全て | カテゴリ未分類(主に携帯画像) おはなしの小箱(詩・散文) | たからものみつけた(家族) | 眠れぬ夜の過ごし方(叫びと呟きの狭間) | 宝石箱(喜怒哀楽) | こころとからだ(メンタル) | ひとりごと(日常) | バトンで繋がってみた(バトン) | ぴよちゃん(連載絵本) | 古い宝箱(記憶) | もらってください(プレゼント) | しあわせのたね(詩人たちのうた) | ボディウォッチング(パーツ) | 愛すべきもの(漫画たち) | あんなことこんなこと(こどものつぶやき) | サンダー(連続絵話) | あなたは信じる?(ちょっと怖い話) | ノスタルジック(シネマ) | こころあったまろ(BGM) | おしゃべりなお料理(レシピ) | せつない夜に…(恋愛詩集)
2010.09.08
XML




生まれた時から、物があふれ

無いものがなく「不自由」を感じることなく過ごしながら、現代を生きている。


そうして大人になった、私もそのひとりで

特別な大金持ちとは比べものにならないだろうが、

それなりに豊かさの中にいることを忘れて生きている。 


…こんなこと、あらためて考えさせられた出来事がひとつ。



+++++++





 まわりの友達は、次々と新しいけん玉を買ってもらっている。



ある子は「みんな買ってもらっているから」という理由でおねだりをしたっていう。

まさこは、そんな風に買ってもらえる友達が羨ましかった。

自分だって、夏休みの間、勉強だって、家の手伝いだって、毎日毎日頑張ったけど、

ご褒美も、プレゼントも要らないと自分に言い聞かせた。おねだりなんて以ての外…

でも、本当は新しいけん玉が欲しかった。

先生には言ってみた。「うちもな、本当は新しいけん玉を買ってもらいたいんよ。

けど、きっと、お母さんがダメって言うから我慢するんよ。まだ使えるし…」

先生は「まさこは偉いなぁ。そのけん玉も喜こんどるわ」と言ってくれた。

だから、もっともっと練習して、1番になろうって思った。

 でも今日、奇跡が起こった。

お母さんが、昨日の夜「まさこ、新しいけん玉のことお父さんに買ってもいいか聞いてごらん」と言ってくれた。



するとお父さんは「買ったらええが」と言ってくれた。

お母さんもにこにこして、まさこに千円を封筒に入れて渡してくれた。

先生に、お母さんからもらった千円が入った封筒を1番に渡して、新しいけん玉をもらった。

そしてけん玉に「まさこ」と名前を書いてもらった。

新しい青いけん玉は、まさこの手に握りしめられ、カチャ、カチャと快い音を立てている。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.09.09 00:45:16
コメント(2) | コメントを書く
[あんなことこんなこと(こどものつぶやき)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: