いきらびやかな高音とストレートなサウンドを意識しています。昔ながらのラグ板を使ったパーツトゥパーツで回路を組み、サウンドの肝となるコンデンサーには電解コンデンサは用いず、セラミックのアタック感のある硬質なサウンドとフィルムのミッドの艶を混ぜることでこのサウンドを作りこんでいます。■追記作動電圧が18Vまで対応ということで、XOTIC XVD-1(15V or 18V昇圧)を使って試してみました。結論、めちゃくちゃ良いです。分離感が更に良くなってミドルがグッと出てハリが出ました。15Vも試しましたがコイツは18Vで本領発揮な気がします!当初の9V作動では巻き弦(5~6弦)が少し飽和し過ぎる印象も受けましたが、18Vでは更にタッチの明瞭さが上がりニュアンスが出しやすくなりました。気になっていたホワイトノイズが電圧を上げることで減ったのも嬉しい誤算でした。
January 19, 2025
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JIMMY WALLACE Duo-Tone 巷で噂のJIMMY WALLACEですが、実際に良いのか悪いのか、偽装された名声だけが先走った俗にいう業界戦略なのか。疑い深い自分としては自らの目と耳で確認したことしか信用しないタチなので、購入するからには期待度MAXで手に入れました。ちなみにピックアップの “JIMMY WALLACE PAF” は気に入っていて愛用しています。良い音を出すギターやピックアップを作れるセンスがあるので、きっとペダルも良い音出すはず!はたしてペダル部門では期待に応えてくれるのか『このダボがぁ!金返せ!』となるのか。“JIMMY WALLACE Duo-Tone” は TS808系のオーバードライブ “Jimmy-Tone”と ファズ “Disraeli” を 2in1 に仕上げたペダル。お値段も2つ購入するよりはお得(それでも高いですが・・・)見た目にも塗料ムラや傷があり、いかにもブティック(ハンドメイド)というオーラを出しています。狙って出しているこのエイジングの雰囲気はペダル界の巨匠 “BJFE” の様な良い演出と捉えます。 “細かい部分は気にするな。テメェの耳で判断しろ” という製作者のワイルドな意気込みを感じます。量産品とは違って1台1台の仕上げが違うのもオンリーワンで良いのではないでしょうか? ・・・この見た目に対して音が悪いと説得力は皆無ですが(汗)ではレビューに移ります。“Jimmy-Tone” はMAXでもクランチ程度までのローゲイン仕様。単体で歪みを作るというよりはアンプをブーストする扱いが正解だと感じます。音はTS808系で細かく言えば本家よりミドルに少しだけ焦点が当たっていて、いなたくパンチのある音色に感じます。ゲインをMAXまで上げても全域で芯の太さとクリアさがあり、痒い所を進化させたバージョンアップver。原音の音程を美味しく整えて解像度を上げてくれるのでワイドレンジで気持ち良い。粘っこさは無く乾いていて後味もあっさり。密度が濃いので “炭酸強めで喉越しが良い” という感じです。悪く言えばオンリーワンの音(個性)は薄いので、他のブティックペダルの様な強烈な個性や感動は無いです。“万能で優秀なペダル” この言葉がベストマッチ。とは言え結果的にこういうペダルこそ実用的だったりします。“Disraeli” はファズとなっていますが、濃厚スッキリの王道 “Jimmy Tone” と比べ、定番タイプではなく特徴的なトーンを持っています・・・むしろファズなのかすら謎。倍音を豊富に含んだぶっといフィルターがガツンとかかる感じですが、そのフィルターがワウ半止めやピックアップ逆位相のフェイズサウンドの様な印象も持ちました。分離感は保たれているので設定次第ではゲイリームーアや松本孝弘氏にも似たトーンに持っていけます(謎)詳しくは無いですが内部基板を見ても通常のファズでは見慣れないインダクターの様なものが存在します。ファズとフィックスドワウを組み合わせた様な構造なのでしょうか? ノブを2時以上に上げると急にゲートがかかりブチブチとファズらしくなってきます。真空管に負荷がかかり過ぎてぶっ壊れる手前か、ボリュームを上げ過ぎてスピーカーが飛ぶ寸前の様なチリチリ系。それなのに不思議と分離感は保たれます。