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桜木建二
起業家を支援する仕事をしています。多くの方々との交流の中で学ぶことが、たくさんあります。そんな中で気づいたことをアップしていきたいと思います。
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2005.07.09
カテゴリ： 感動・心に残るストーリー
１年、いや２年前でしょうか？
独身の頃からお世話になっている先生のことをお話しいたします。
私より１０才ほど年上の先生は、大変な勉強家。
お宅の本棚には本がいっぱい。
お子様達は図書室と呼んでおられるそうです。
さて、優しく人情の厚いこの先生のお話しをお聞きしに
出かけた時のお話しです。
「日はまた昇る」？でしたか？
西田敏行さんが主演した映画で、VHSVTRの開発でプロジェクトXでも
ご覧になられたことを知りました。
お話しが終わり、壇上をお降りになった先生に、
「先ほど、お話しになられた映画のモデルになったお話が
NHKのプロジェクトXで放映されたのはご存じですか？」とお聞きしてみました。
すると「存じませんでした。そういう番組があったんですか？」と先生。
「先生、私、そのビデオ持っておりますが、よろしかったらご覧になりませんか？」
「拝見させていただけるんですか？」
「もちろんです。先生。」
「うれしいですね～。ありがとうございます。」
そして、その後、そのビデオと一緒に、
プロジェクトXの本「執念の逆転劇」
箇所だけをコピーして、
日頃のお世話になりましたことに対してのお礼の手紙を添え
先生にお渡ししていただくよう受付の女性にお渡ししました。
お話しが終わり控え室にお戻りになった先生は、すぐに私の手紙をお読みになると、私の元まで急いでお見えになりました。
そして、
誠にありがとうございました。お貸しいただきましたもの
拝見させていただきます。ありがとうございました。」
と言われると、深々と私に対して９０度、直角のお辞儀をされました。
私は「とんでもありません。先生。私にそんなお気遣いなさらないでください。」
と、あわてて、どぎまぎしながらお返事するのが、やっとでした。
私と先生は師匠と弟子のような間柄で、
「あ！桜木君。今回はビデオありがとう。」で済むような上下関係だと
私は思っておりました。
ですから、先生のこの姿勢には、大変ビックリすると同時に、
これが、「人間の器」なのかと感じました。
弟子のような人間に対してまで、好意を受ければ礼を尽くす。
なかなか出来ることではありません。
正直、先生の謙虚な姿勢に驚く以上に、人としての「生き方」に感銘を受けました。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
自分を良く見せようとする人は小物です。
自然な振る舞いのなかにも謙虚さが常にある。
これが大物なのではないでしょうか？
私にはそう思えてなりません。
そうなれるよう、近づけるように、努力するだけです。
独身の頃からお世話になっている先生のことをお話しいたします。
私より１０才ほど年上の先生は、大変な勉強家。
お宅の本棚には本がいっぱい。
お子様達は図書室と呼んでおられるそうです。
さて、優しく人情の厚いこの先生のお話しをお聞きしに
出かけた時のお話しです。
「日はまた昇る」？でしたか？
西田敏行さんが主演した映画で、VHSVTRの開発でプロジェクトXでも
ご覧になられたことを知りました。
お話しが終わり、壇上をお降りになった先生に、
「先ほど、お話しになられた映画のモデルになったお話が
NHKのプロジェクトXで放映されたのはご存じですか？」とお聞きしてみました。
すると「存じませんでした。そういう番組があったんですか？」と先生。
「先生、私、そのビデオ持っておりますが、よろしかったらご覧になりませんか？」
「拝見させていただけるんですか？」
「もちろんです。先生。」
「うれしいですね～。ありがとうございます。」
そして、その後、そのビデオと一緒に、
プロジェクトXの本「執念の逆転劇」
箇所だけをコピーして、
日頃のお世話になりましたことに対してのお礼の手紙を添え
先生にお渡ししていただくよう受付の女性にお渡ししました。
お話しが終わり控え室にお戻りになった先生は、すぐに私の手紙をお読みになると、私の元まで急いでお見えになりました。
そして、
誠にありがとうございました。お貸しいただきましたもの
拝見させていただきます。ありがとうございました。」
と言われると、深々と私に対して９０度、直角のお辞儀をされました。
私は「とんでもありません。先生。私にそんなお気遣いなさらないでください。」
と、あわてて、どぎまぎしながらお返事するのが、やっとでした。
私と先生は師匠と弟子のような間柄で、
「あ！桜木君。今回はビデオありがとう。」で済むような上下関係だと
私は思っておりました。
ですから、先生のこの姿勢には、大変ビックリすると同時に、
これが、「人間の器」なのかと感じました。
弟子のような人間に対してまで、好意を受ければ礼を尽くす。
なかなか出来ることではありません。
正直、先生の謙虚な姿勢に驚く以上に、人としての「生き方」に感銘を受けました。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
自分を良く見せようとする人は小物です。
自然な振る舞いのなかにも謙虚さが常にある。
これが大物なのではないでしょうか？
私にはそう思えてなりません。
そうなれるよう、近づけるように、努力するだけです。
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