赤組☆へべれけ観戦記

赤組☆へべれけ観戦記

2007年12月02日
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全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンド

 □熊谷スポーツ総合公園陸上競技場

            1-0
 ファジアーノ岡山 1     0 FC Mi-O びわこ
            0-0 




 いよいよ、最終決戦の日となった。2007年ファジアーノ岡山のファイナルゲームだ。
 熊谷駅前のイーホテルから、サポーター20数名は、車やタクシーに乗り合わせてスタジアムに向かう。選手はもちろんのことだけど、3日目となれば、サポーターも疲れの色は見える。
 しかし、喜山コールができるのも、今日が最後になるのかもしれない。このメンバーで、どうしても、JFLに上がりたい。

 今日の試合で負けても、次の試合の結果でJFLに上がれれば、我々サポはそれでもいいのかもしれない。しかし、それでは選手は決して喜ばないだろう。喜山選手の笑顔を見たい。我々の共通の意志は、90分で勝って勝ち点3を積み重ね、JFL昇格を決めることだけ。そう、「JFL絶対昇格」です。


 9時にスタジアムに到着。今日の熊谷は、青空が広がり、微風という素晴らしいコンディション。


 いつものように、サポーターが手際よく、ダンマクの設営を行った。
 「僕らの街には夢がある」のダンマクの周りで、熊谷の地で共に戦っているサポーターが集まって記念撮影する。

 今シーズンのラストゲームということで、全28選手のコールとチャントをやる。これが、ファジアーノのやり方だ。
 誰が残って、誰が去るのかなんて、我々には知る由もないが、悔いの残らないように、1人1人の選手の名前をかみしめるように、力一杯の声を振り絞る。もう、このあたりで、声が枯れてきた。



 スタンドのお客さんは、800人弱。ファジアーノの声だしサポーターは、80人くらい。この人数は、桃スタナイトゲームに匹敵するくらいの人数だ。
 さらには、メインスタンド中央部には50人以上は、岡山からかけつけてくれたたと思われるファジカラーのお客さんの姿。
 ファジアーノコールをすると、スタンド中央部のお客さんも手拍子をしてくれて、その音が屋根に響く。桃スタのホームゲームのような雰囲気に、涙腺はもう決壊寸前。
 「岡山から応援バスでも出したのか?」という人もいるが、みんな、ひとりひとりが、車、飛行機、新幹線、高速バスなどで、「ファジアーノを応援したい」という気持ちだけで、集まった結果なんです。
 我々のようにスタジアムで応援できるものは幸せ者で、多くの方が、行きたくてもいろんな事情で、岡山から「念」を送ってくださっている。そして、PCや携帯で、速報に一喜一憂してくれている。

 また、今日は岡山のNHKを含めて全テレビ局(6社)が取材に来てくれている。
 JFLへ「みんな」で行くというのに、今回は、機は熟していると感じる。







 キックオフ10数分前に、サポリーダーが岡山から到着。身体はきっとボロボロだろうけれど、そんな姿は見せず、みんなを鼓舞してくれる。
 サポーター同士手をつないで、「Over the rainbow」の歌声をスタジアムに響かせる。絶対にJFLに昇格するんだ、もう、中国リーグでは戦いたくない、一人ひとりが、勝ちたい、勝たせたいいう強い気持ちが込っていた。いつまでも、歌っていた気持ちになる。
youtube映像







 今日のメンバーは、喜山選手とジェフェルソン選手の2トップで、弦巻選手も先発。  キックオフからわずか2分。弦巻選手が中央部をかけあがり、左サイドを走るジェフェルソン選手の前にパス。ジェフェルソン選手は、左サイドのやや角度のない位置から、ゴールの右隅に見事に流し込み、歓喜の先制点!
 サポ同士、抱き合い、握手をして、喜びを爆発させる。リーダーからは、「落ち着け!落ち着け!これからだ!」の声。
youtube映像

 ただ、早い時間に1点を取るというのは、我々サポーターにとっては、0-0以上にしんどい展開に感じられる。、
 その後も、ジェフェルソン選手や喜山選手がゴール前にボールを運ぶも、相手の分厚いディフェンスに跳ね返される。。
 しかし、ファジアーノは、最終ラインの野本、伊藤選手が身体をはったディフェンスで、危ないシーンはほとんどなかった。
 中盤でも、三原選手などが、相手ボールを厳しく奪いにいき、気持ちでは、絶対に負けていないと確信できた。
 試合中のコールは、「歌う」ような長いチャントは、ほとんどなく、ファジアーノコールや「レッツゴーおかやま」など、シンプルなもので、サポーターの声の力をダイレクトに選手にぶつけて、後押しするといったものとなった。ひとつひとつのコールに、力が入っていて、今シーズ一番の応援となっているように感じた。
 審判や相手選手へのヤジはせず、ひたすら、自分たちの戦士に声援を送り続ける。
 時計が40分を経過し、なんとか、このまま前半は終わってくれ!という気持ちで、ピッチと時計をにらめっこする。そして、前半終了。
 気持ちの面では、もちろん、スピード、テクニックにおいても、優勝候補のびわこに引けをとっていない。絶対に、やってくれる、そういった確信みたいなものがわいてきた。