“Jimmy Tone” で少しゲインを抑えて“Disraeli” でプッシュし、ワイドレンジで痛快なリードトーンに持っていくのも良し。またはその逆、単体で使っても十分使えます。“Jimmy Tone” が “普通の極み” みたいなストレートで変な色付けをしないペダルなので一気に雰囲気を変えるのに“Disraeli”が役立ちます。JIMMY WALLACE ということで、ギターの様に癖が強いのかなと思いつつ、蓋を開ければジャンルを問わず万能なドライブペダル “Jimmy Tone” と、クセ強なファズ “Disraeli” が2in1した個性的なペダルでした。良い楽器にアンプをお持ちであればコレだけでも結構幅広いです。見た目も格好良いし良いペダルだと思います。
November 30, 2024
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誰が考えたのか・・・電気的に音を破壊することで生まれるドライブサウンド 通称 “歪み” 壊された音であるにも関わらず、エレキにおいて至福の時へとプレイヤーを誘う魔性のサウンド。そして個性を生み出すペダルの数々。生粋の “歪みマニア”の私が好き勝手集めたペダルを自己満足で紹介するページです。
November 15, 2024
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以下 nature sound HPより抜粋私が作っているのは手のひらに乗るほど小さなものに過ぎません。けれど、どの製品もふたを開ければ必ず感じていただけると思います。この筐体(きょうたい)に詰まっているのは、音楽のあらゆる技術者やプレイヤー達から受け継がせてもらった技術、知識、経験であり、日本のものづくりの職人から学ばせてもらった工夫、価値観の結晶です。エレキギターはアンプにプラグインしてこそ音が出る。楽器になります。楽器は演奏する者の意志、「声」を完璧に伝えられるものでなくてはなりません。エレキギターにとってエフェクターは、プレイヤーの声を決定づけるための道具であり楽器です。それを作るビルダーは、音楽に携わる職人としてプレイヤーの欲する声を追い求め、具現化し、提案することで、世の中を刺激する役割を担っていると感じます。筐体、線材、パーツ、すべてが音に影響します。何を選択したか、何を妥協したかの結果は音に如実に現れてしまう。加工しなきゃだめだけど加工のしすぎもだめ。そのさじ加減には経験や思い切り、センスが必要で、個々のビルダーの違いを生み出している部分でもあります。私が重視しているのはヴィンテージパーツの扱い方。個々のクセを把握して、最も効果的なところに適したものを配置できるよう力を入れています。誤解のないように伝えたいのは、ヴィンテージ品や値段の高いものがすべて良いわけではないし、現行品や安価なものが必ずしも良くないわけでもない、ということ。昔も今もパーツでもどんなものでも、良いものは良いしだめなものはだめ、それだけです。道具としての「姿の美しさ」も大切にしています。外観の加工精度が多少粗くても、はんだ付けが雑でも、電気的にはそれほど問題ありません。でも見た目がきれいなものは美しい音を出してくれそうな気がするから、少しでも加工精度を上げたいし、はんだは美しく処理したい。製品の魅力やポテンシャルを最大限に引き出すためにも、ぱっと見て「きれいに作ってあるな」と感じてもらえるような外観、基板、作り込みを心がけています。品質にどれだけ細心の注意を払っても、機械だから当然壊れることはあります。ユーザーの手に渡ってみて初めてわかる不具合もあります。そのたびに細かな改良を重ね続けてきました。壊れやすいジャック、スイッチはとくに信頼性の高いメーカーのものを採用しており、パーツも信頼性を最重視して、少々割高になってもできるかぎり高耐久性、長寿命のものを選んでいます。機材のトラブルが原因でプレイヤーの大切な演奏を止めてしまわないよう、エフェクターはタフな道具(ギア)でなければなりませんから。私は不器用な人間なので、手間を惜しまず、当たり前のものを一生懸命作ることしかできません。あなたの演奏を全力でバックアップさせていただきたいという気持ちと、人生を何度も救ってくれた音楽への敬意をこめて、すべての製品を送り出しています。