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2008.02.11
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昨日、最終回の感想をアップしましたが、今回は、全体を通してみての印象をちょっと項目別に。

◆キャラクター
正直、印象が薄い。個性がはっきりしないというか……。ジャンはあの独特な言葉だけが印象に残っていて、前向きであるのはわかったけど、なんかただそれだけで、すべての性格があのジャン語にしかない。ジャン語を取り払ったら何も残らない。
ランはいてもいなくても困らない感じがする。それはレツも同様で、なんか彼を印象づけるようなエピソードって何かあったかな。
ランはお見合い話があっただけのような感じだし、たぶんその前に、彼女がメインになる話がいくつかあったはずなんだけど、でも印象に残っていない。

ゴウやケンも追加戦士のわりにはメインになるエピソードはほとんどなかったし、登場してきたときはさすがに彼らがメインだったが、でも後は完全にサポート役としての立場しか与えられていなかったようで、結局わたしの印象では、彼らはゲキレンジャーではなかったということのようにみえた。

ゲキレンジャーで、一番よかったキャラはメレだと思う。彼女の存在感は、敵とか味方とかを抜きにしても一番強かった。終始一貫して、理央のために存在しているところはとても好感がもてたし、その思いがちょっとから回りしてコメディのようになってしまうのも笑えたしね。
また理央の存在も大きいかな。何か重いものを背負っていて、何かを必死に求めている姿は、むしろ彼の方が戦隊のヒーローにふさわしいのではないかとさえ思えた。

とにかくゲキレンジャーはキャラクターの設定を全く活用していなかったと言ってもいいかもしれない。キャラクター同士で葛藤させることもできたのにすんなりと流れてしまったしね。

◆物語
全体の物語から見ると、あまりいいものとは言えない。まず、敵が存在が、主人公たちを遙かに凌駕している。力がというよりも、物語の要素となる部分がゲキレンジャーたちよりも理央たちの方が魅力的だった。むしろ、話を理央をメインにした方がもっとも楽しめたのではないかとさえ思ってしまう。強くなりたいがために、悪の力を手に入れその頂点を極めようとしていくところとか、その後ロンに利用されていたことを知って、ロンと戦うことになる過程を見ても、動機がはっきりしているし、目指すべきところがはっきりしている。

一方ゲキレンジャーはというと、何のために戦っているのかがわからない。心を磨くために獣拳を極めようとしているのはわかるのだけど、でもそれがエピソードとして見えてこない。拳聖たちの修行も正直生ぬるいものだし、むしろ自ら見いだしていく過程がほとんど見えていない。少々激しいことをして、はいこれで極めましたという感じで。

これはゲキレンジャーの話全体に言えることなんだけど、たとえばジャンたちがもう一段階上にいくときに、いくつかのエピソードを重ねることによって彼らがそれを自ら体得したと言うことを表現すればいいのに、そういうことは全くしていない。
別のたとえで言えば、素人が書いた小説のようなもの。それはどういうことかというと、肝心なテーマなどをすべて「地の文」で説明してしまっていると言うことなんだよね。それでは小説にはならない。

今、たまたま「幻星神ジャスティライザー」を見ているのだけど、互いに好きあっているなぁとわかる人たちがいたりするのだけど、彼らは決して直接告白なんんかしていない。ただ何気ない仕草やエピソードを重ねていくうちに、その思いが見ている側に伝わってくる。
ゲキレンジャーたちにもそういう作り方ができないはずはないと思う。ジャンたちが何か新しい技を習得する必要がある場合なら、その前に今までの技では通用しないことに気がつかなければならないし、それを得るために自ら悩む必要がある。その上で修行して、体得すべきだったと思うのだが、そういう物語の法則があまり生かされていない。

また今回特にひどく感じたのは、アクションとドラマの分離。なぜ全員でドラマに関わらないのだろうと何度も思った。なぜかドラマ部分には彼らのうちの一部しか関わっていなくて、ほかの人たちは意味もなく戦っているというか、ドラマ部分が終わる時間稼ぎをしている感じで。アクションとドラマを融合させて話を進めていくこともできるはずなのに、今回はまるで複数の人物を動かすことができない人が作った作品のようでメイン以外はドラマ部分から排除されてしまう。しかも戦いも意味はさほどないし、敵は早々に意味もなく退却していく。確かに一人ぐらいは余裕を持って疲労困憊しているゲキレンジャーたちにとどめを刺さずに引き上げても悪くはないけど、それがほぼ毎回だとね。

もっとも問題だったのは、敵が一般人を攻撃する理由として、絶望と悲鳴で世界を満たすようなことが目的らしいんだけど、全くこれが意味をなしていない。それでどうなのという感じで。敵の目的がはっきりしなければ敵を倒す意味が薄れてしまうんだよね。そういう意味でゲキレンジャーの目的が中途半端だった。

後半にしてもクライマックスになりそうな話をいくつも続けていて、これではせっかくの話がぶちこわしになる。というのも、盛り上げるためには、物語の谷間が必要で、クライマックスばかり並べれば、本来なら波形になっている物語の線は、山ばかり並ぶことになってしまい、それは結局平坦な線と変わりがない。

戦隊はすでに30作品以上作られているから、ネタも限界がきているのだろうか。だから作り手としては違ったものをと思い、ジャンに特別な言葉をしゃべらせたり、理央たちやメレのような存在を作り出したのかもしれないけど、
はずしていい定番と、はずしたらいけない定番があるのを理解していなかったのではないかな。

長い歴史ある作品だから、新しいものを作りだしていくのは大変だと思う。でもこれは必ず終わりのあるものなのだから、大きな物語の流れにもちゃんと起承転結があるべきだし、それを支えるためには何か大きなテーマが必要だと思う。ダイナマンなら地球を守るためにジャシンカと戦うとか。結局、みんな地球を守るために戦っているんだよね。そのためには敵が地球を侵略してくれなければ困るんだけど。
そういう意味でいいなら、ロンが正体を現すタイミングが遅かったと思う。もう少し早く彼の本当の目的がわかっていれば、マクたちの存在ももっと違う意味で作品に生きたのに。





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最終更新日  2008.02.11 20:41:00
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