RED PAPER

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2006年04月21日
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 出版に働く女性労働者は,長時間労働のなか,2人に1人が心身の不調を訴え,家族との団らんや家庭との両立に支障をきたしている。こんな実態が,日本出版労働組合連合会(出版労連)女性会議のまとめた「出版に働く女性の長時間労働アンケート」調査結果でわかりました。

 調査は2005年5~6月に実施し,20代以上の女性591人が回答しました。職種は編集,管理,営業など。97%が正規労働者です。

 1ヶ月の平均残業時間は,10時間未満33.7%,11~20時間17.6%,21~30時間10.7%と,一見,長時間労働が多くみえません。しかし教科書・学習参考書の編集職場では,集中して残業が続く時期があり,平均30時間以上が4~6ヶ月の間続く人が半数,平均100時間が6ヶ月続いた人もいました。三六協定の範囲を超えて仕事をしている人が19%いました。

 残業をする主な理由は(複数回答),仕事量が多い(43.9%),人員不足(16.8%)があわせて6割を超えました。体調や家庭の事情で残業が困難な場合は,家に持ち帰る33.2%,休みの日に出てやる32.3%との回答です。

 深夜労働(午後10時~翌朝5時)の月平均回数は(グラフ参照)増えています。

 このような職場実態のなか,長時間・深夜勤務が原因と思われる心身の不調が起きた人は51.6%。婦人科系疾患だけでなくうつ状態など,心身のバランスを崩す人が増えています(別項具体例参照)。

fig1.jpg


 家庭生活や家族との関係に影響がでて,ゆとりある人間らしい生活が送れなくなっています。

 内容をたずねると(複数回答),趣味等の時間なし,友人関係の疎遠,家族団らんがない,家事育児が手薄の順になっています。出産や結婚・離婚に影響している,子どもの精神状態が不安定になったと答えた人もいます。

 育児,介護が必要な家族がいる人は,ベビーシッターやホームヘルパーを頼んだり,実家や兄弟に頼み,やりくりしています。



fig1.jpg



三六協定

 労働基準法第36条の通称・さぶろくきょうてい。使用者が労働者に対し,労働時間を延長し(時間外労働),または休日に労働させる(休日労働)場合に,必要な手続きを定めています。労働者の過半数で組織する労働組合または労働者の過半数を代表する者と書面による協定をし,行政官庁に届け出なければなりません。時間外・休日労働は,本来,臨時的なものであり,必要最小限にとどめられるべきものです。






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最終更新日  2006年04月21日 11時25分30秒
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