nature sound / Zahnradビルダー 薫田 福雄プレミアム価格で取引されている “Zahnrad 4000Pre” に関しては以前所有していたことがあって、凄く高品質なペダルでしたが音が整い過ぎる印象もあって、“いなたい音(ヴィンテージ路線)” に走った俺としては使用頻度が無く手放してしまいました。そんな中、ビルダーの悲報(他界)を知り、“失われるトーンを1つは手元に残したい” と色々と検討する中で、“nature sound” 初期のフラッグシップモデル “PHANTOM” が欲しいなと探しておりました。そもそも “nature sound” 自体がハンドメイド・ワンオペ製作ということもあり、製造数が極端に少ない。その中でも初期の“PHANTOM”は限定数で即売り切れたブティックペダルですので無いであろうと感じていましたが・・・見つけました(笑) ■以下、正規取扱店 Tone Blue さんの説明より転記オペアンプにMotorola MC4558CP1、抵抗にAllen BradleyとDale、ダイオードにTelefunkenのシリコンダイオード、キャパシターにERO, Roedersteinなど、厳選したパーツをアイレットによるポイント・トゥ・ポイントにて製作。ミュージカルなサウンドに仕上げるために、配線材の選定はもちろん、ポットにも手を加えたりと、見えない部分にも手間を惜しまず完成させました。完成後に100時間エイジングを行う事で角の取れた耳に心地良い音に熟成させています。これらのこだわりが見事なバランスで融合し、倍音豊かで奥行き感のある芳醇なドライブサウンドが誕生しました。まさしく上質なチューブアンプで得られるあのニュアンスを実現しました。TS系(チューブスクリーマー)の回路を進化させた考え方の様で、他者のレビューでは『倍音が豊かで太く豊潤なTSサウンド』とありました。 キメ細かい歪みを持つTS系は個人的にあまり好きではなかった(やや粗めが好き)のですが、この “PHANTOM” に関しては確かに出汁はTS系なのですが素晴らしく奥行きがあり艶やか。お世辞にも素敵なペダルでした。見た目に関しても本物の木を使用していて存在感抜群。“究極のハンドワイヤ―ド” を称する噂の内部基板に関しては見慣れないコンデンサが並びます。レイアウトが見た目にも美しく、ヴィンテージワイヤーやメイン基板下にエボニー材の基板をダブルで採用する等、こだわりを感じます。個人的主観ですがプリント基板は音信号の劣化と言うか、奥行き感が無くなってしまう気がするんですよね。 言い換えれば、劣化した音を増幅して誤魔化していると言うか、“真のナチュラルさではない” そんな印象を持っています。決して悪くはないんですが、聴覚的なロスの少なさは POINT TO POINT の方が良い気がします(固定概念)ONにすると音が一気に太くなり艶やかさが増します。通常、音が太くなるとレンジが狭くなったり、原音が薄れニュアンスまで潰れてしまう(こもる)ものが多いのですが、どれだけゲインを上げてもクリーンサウンドに匹敵する芯がありニュアンスが生きています。この原音を生かしたワイドレンジのドライブと、余韻の中で細かく飽和していく歪みの粒感が超絶心地良い。楽器本体の音色を邪魔せずピッキングのニュアンスと反応速度が真空管アンプのレスポンスに近いのでエフェクトをかけても妙に生々しさがあります。全体を通してミドルに焦点を当てたサウンドですが、低域のボワつきや高域の犠牲も無く分離感があり、タイトさと広がりのある柔らかさも兼ね備えている匙加減が絶妙です。調整幅も広く全域が扱い易いので非常に万能なペダルです。 “nature sound” は原音を濃厚に料理する調味料といった具合でしょうか。 “PHANTOM” は素晴らしい音圧とスピード感をもちながら温かく、溢れ出る倍音成分がたまらない独自路線のヴィンテージTS系ペダルでした。
November 14, 2024
