不惑過ぎても惑いっ放し

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2007.05.04
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カテゴリ: 身辺雑記

そもそものきっかけは今を遡ること約2カ月、3月上旬の社員食堂での会話でした。私とT・Aカップルにリーダーの4名でテーブルを囲んでいました。

   リ「山中湖の近くに忍野八海と言う名水の里があるんだよ」
   私「そうそう、それに面白いことに、大量の蕎麦とうどんをタダで試食させてくれる
     お店があるんだよ」

 T・A「そんな所があるんですか!?是非行ってみたいです!」

   リ「だったら言ってくれれば、いつでも連れて行ってあげますよ」   私「そうそう、車で行けばすぐですよ。喜んでご案内しましょう」

   A「そんな・・・年上の人達を使うような真似は出来ません」(ちなみにT・Aカップルは2人とも免許を持っていません)

   リ「なになに、若い人のお世話をするのも年寄りの役目です」   私「そうそう、遠慮せずにお申し付け下さい」

こんなやりとりを交わしました。しかしながらこの時点では私は単なる社交辞令を述べたつもりで、本気で出かけることになるとは思ってもいませんでした。

しかしながらそれから2週間程たった3月半ば、作業中にA氏が語りかけてきました。

「仕事とは全然関係ないんですけれども、この間話していた忍野八海、是非連れて行って下さい」とのこと。

その後すぐに作業が忙しくなり、たった一言聞いただけで終わってしまいました。

それから更に月日が経ち4月8日のこと、山梨の桃の里に出かけた時の画像メールをA氏に送ると、返信に「ではGWは是非忍野八海に、いやいや冗談です」とありました。

4月下旬にA氏に「連休の予定決まった?」と尋ねると、「まだ全然です」との返事。結局そのまま9連休に入ってしまいました。

連休前半で私はいろいろと考えていました。A氏の”忍野八海に連れて行って欲しい”という希望、あれは本気なのかな?別に連れて行くのは構わないけれども、先方がカップルでこちらが1人だと、まるで俺が”オジャマ虫”みたいじゃないか?こちらも男女ペアならバランスが取れるけれども、生憎そんな相手はいないし。でも向こうは2回も”行きたい”とはっきり意思表示している。これ以上は図々しいと思って遠慮しているのかもしれない。よし、それなら年上のこちらから、壁を取り払ってみるかな。

そんな感じで、4月30日に「もし予定が空いているならば、どこかで1日忍野八海に行ってみませんか?」とお誘いメールを出してみました。すると速攻で「行く行く!」との返事。本当なら連休谷間平日の1・2日のどちらかが良かったのですが、その時の天気予報では両日とも雨の予報だったので、3日と相成ったのです。結果的には2日は好天になった為、2日にした方が渋滞は少なかったと思います。でも3日も天気は凄く良かったので大満足です。

という訳で、24歳の美男美女カップルと、39歳のサエナイおっさんの珍妙な取り合わせで出かけてきた次第です。しかしながら結果的には大満足。2人とも職場で相当に仲良くなっていますので、お互いに気遣いする必要はなし。そもそも嫌ならば断っているはず。忍野に箱根といろいろ周遊出来て、とても楽しかったです。

中でも2人が圧倒されたのは、前半で触れた”試食無料”の蕎麦・うどん屋さん。正式名称を「おしの製麺所」と言い、本業はあくまでも製麺所なのです。ただどうせなら味に納得して購入して貰いたい、とのことで蕎麦とうどんを試食させてくれるのです。

しかしながらその量がハンパではありません。まず最初に山盛りのもり蕎麦が出されます。そして次にざるうどん、最後に釜揚げ風の温かいお蕎麦。いずれも普通の店ならば1人前あるだけの量が出てきますので、都合3人前は供されることとなります。そしてあくまでも”試食”ですから、この分のお金は一切不要です。

3人とも味に満足したので、私は蕎麦とうどんを1箱ずつ、2人は蕎麦を2箱購入しました。なおいずれも1箱500円です。

2人とも、「面白いお店ですね、あんなに食べて無料なんてビックリしました」と満足そうでした。ちなみに私が「おしの製麺所」を訪れるのはこれで4回目、もう慣れましたが、最初は本当にビックリでした。

それにしてもどんなに年が離れていても、親しくつき合える友人がいるのは良いことです。人生に彩りが増します。






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Last updated  2007.05.04 17:11:29
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