 ハーフタイムは、決勝ラウンド用に作成したMDPを、今日始めてきた方のために、声かけして配った。りゅうさんにも手伝っていただき、ファジサポ以外の人にも受けとってもらったので、瞬く間になくなってしまった。




 さて、後半開始。この45分で、我々の生死が決する。ピッチの芝の中に野球のマウンドの部分が土になったようなグラウンド、スタンドのない原っぱ、サポのいないチームとの対戦、こんなサッカーには、絶対に戻りたくない。
 この熊谷の地に来た以上は、のどがつぶれるまで、叫び続けないといけない。試合は、ファジアーノの方がややチャンスが多いが、どちらも得点にいたらない。
 ときおり、ジェフェルソン選手が突破をはかるが、何度も倒され、うずくまる。
 そんな中で、すべての選手の守備の意識はすばらしいものがある。ゴール前という危険な位置ではなく、中盤にもかかわらず、相手パスをジェフェルソン選手が、高くジャンプして長い足を思い切り空中に投げ出して、パスをカットしたシーンは、圧巻だった。
 喜山選手も身体を投げ出して、相手のパスを阻んでいた。要するに、みんなよかった。



 時計が後半25分を過ぎた頃から、「このまま逃げ切ってくれ~」をいう気持ちになってくる。この時間帯のファジアーノコールは、鬼気迫るものになっていた。
 そのあと、ピッチ上でどんなプレーがなされたのか覚えていない。ただ、「ファジアーノ」って叫んでいたような気がする。
 そして、ロスタイム4分。長い長い240秒の始まりだ。相手のコーナーキックやセットプレーには目を覆いたくなる。心臓がばくばくして、飛び出しそうになる感じだ。
 ファジアーノは、懸命にボールをキープし、時間を稼ごうとする。
 しかし、Mi-oも必死の反撃をし、ミドルシュートがバーのわずか上に飛んだときは、心臓が止まりそうだった。




 そして、待ちに待った試合終了のホイッスル。ベンチの選手がピッチ上になだれ込んだ。
 監督、コーチの胴上げも始まる。
 スタンドのサポは、大歓声をあげ、互いに抱き合い、握手をし、涙を流す。
 やっとつかんだ、JFLの切符。
 ないないづくしだったNPO法人時代、2度はじき返された地域リーグ決勝大会。大分で流した涙は忘れない。「結ばれし友よ」に使用されている写真の光景が頭の中をかけめぐる。そして、ずっと長く戦ってきた仲間の顔を見ると涙がとまらない。
 最後の最後まで我々を鼓舞し続けてくれたリーダーと抱き合う。リーダーも号泣し、崩れていく。木村社長やフロントの人たちとも、サポのところにかけよってくれて、涙を流しながら、固い握手、そして抱き合った。勝ってよかった。まけなくてよかった。今は、ただそれだけだった。
 挨拶にきた選手に「僕たちの街に夢がある」のダンマクがスタンドからピッチに投げ込まれる。伊藤選手が、そのダンマクをスタンドの方へ向けて誇らしげに広げて見せてくれた。
 このダンマクには、この場所に来られなかった去年まで在籍した選手や、岡山から念を送るサポーターのメッセージが記されている。

youtube画像






 しかしながら、勝利の余韻に浸るまもなく、次のゲームの来た九州サポのために、その場を撤収。スタンド下の通路で、サポ同士で、握手し、喜びを分かち合う。木村社長も、サポ一人ひとりと握手をかわす。
 通りがかった選手も、サポーターと固い握手。私は、喜山選手、弦巻選手に一言「ありがとう」とだけ言うことができた。
 地域リーグ決勝大会は、初戦から苦しい戦いの連続だった。そして、ファジアーノは、試合を重ねる事にたくましく成長した。
 きっとこんな最高の試合は、人生の中で、もう見ることはできないのかもしれない。この場に居合わせたこと、そしてこの仲間と一緒に経験できたことを誇りに思います。





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Last updated  2014年10月18日 00時55分23秒
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與太郎@ Re:しろくまカフェ(岡山市中区)(06/12) 私も何回かいましたがモーニングだけでも…
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