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仕事の帰りが遅く、休みは家族中心なので基本的にギターを弾くときは深夜になってしまうのでヘッドフォンで弾いてますが、家族が寝静まっているとギター達の生鳴りだけでも五月蠅いと言われる始末。勢い余ってピッキングやストロークをジャキーンと鳴らしたものなら妻から『うるせェよ!』とボコボコにされるとか、されないとか・・・そんな “アンプから音が鳴らせない環境” が増えてから非常に役立っているのが “YAMAHA THR-30Ⅱ” や “Mesa/Boogie CAB CLON” 。 THRシリーズは前のTHR-10から愛用していて、THR-30Ⅱになって更に多機能で音も良くなったのでエフェクターを一発追加くらいでも十分良い音なんですが・・・・・・本物の真空管アンプで弾きたくなる衝動が!!このMesa/Boogieにギターをダイレクトに繋ぎ、大音量で鳴らした時の満足度が半端ない。やっぱ真空管はどう真似てもデジタルとは違うのよ。 そんな悩みを解決してくれるのが名機 “Mesa/Boogie CAB CLON” コイツはアンプを繋いでヘッドフォンから音を出すことも目的に作られたインターフェイスでアンプの音量を上げても適切な音量・音質に整えてくれます。しかも電源不要のパッシブでキャビネットシミュレーターまでついている優れもの。上位機種や他社ではIR機能を持たせて細かくスマホやPCで調整出来るタイプも在りますが、選択肢が多いと沼にはまってしまうので、極力シンプルで感覚的に調整出来るものが欲しかったので愛用しています(デジタルは苦手)これで50W出力を存分に楽しめるようになりました。とは言え、当たり前ですが実際のスピーカーの響きとは異なります。 特にこのアンプの良さは極上のウッドマテリアル(ハードメイプル材)のキャビネットから生まれるキレのある濃厚サウンドなので、キャビネットの鳴りをスルーしちゃうと同じ音にはなりません。Mesa/Boogie CAB CLONに装着されている「CLOSE BACK」「OPEN BACK」「VINTAGE CABINET」の3種類のキャビネット・シミュレートも優秀で使えます。他にも “Positive Grid Spark GO” 等も持っているので色々気分で変えて楽しんでいます。真空管アンプも放置しまくると痛むので、適度に電源を通して長持ちさせてやりたい次第です。
November 12, 2024
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実際のところ、このBLOG歴も長く、ネタだけ見れば『充実しているなぁ』なんて思うかもしれませんが、充実はしていますが実際は普通の人よりプライベートの時間も無いし仕事も果てしなく激務で一般的な人であれば一瞬で潰れる事案をこなしている自信は我ながら結構ある。そしてメンタルには絶対的な自信があった俺も今年ばかりは折れて腐りかけ、一部ポテンシャルを発揮出来ていなかった実感もあり、ほんの少しだけ反省している。基本は闇を好み。明るい空間を嫌う。故に部屋の電気はあるものの、エジソン電球やランタンで灯すことが多い。そんな時の気晴らしの一種が若かりし学生時代から続く趣味であったりする。どれだけ帰りが遅く疲れていてもギターを弾いて強制的に “プライベート時間” を作ってリセットし、その日の精神状態を安定させるのが日課。バイクに関しては休みは家族団欒を中心として考えているので自分だけの時間は1日を通して極端に少ない。これは夫婦共通なので、そんな中、僅かであっても今までよりバイクに乗れているのには感謝している。さて、話は戻りエレキギターの話。実際に素敵なギターやエフェクターは集めたつもりですが、弾くのは平均で夜の22時~24時。この時間帯にマンション暮らしで爆音を響かせるわけにはいかない。真空管MAXで深夜問わず爆音パレードwww近所迷惑上等! 俺はROCKに生きる!!!という捻くれた時代はもう数十年前に過ぎ去った現実。今の俺には “一般常識” が少なからず以前よりはある。成長したな(自画自賛)つづく。
November 9, 2024
