親がアホでも子は育つ（楽しみ順子の日記）

学力に悪影響な言葉がけ５選

①可愛いね

②頭が良いね

③あなたの自由で良いのよ

④大学は行っても行かなくてもいいのよ

⑤体験して気に入ったらその塾に行けば良いのよ

これらは、本人の現状を認めてしまうことで、成長する必要が無いと思わせる言葉

未来に期待しない言葉

成長を止める言葉

人のせいにする人間に育つ言葉です

意外ですか？

「これ、私も言ってる～」って驚いてますか？

そうですよね？

私自身が失敗したので、よく覚えています。

息子が小さい時の話です。

幼稚園のお迎えの時に担任の先生に指摘されました。

「阿部さん、福生君に格好良いとか天才とか、そういう褒め方をしていませんか？」

「もちろん、褒めています」

「やっぱり、それ、今日からやめてください」

「ええっ？何でですか？」

「福生君に頑張り屋さんになってほしくないですか？」

「はい、なってほしいです」

「では、今日からは、頑張ったことだけを褒めてあげてください！」

「え？」

「天才とか言われてしまうと失敗できなくなるんですよ」

「どういうことですか？」

「この頃、見ていると新しい遊びに入っていかないんです。やらなければ恥をかかないって思うと挑戦できなくなるんですよ」

ガビーン！

息子が引っ込み思案になってしまう！

私のせいで息子の人生が台無しになったらどうしよう？

慌てましたね～

それにしても、この先生は素晴らしい。

息子の行動を見て親の言葉がけがおかしいと分かってしまうんだ。

マジリスペクト！

本音を言えば、まだ、その時の私は「ほめて育てよう」と思って今までやってきたわけで

何でもかんでも褒めたいのに禁止ワードを言われても、ビックリなわけで、

可愛いし、天才と本心で思ってるし、

でも、自分ではまだよくわからないけれど、この先生を信頼して頑張ろうと思いました。

今でも思うんです、言いにくいことを言ってくれたなって、

例えば、やみくもに怒り出すような保護者だったら先生も不愉快な思いをするわけで、

挨拶だけして子供を引き渡して終わりにするほうが楽ですよね？

早川先生、叱ってくれてありがとう。

本当に感謝しています。

その日から、私は

「頑張ったね～」と努力を誉める人になりました。

お陰様で、息子、頑張り屋さんになりましたよ。

あと

「体験して気に入ったらその塾に行けば良いのよ」がダメなのは

学校は、気に入らなかったら転校を繰り返しても仕方がないし、

部活も、頑張って一つの部活をやりぬいてほしいんじゃないですか？

塾をうまく使う保護者は自分で調べて気に入ったら

「ここの先生の言うことを聞いて頑張りなさい。絶対に伸ばしてくれるから」

これでいいんです。

頑張り屋さんになってほしいですものね。

好きな塾を選べると思ったら、子供は勉強しませんよ～

転塾を繰り返すたびに塾のあら捜しをして、

「宿題が多すぎる」

「教え方がどうのこうの」

「テキストが」

きっと、成績が伸びないのは塾のせいだって言いだしますよ。

挙句の果てに、大学を途中でやめたり、

転職を繰り返す大人になったら自分が一番不自由です。

だいたい、塾なんか行かずに自分で勉強をすればいいのですよ。

それを、自分でできないから行かせてほしいというのなら、

親が決めた塾で充分

ご機嫌を取って勉強をしてもらおうという態度では、塾の先生の言ったことをやりませんから、そのお金は無駄になりますよ。

甘やかしては本当にダメです。

転塾を繰り返すよりは、

「自分で勉強しなさい！」と言って、塾に行かせないほうが絶対に良いです。

利用するのなら、きっぱりと、

「ここで頑張りなさい」

これが本当のやさしさだと思うな。