理乃のひとり言

マージナルグラマー

こんばんは、りのです。タイトルの通りですが、皆様はマージナルグラマーと言うアパレルのメーカーをご存じでしょうか雑誌に記載されていたり・・・モデルさんが紹介していたり・・・でその名前を聞いた事がある方も沢山いらしゃると思います元々はギャル系お洋服のメーカーさんだった事を知ってる人は少ないのかな？今は無きマージナルグラマー。私には、このメーカーに特別な思いがあります。思い起こせば、私がまだ１９歳の時でした。当時、良く行っていたお洋服屋さんで勤めていた会社を退社するんだ～と話をした数日後の事だったと思います。お取り置きのお洋服を取りに、そのショップに立ち寄るとマネージャーと呼ばれているおばちゃんから、次の就職が決まるまで渋谷のお店を手伝ってくれないと。高校生の時からアパレルにはとっても興味があって、専門学校に通う事も真剣に考えていた私。デザイナーになりたかったけど、まったく絵の才能もなく・・・。業界を覗けるのなら、いいかな？？当面の生活費もあるしと軽い気持ちでショップ店員を始めた私。と・こ・ろ・が・・・・・。当時の私ってば洋服のセンスはまったく無く、洋服は着てれば良い・・・・・流行の服を着こなす自信など、皆無。自分自身にも、容姿にも全く自信も無かったので流行とは無縁のダサい服。髪も真っ黒なまま。勤務先である渋谷には行った事も無く・・・・。だけど、私がショップ店員になったショップはバリバリのギャル系。。。私が通っていた↑のショップは３０代～４０代位の方がターゲットでかなり個性的な感じ。同じ会社でここまで扱う商品が違うものかと本当にびっくりしました。こんな私が初めて、着こなしてみたいと思ったメーカーがマージナルグラマーでした。それから私のクローゼットがマージだらけになるのに、そう時間はかからなかったですここの洋服を着ていると気持ちが引き締まる気がした。いい洋服を着てるんだから、綺麗にしてなきゃって。マージの洋服を勧めると、お客様にセンスが良いと言って貰えた。マージの服を着ていると私をダサい！どうにかしなきゃね。と言ってた先輩達が可愛いと言ってくれた。いじめられっこで人一倍自分に自信の無かった私に、ちょっとだけ自信を持たせてくれた。マージナルグラマー・・・・当時はまだ、駆け出しのメーカーで創立１，２年だったと思う。社員数はわずか、４名。マージの営業さんは当時、良くうちの店に来ていた。マージに入って初めて、飛び込み営業で取引が成立したのがうちの店だったとかで、結構仲良くさせて頂いていた。その後、私の店は閉店となり。マージは自社でショップを持つため、商品を他社に卸す事を辞めた。次の就職が決まるまで、と言う気持ちだったのにアパレルのおもしろさにとり憑かれて。私の天職はアパレルだと思う。と言うくらい夢中になった。店が閉店になって他のアパレル会社に就職して、かなり経った日の事。市場調査に来ていたマージの営業さんと偶然、再会した。まだマージに居るのに・・・当たり前でしょ～と言ってノベルティのライターをくれた。マージナルグラマー・・・・・特別なのはそのお洋服だけでなく、そこで働く社長・社員も特別な存在に思えた。お洋服に対しての情熱はもちろんの事、良い物を作り続ければ絶対に成功出来ると言う信念が、語らなくっても見え隠れしていた。ここで働いた１年が無ければ、今の私は存在しない。マージナルグラマーも私に取って特別ならば、ここで一緒に働かせて頂いた人達も私に取っては特別な存在。いじめられっこだった私は人を信用する事が出来なかった。心から尊敬出来る人達に出会えた。その時頂いたノベルティは今でも大切な宝物。このライターの下に見えてる黒い生地、実はマージのヒップハンガースカート。かなりの数のお洋服を持ってたと思うけど、今、残ってるのは２、３着。かなり気に入ってて、なかなか捨てられなかったコ達。袖を通す事は無くなったけど、思い出の品として大切に保管してます。では・・長くなってしまいましたが、本日も最後までお付き合い、ありがとうございました。