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先日、掃除してて立ち上がった瞬間に腰をやりまして(ぎっくり先輩)、ブロック注射と強力なシップ、飲み薬の3点セットでカバーして数日、回復の兆しを感じたのでバイクで走ってきました。当たり前ですが腰は完治まではしておらず痛みはあります。そんな状態でハードテール&スプリンガーという衝撃が身体にモロに伝わる無敵構造を持つバイクで走るわけで・・・やめときゃ良いんですが、せっかく愛車を復活させた今年、そして度重なるストレス解放の為に多少の身体リスクは致し方なし。・・・腰を破壊してでも気合いで走るしかない!まず、1340㏄のVツインなのにキック始動ってのが “腰” にくる。そして普段なら心地良いはずの鼓動感がまたしても “腰” を刺激する。 けど、走って正解だったのは “痛み” を超える開放感が確かにあったということ。 ハンドシフトやフットクラッチ、大して役に立たないサスペンション機構のバイクは一般的なバイクよりも走行時に神経を使う。腰痛を気にすれば更に慎重度は増すわけで、痛みすら忘れて無心で走れたというのが結果論。 信号のない道をただただ駆け抜け、鼓動感と排気音、エンジンが生み出す脈動と機械的な操作を楽しむというマニアックな世界ですが、これもまたバイクの愉しみ方の1だとは感じています。途中でエンジンが機嫌悪くして15分くらいキックしていたんですが、これがまぁ足腰にダメージを蓄積させてくれ、お陰で信号待ちで足をついた時に足に力が入らず久しぶりに焦ってエンストしました。足腰も鍛えとかないとまずいと感じた40代。まだまだ脂ののった40代として朽ちる肉体に抗います。
October 28, 2024
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最近はヴィンテージやレスポールネタばかりでしたが、実際のところ色々な音楽は聴いていて、特に “ヘヴィメタル” がめちゃ好きです。 その中でもジャパメタは大好物で “LOUDNESS” 高崎 晃氏 に関しては自分の中でも20年以上 影響を受け続けているギタリストであります。そんな高崎氏の愛用するギターの代名詞の1つが “ランダムスター” と言われるコチラ。真っ赤なボディにミラーピックガードというド派手なギターで、デビュー時に多く使用されていたモデルです。 この何とも言えない形状とカラーに抵抗がある人も多いと思いますが、自分的にはグッときます。この “ランダムスター” は比較的レアなモデルでデビュー35周年記念モデルとして受注生産され本人によって酷使されてきた仕様をそのまま新品として投影したモデル。※ギブソンで言うところのコレクターズチョイスと同じ考え方となります。肝心の音に関しても通常モデルと違った当時のヴィンテージメタルサウンドを放つので『CDで聞いたあの音だ!』と満足度高めです。弾くギターによって弾きたくなる曲やフレーズも変わってくるので違うジャンルも自分の中では無くさないようにしています。いやぁ格好良い。
October 14, 2024
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タイトルにもありますが持ち前の “木越ギター” のKT-SPECIALのことです。弾く度に思うのが、何でコイツはこんな音を出すのかなと思うんです。明らかにレスポールではない形状、しかもシンライン(中身が空洞)にも関わらずプリンとした極太トーンを奏でるわけで・・・響きがめっちゃ良い。この感覚がヴィンテージレスポールに近いんですよね。 木越ギターはジャズを好む人からの評判が高いわけですが、何かこう・・・メイプルトップ/ホンマホバック、ギブソンスケールにPAF系のハムバッカーを使っていたり、ヴィンテージワイヤーやバンブルビーだったりと、ヴィンテージレスポールを彷彿とするスペックが垣間見れます。100%手作業で切り出し、成形して組み上げると同時に、木を叩いて響きを感じ取り、その特性に合わせて個体ごとに削り方を変えているという、機械的には出来ない人間の感覚的な製造工程によって生まれるトーンをウリにしている木越ギター。“いなたい” とは言いますけど、整い過ぎていない複雑な音がそう感じさせるのか。感性に訴えかけられますな。日本のギターってカチッとしていて見た目には美しいんですが、逆に精度が高すぎて無機質と言うか、工業製品的になり過ぎてしまって温もりを感じないこともあります。木越ギターは良くも悪くも “ハンドメイド” って感じがあって見た目にも温もりがあると言うか、肌触りも良くて大変気に入ってます。ハカランダネック&指板という仕様に関しては、ハカランダだから全てが最高というわけではなく、その “材” の音を好きかどうかの価値観で決まる話なだけですが、しっかりハカランダ材の良さを引き出していてハカランダの音が好きであれば極上のトーンに仕上がっていて味わい深い音を出します。そして新品なのに古いギターの様な“いなたさ” があるのも素敵。これで音が悪かったら “ふざけんなよ!” なんですが、このトーンあり気で見て行くと芸術に感じます。レスポール以外でここまで俺を満足させてくれたギターは中々無いです。
September 1, 2024
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数多く存在するペダルの中でも個人的にグッとくるペダルを作ってくれるのが “Shin's Music”。 今や世界中で絶賛され日本を代表するエフェクターブランドですが、音作りのセンスがめちゃ良い。ヴィンテージパーツ云々以前に出音は完全にセンスだと思います。そのセンスが抜群だと思います。 “Shin's Music” と言えば代表 鈴木氏による多くのダンブルアンプの修理経験から、その音を追求し魅力を詰め込んだ代表作 “DUMBLOID(ダンブロイド)” です。 ダンブルアンプは故ハワード・ダンブル氏が手掛けたオリジナルハンドメイドアンプで通常販売はしておらず、自ら認めたミュージシャンだけに1台ずつ専用チューンを行って売っていたという伝説のアンプで、欲しくても手に入れられない希少価値から『伝説』とさえ言われ、今では1,000万円クラスの値段が付くと言われる幻のアンプ。DUMBLOIDに関しては高崎晃モデルは持っていますが、これも派生モデルで玄人向けではあるもののハマると密度があって良い音出すんです。いなたいヴィンテージ系なのに乾き過ぎておらず太く、滑らかなドライブサウンドが素敵。ダンブルアンプは全ての個体がオリジナルの為、同じものは存在しませんが、時代によっての特性と全てに共通すべき点があるようです。まずは濁りの無い、ガラスを割ったかの様なクリスタル・クリーンに加え、驚異的なレスポンス、圧倒的なダイナミック・レンジと滑らかなドライブサウンド。 他にも弦がフレットに擦れる音など非常に繊細なタッチにも反応する出音の為、扱うのが難しいとされる反面、最高のプレイにもこの上なく素直で最高のトーンを理想的なバランスで生み出してくれるというのが魅力だとされています。勿論、これは情報の話でしかないので試したことはありませんが。※コチラより画像をお借りしております。“DUMBLOID(ダンブロイド)” としては正式ラインナップから10年経過し、世界的アーティストにも愛用されながら生産台数3000台達成ということで、2つの記念を祝した限定(世界150個)モデル “Shin's Music DUMBLOID-X/ODS” が発売されました。今回の限定モデルは2種類ありまして、通常の “X” では1960~70年代のダンブルアンプをイメージしたローゲインで乾いたサウンド。X-ODSでは1970~80年代の『これぞダンブル!』言わしめたハイゲインで深みのあるサウンドが楽しめる模様。ダイアモンドグリル&ブラックチキンヘッドノブ、JAZZ/ROCKスイッチの組み合わせは1970~80年代のダンブルアンプに見受けられます。そのコンセプトやダンブルらしさをメインで考えると、自分としては70~80年代のダンブル仕様のODS一択。限定という言葉に弱いので本当は2つとも欲しかったのですが “X” は初期(フェンダー系の内部をMODしていた時代)となると E.W.S.のヴィンテージ系 ハイゲインアンプが我が家に在るので必要ないかなと。。。もう1個買うのは高いですし。。。2024年6月発売予定でしたが、部品調達の兼ね合いで製造が2ヶ月遅れ9月間近に手元に到着。音色に関しては流石と言わざるを得ない出来でした。Shin's Music のペダルって全体的にエフェクターくささが無くアンプに近い。そして濃厚。例えるならば背油こってりの豚骨ラーメンなのに腹を壊さず無限に食えるという素敵なやつです。 “電源ON” がアンプ電源を操作している感覚に近く、ボリュームやDriveをほぼ0にしてもONにすれば艶のある太い音が出るのでプリアンプ的な扱いや、その特性を調味料として混ぜたい方にもオススメ出来ると思います。 元のアンプの特性も混じりギターの個性も潰さないので、使うギターやアンプとのスイートスポットを探っていく必要があり、このマッチング作業が玄人向けで時間かかる場合があります。通常のダンブロイドと通ずるところはありますが、X-ODSはピッキングからの反応速度・ニュアンスによる繊細さと大胆な暴れ具合が絶妙で、ピッキング時の飽和感というか、暴れ具合が複雑でチューブアンプに近く格好良い! 独特のトーンはこのペダルにしか出せない気持ち良さがあります。ちなみにゲイン幅は広く結構歪みますのでアンプと合わせれば余裕でヘヴィメタルの領域までいきます。歪みをこよなく愛するギタリストも必見です。内部基板の重要な部分は隠してあり、X-ODSと書かれた紙も貼りつけられております。・・・たかが紙、されど紙。意味は無いけど味はある(笑)初期ダンブルアンプがフェンダーアンプをMODして作られたということでフェンダー系アンプと相性が良いのではと E.W.S. mini HG-AMP と組み合わせてみました。これがバッチリで、フェンダー系のジャリっとした音が上手くペダル特性とマッチしてめっちゃ良い音。素敵だわ。ということで、“Shin's Music DUMBLOID-X/ODS” は少し高いけど良い買い物でした。通常モデルと大幅に違うのかと問われれば、明確に違うんですが極端に違うわけではない。あくまでダンブル系で “Shin's Music DUMBLOID” として音の共通点はあるので、余程のダンブル崇拝者でもなければ、同タイプを多くはいらないかなとも感じました。逆を言えば、この1つで満腹中枢を刺激する満足度を得たとも言えます。まだ売っているのでご検討されている方はご参考にどうぞ!■過去のエフェクターレビューはコチラ
August 26, 2024
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カスタムバイクって何が魅力なのかと勝手に語るとすれば。そもそもバイクの魅力は大きく分けて2つに分類されるかと。① 走りを愉しむ。② 乗り味を愉しむ。これ、似て非になるもので “①走りを愉しむ” は、スーパースポーツ等の製品ジャンル(カテゴリー)やメーカーによる製造コンセプトから備わった “装備・性能” を駆使してバイクの “走行” を楽しむことが言えます。 例:サーキット/オフロード/ツーリング“②乗り味を愉しむ” は、サーキットやオフロード走行といったものとは少し違い、 “バイク本体” の乗り味を感じるのを主軸に走行を楽しむ。性能云々ではなくて排気音や鼓動感といったバイク特有のフィーリングを味わうってこと、即ち、その物体(車体)のテイストを味わうことだと考えております。俺の場合はどちらかというと②がメイン。自分の愛車を見ると、前後サスペンションはスプリンガーにハードテイル。キックスタートONLYのノンロッカークラッチ(足)、ハンドシフトと、分かる人には分かる仕様になっています。専門用語だらけですが、分かりやすく言えば、自転車のような骨格に巨大なエンジンが載っていて、足でクラッチを操作してシフトノブでシフトチェンジする。四輪のMT車に近い。それこそサーキットマシンを崇拝しているライダーから見れば性能を削ぎ落して得た “乗り味” や “見た目” なので魅力が無いマシンなのかもしれません(笑) ただ、この手のジャンルの中では完成度が高く、乗り易い部類に入るんじゃないかと思います。1340ccの空冷Vツインモーターが股下で爆発し、心臓の様に脈打つアイドリングが車体を揺らし、大地を蹴り飛ばして弾けるように車体を進ませるアナログな乗り味。『だからどうした! それは必要なのか?』と一蹴されればそれまでですが、 “乗り物” としてシンプルに楽しく、玄人向けのハンドシフトとフットクラッチの操作もメカニカルで面白いのです。エンジンで生み出された動力はベルトを通してミッションへ、ミッションからチェーンへと伝わり、最終的にリアタイヤへ移行する。車体構成がシンプルが故に、どの様に力が生み出され、伝達されるのか、燃焼機関から駆動方式まで見た目で分かってしまう剥き出しのパワートレイン。エンジンとミッションのケースが完全孤立しているショベル(エボまで別体装着)だからこそのシンプルさとメカニカルな造形も魅力的。理解出来ない人には理解出来ないでしょうが、このバイクのように少しだけマニアックな世界があります。性能面で言えば今のバイクには到底敵うはずもないのですが、技術が進化し、規制が強まる現代社会では消えてしまった数十年前の機構によるテイストがこのバイクでは体感出来るのです。そもそも趣味であるバイクに実用性なんて考える必要性が無いので乗っている者が楽しいのかどうかが重要。 何だかんだで手に入れて間もなく20年。最初で最後の大型バイクになりそうです。
August 24, 2024
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ヴィンテージの楽器は何故か指板が艶々に輝いていたりします。そんな指板を見ては『メチャメチャ良い材使ってんなぁ』と、良質な時代の材質によるものだと感じていましたが、全てがそうとも限らないなと感じ出したのが数年前。そこで生まれた考えが実体験を踏まえて下記です。古い = 使い込まれている = 指板が指の摩擦で磨き込まれて艶が出ている。これもあながち嘘ではないです。購入時はそこまで艶が無い指板も使い込んでいくと艶が出てきますよね。むしろあまり弾かないポジションの指板は光っていないという光景は実体験としてあります。ということは、やはり弾き込むことで指と指板で摩擦が生じてナチュラルな艶が出たという見解になります。実際にハイエンドギターの指板は高いだけあって新品から綺麗な傾向にありますが、材は仕方ないとしてその差は加工時の仕上げで差が出ているのもあります。楽器だけに囚われず磨き込まれた木材は光っています。ということは・・・磨きは大切! 光沢以前にザラザラしている状態の時はサンドペーパーから仕上げるしかないでしょうが、手間暇かければ相当な差が出ます。俺の場合、更に摩擦が起きやすいストッキングで磨きまくって『こりゃ良いわ!』と磨いていたんですが、最近それより良いアイテムを発見。それがレザーシューズ用のブラシです。これで指板をシャカシャカと磨きをかけますと、指板の汚れも無くなると同時に艶が増してきます。いやぁ早くから思いつけば良かった! オススメは少し固めのブラシが良いですね(歯ブラシ程度)蜜蝋ワックスやレモンオイル等、オイルによる色艶はあくまで保湿によるものですが、素材の仕上げによる光沢はまた別の話。キラキラしているローズウッドはプレイアビリティも上がりますし見ていてもテンション上がります。ということで、光らせるべき部分はしっかり光らせましょう。
August 14, 2024
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もうね。病気っす。メチャメチャ大切にケアするギターもあれど、ボロボロにしたくなるギターもある。勿論、ともに大切にしております。この矛盾、我ながら自分の性格が良く分からないです。ネタとして頻繁に出てくるゴールドトップ1956(本物では無いです)実はコイツを更にリアルに仕上げようと、また色々やってます。・・・何なら、弾く度に考えてます。職人の技で仕上げられたクラッキング(ウェザーチェック)ですが、超音波カッターで入れたのか、見る角度によっては亀裂が浮き上がってこない。通常はこんな細かいことまで気にしないんでしょうけど気になるわけで、更に良くなる可能性がある以上は追求したくなってしまう性癖があるんですよね。そうなると止まらなくなってしまうわけです。そこで準備しましたのがコチラ。フマキラー 凍殺ジェット -85℃!虫を -85℃で凍結させて殺すキラーアイテム! それなのに殺虫成分が入っていないので最高です♪コイツを上手い具合に吹きかけて強制的にクラック(割れ)が発生させます。とは言え、失敗したら修正が利かないのでリスク大。“大いなる力には大いなる代償が伴う” とは言いますが、この辺は “運” と “センス” が問われます(汗)早速、フマキラーでゴールドトップを凍殺していきます。塗装と同じで要領ですが、冷やし方を調整してクラックを演出していきます。完成!! 良い感じに同じ位置にクラックが重なりました。というか、勢い余ってやりすぎました(汗)細かい部分ですがヘッドの “Gibson” ロゴは上手く演出出来ました。本物の “ワレ” “ヒビ” になってリアリティが出たので前よりは良いかなと思います。あとはミクロレベルの経年変化をどうするか。ブラスパウダーの緑青を発生させる効率良い方法を探す旅に出ます。
July 29, 2024
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